Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


1.3.1 SNMPエージェントを構成するプロセス

SNMPエージェントはマスターエージェントとサブエージェントで構成されます。また,HP-UX (IPF)以外のOSで稼働するSNMPエージェントでは定期的にOSからの情報を取得する情報収集デーモンも動作します。

システムのOSによって,SNMPエージェントを構成するプロセスは異なります。適用OSごとにSNMPエージェントのプロセス構成を次に示します。

HP-UX (IPF)の場合

HP-UX (IPF)の場合のSNMPエージェントのプロセス構成を次に示します。

図1‒4 SNMPエージェントのプロセス構成(HP-UX (IPF)の場合)

[図データ]

Solaris,AIX,およびLinuxの場合

Solaris,AIX,およびLinuxの場合のSNMPエージェントのプロセス構成を次に示します。

図1‒5 SNMPエージェントのプロセス構成(Solaris,AIX,およびLinuxの場合)

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) マスターエージェントで動作するプロセス

マスターエージェントで動作するプロセスを次に示します。

(2) サブエージェントで動作するプロセス

サブエージェントで動作するプロセスを次に示します。

サブエージェントのプロセスはOSによって異なります。SNMPエージェントが提供するサブエージェントのプロセスと適用OSの一覧を次の表に示します。

表1‒6 SNMPエージェントが提供するサブエージェントのプロセスと適用OS

SNMPエージェントが提供するサブエージェントのプロセス

適用OS

HP-UX (IPF)

Solaris

AIX

Linux

extsubagt※1

htc_unixagt1

htc_unixagt2

×

×

×

htc_unixagt3

×

htc_unixagt4

hp_unixagt

×

naaagt

×

※2

trapdestagt

(凡例)

○:提供する。

×:提供しない。

注※1

extsubagtプロセスは,ユーザーが拡張MIB定義ファイルを設定した時に動作します。インストール直後には拡張MIB定義ファイルは設定されていません。必要に応じて拡張MIB定義ファイルを設定してください。拡張MIB定義ファイルの設定方法については,「2.10.2 拡張MIB定義ファイルの作成」を,複数の拡張MIB定義ファイルの設定方法については,「2.10.10 複数の拡張MIB定義ファイルの設定」を参照してください。

注※2

ネイティブエージェントが起動している場合に起動します。

(3) 情報収集デーモンプロセス

情報収集デーモンとして動作するプロセスを次に示します。

htc_monagt1プロセスの提供はOSによって異なります。htc_monagt1プロセスの適用OSの一覧を次の表に示します。

表1‒7 htc_monagt1プロセスの適用OS

情報収集デーモン

適用OS

HP-UX (IPF)

Solaris

AIX

Linux

htc_monagt1

×

(凡例)

○:提供する。

×:提供しない。