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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


7.3.22 ssorptd動作定義ファイル(ssorptd.def)

ssorptd動作定義ファイルには,ssorptdデーモンプロセスの動作を定義します。この定義ファイルの内容を変更した場合,次のどちらかを実行して変更した内容を有効にしてください。

〈この項の構成〉

(1) 書式

ssorptd動作定義ファイルの書式を次に示します。

[図データ]

ssorptd動作定義ファイルを記述する場合の注意事項を次に示します。

(2) 定義内容

ssorptd動作定義ファイルの定義内容を,次の表に示します。

キー名

max-logfile-size:

《4》((1〜32メガバイト))

一つのログファイルの最大サイズを指定します。

logfile-num:

《3》((1〜10面))

ログファイルの面数を指定します。

trace:

《off》

障害発生時の調査用としてトレースファイルを出力するかどうかを設定します。出力する場合は「on」,出力しない場合は「off」を指定します。

max-tracefile-size:

《4》((1〜32メガバイト))

一つのトレースファイルの最大サイズを指定します。

tracefile-num:

《3》((1〜10面))

トレースファイルの面数を指定します。

max-client:

《2》((1〜99))

レポート設定ウィンドウおよびレポートコマンド(ssodemandrpt)からの接続に対して,ssorptdデーモンプロセスが許可する同時接続の上限数,すなわちレポート設定ウィンドウおよびレポートコマンド(ssodemandrpt)を合わせての同時起動上限数を指定します。ただし,指定値のうち一つはレポート設定ウィンドウ用として常に確保されます。また,レポート設定ウィンドウは,この値に関係なく同時に二つ以上起動することはできません。

max-data:※2

《20》((1〜64))

レポート定義ファイルごとのレポート条件の最大数を指定します。

注意事項

レポートを作成する場合,レポート条件数分のssoextractlogコマンドが同時に実行されます。したがって,このキーの値を変更した場合は,その増分をssocolmng動作定義ファイル(ssocolmng.def)のmax-client:キーに加算してください。

default-disp-address:

《none》

レポート条件追加ウィザードで,「ホスト名(IPアドレス)」の形式で表示される収集サーバのIPアドレスを指定します。

ssocolmng動作定義ファイルのchange-my-address:キーと同じ値を指定してください。

exponential-notation:

《on》

HTML形式のレポートファイルでの各種グラフ(折れ線グラフ,ヒストグラム,集合縦棒グラフ,および積み上げ縦棒グラフ)の縦軸ならびに横軸の目盛表示について,値が1,000,000以上となる目盛値の表示形式を,「整数表示または小数表示」と「指数表示」から選択できます。

「on」を指定した場合,指数表示になります。

「off」を指定した場合,整数表示または小数表示になります。

なお,目盛値が1,000,000未満の場合,このキーの設定に関係なく,整数表示または小数表示となります。

注意事項

目盛値が(マイナス符号も含めて)17けたを超えると,表示が縦軸内および枠外にはみ出したり,欠けたりする場合があります。その場合はこのキーに「on(指数表示)」を指定してください。グラフ内のテキストの表示については,「2.4.2(2) HTML形式のレポートファイル」の「注意事項」も参照してください。

注※1 値を変更した場合,ssorptdデーモンプロセスを再起動する必要があります。

注※2 値を変更した場合,レポート設定ウィンドウを再起動する必要があります。