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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


付録J.3 APMが発行するイベント

APMが発行するイベントについて説明します。

〈この項の構成〉

(1) 起動・停止イベント

APMが起動,または停止した場合にSSOにイベントを通知します。APMの起動・停止イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒34 APMの起動・停止イベントの内容

項目

内容

enterprise

1.3.6.1.4.1.116.7.1.11

agent address

APMのIPアドレス

generic trap

enterpriseSpecific(6)

specific trap

1000003〜1000004

time stamp

0

variable bindings

$1:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。

また,NNMのイベント・データベースに出力されるAPMの起動・停止イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒35 イベント・データベースに出力されるAPMの起動・停止イベントの内容

specific trap

重大度

メッセージ

1000003

正常域

JP1/SSO - Agent for Processが起動しました。

1000004

注意域

JP1/SSO - Agent for Processが停止しました。

(2) プロセスの状態変更イベント

APMが監視しているプロセスの状態が変化した場合にSSOにイベントを通知します。プロセスの状態変更イベントには,親プロセスの状態変更イベントと,子プロセスの状態変更イベントがあります。SSOは,これらのイベントを基に,プロセスやアプリケーションの状態を決定します。親プロセスの状態変更イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒36 親プロセスの状態変更イベントの内容

項目

内容

enterprise

1.3.6.1.4.1.116.7.1.11

agent address

APMのIPアドレス

generic trap

enterpriseSpecific(6)

specific trap

1000005〜1000007

time stamp

0

variable bindings

$1:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$2:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$3:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$4:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$5:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$6:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。

次に,子プロセスの状態変更イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒37 子プロセスの状態変更イベントの内容

項目

内容

enterprise

1.3.6.1.4.1.116.7.1.11

agent address

APMのIPアドレス

generic trap

enterpriseSpecific(6)

specific trap

1000009〜1000011

time stamp

0

variable bindings

$1:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$2:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$3:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$4:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$5:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名

$6:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。

また,NNMのイベント・データベースに出力されるプロセス状態変更イベントの内容を示します。

表J‒38 NNMのイベント・データベースに出力されるプロセス状態変更イベントの内容

specific trap

重大度

メッセージ

1000005

正常域

監視プロセスが起動しました。プロセス名 : $*

1000006

正常域

監視プロセスが停止しました。プロセス名 : $*

1000007

正常域

監視プロセスがゾンビ状態になりました。プロセス名 : $*

次に,NNMのイベント・データベースに出力される子プロセス状態変更イベントの内容を示します。

表J‒39 NNMのイベント・データベースに出力される子プロセス状態変更イベントの内容

specific trap

重大度

メッセージ

1000009

正常域

監視プロセスの子プロセスが起動しました。プロセス名 : $*

1000010

正常域

監視プロセスの子プロセスが停止しました。プロセス名 : $*

1000011

正常域

監視プロセスの子プロセスがゾンビ状態になりました。プロセス名 : $*

(3) サービス状態変更イベント

APMが監視しているサービスの状態が変化した場合にSSOにイベントを通知します。サービス状態変更イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒40 サービス状態変更イベントの内容

項目

内容

enterprise

1.3.6.1.4.1.116.7.1.11

agent address

APMのIPアドレス

generic trap

enterpriseSpecific(6)

specific trap

1000016〜1000023

time stamp

0

variable bindings

$1:サービス名,監視モード $2:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。

また,NNMのイベント・データベースに出力されるサービス状態変更イベントの内容を示します。

表J‒41 NNMのイベント・データベースに出力されるサービス状態変更イベントの内容

specific trap

重大度

メッセージ

1000016

正常域

監視サービスが起動しました。サービス名:$*

1000017

正常域

監視サービスが停止しました。サービス名:$*

1000018

正常域

監視サービスが中断しました。サービス名:$*

1000019

正常域

監視サービスが起動処理中になりました。サービス名:$*

1000020

正常域

監視サービスが停止処理中になりました。サービス名:$*

1000021

正常域

監視サービスが中断処理中になりました。サービス名:$*

1000022

正常域

監視サービスが再開処理中になりました。サービス名:$*

1000023

正常域

指定したサービスは存在しません。サービス名:$*

(4) プロセス状態の確認終了イベント

プロセス状態の監視をすべて終了した場合にSSOにイベントを通知します。プロセス状態の確認終了イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒42 プロセス状態確認終了イベントの内容

項目

内容

enterprise

1.3.6.1.4.1.116.7.1.11

agent address

APMのIPアドレス

generic trap

enterpriseSpecific(6)

specific trap

1000008

time stamp

0

variable bindings

$1:監視状態 $2:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。

また,NNMのイベント・データベースに出力されるプロセス状態確認終了イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒43 NNMのイベント・データベースに出力されるプロセス状態確認終了イベントの内容

specific trap

重大度

メッセージ

1000008

正常域

監視プロセスの状態確認が終了しました。$*

(5) 監視間隔変更イベント

APMの監視間隔が変更された場合にSSOにイベントを通知します。監視間隔変更イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒44 監視間隔変更イベントの内容

項目

内容

enterprise

1.3.6.1.4.1.116.7.1.11

agent address

APMのIPアドレス

generic trap

enterpriseSpecific(6)

specific trap

1000012

time stamp

0

variable bindings

$1:変更後の監視間隔 $2:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。

また,NNMのイベント・データベースに出力される監視間隔変更イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒45 NNMのイベント・データベースに出力される監視間隔変更イベントの内容

specific trap

重大度

メッセージ

1000012

正常域

JP1/SSO - Agent for Processの監視間隔が$1分に変更されました。$*

(6) 監視の開始・停止イベント

APMがプロセスの監視を開始,停止または中断した場合にSSOにイベントを通知します。監視の開始・停止イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒46 監視の開始・停止イベントの内容

項目

内容

enterprise

1.3.6.1.4.1.116.7.1.11

agent address

APMのIPアドレス

generic trap

enterpriseSpecific(6)

specific trap

1000013〜1000015

time stamp

0

variable bindings

$1:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。

また,NNMのイベント・データベースに出力される監視の開始・停止イベントの内容を,次の表に示します。

表J‒47 NNMのイベント・データベースに出力される監視の開始・停止イベントの内容

specific trap

重大度

メッセージ

1000013

正常域

JP1/SSO - Agent for Processがプロセス監視を開始しました。$*

1000014

正常域

JP1/SSO - Agent for Processがプロセス監視を停止しました。$*

1000015

正常域

JP1/SSO - Agent for Processがプロセス監視を中断しました。$*