2.16 応答不要なファイルシステムの情報を応答しない設定(Linuxの場合)
Linuxの場合,SNMPエージェントがcdromまたはfloppyがマウントされていないのに,cdromまたはfloppyの情報を応答します。これはOSの情報からだけではマウントされているのかマウントされていないのかが認識できないためです。このような応答不要なファイルシステムが存在する場合は次の方法を実施することでSNMPエージェントが対象となるファイルシステムの情報を応答しないようにすることができます。ファイルシステムについては,「4.2.2(2) fileSystemグループ」および「4.3.2(20) fileSystem64グループ」を参照してください。
次の作業をスーパーユーザーで実施します。
操作手順
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/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.confファイルをエディタで開く。
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/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.confファイルの最後に次の行を追加する。
exclude: SNMPエージェントが応答しないファイルシステムのpath名
exclude:とファイルシステムのpath名の間には必ず1文字の空白を挿入してください。
path名の最大長は1,024文字です。
(例)
/mnt/cdrom,/mnt/floppyには応答しないようにする場合
exclude: /mnt/cdrom exclude: /mnt/floppy
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SNMPエージェントを再起動する。
SNMPエージェントは起動時に/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.confを読み込みます。その際,/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.confファイルの内容にシンタクスエラーがあった場合はその行を無視して起動します。シンタクスエラーの内容は/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.conf.errに出力します。