Hitachi

JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


7.4.3 プロキシ定義ファイル(apmproxy.conf)

イベントのあて先にプロキシサーバなどのIPアドレスを定義します。定義したプロキシサーバなどを経由し,イベントを監視マネージャに通知します。このファイルは,次の環境の場合に定義します。

なお,このファイルを変更した場合は,次のどちらかの処理を実行してください。

APMが起動イベントを通知するホストの定義には,次に示す優先順位があります。

  1. プロキシ定義ファイル(apmproxy.conf)

  2. 起動イベントあて先定義ファイル(apmdest.conf)

  3. /etc/SnmpAgent.d/snmpd.confまたは"SNMP Service"サービスのあて先

〈この項の構成〉

(1) 書式

プロキシ定義ファイルには,プロキシサーバなどのIPアドレスと監視マネージャのIPアドレスを「;(セミコロン)」で区切って記述します。なお,コメント行以外でも,「#(シャープ)」以降はコメントと見なします。

プロキシ定義ファイルの書式を,次に示します。

[図データ]

(2) 定義内容

項目

説明

プロキシサーバなどのIPアドレス

プロキシサーバなどのIPアドレス,またはホスト名を255バイト以内で記述します。

監視マネージャのIPアドレス

プロキシサーバなどを経由して通知する監視マネージャのIPアドレス,またはホスト名を255バイト以内で記述します。通知先の監視マネージャが複数ある場合は,すべての監視マネージャのIPアドレスを定義してください。

(3) 定義例

プロキシ定義ファイルの定義例を次に示します。

[図データ]