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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


5.3.14 しきい値検証ウィンドウ

収集済みのデータからしきい値を検証するために必要な情報を設定します。しきい値検証ウィンドウを,次の図に示します。

図5‒37 しきい値検証ウィンドウ

[図データ]

GUI内の文字が欠ける場合があります。この場合,画面をリサイズすれば正しく表示されます。

表示項目を説明します。

[検証条件]タブ

しきい値の検証方式など検証するための条件を設定する場合に選択します。[検証条件]タブを選択した場合の表示項目の説明については,「5.3.14(1) [検証条件]タブ」を参照してください。

[収集データ]タブ

しきい値を検証するデータの条件を設定する場合に選択します。[収集データ]タブを選択した場合の表示項目の説明については,「5.3.14(2) [収集データ]タブ」を参照してください。

[検証時間帯]タブ

しきい値を検証する時間帯を設定する場合に選択します。[検証時間帯]タブを選択した場合の表示項目の説明については,「5.3.14(3) [検証時間帯]タブ」を参照してください。

[統計値算出パラメタ]タブ

統計しきい値を算出する際の時刻を設定する場合に選択します。[統計値算出パラメタ]タブを選択した場合の表示項目の説明については,「5.3.14(4) [統計値算出パラメタ]タブ」を参照してください。

[しきい値設定...]

しきい値設定先選択ウィンドウを表示します。

しきい値設定先選択ウィンドウについては「5.3.15 しきい値設定先選択ウィンドウ」を参照してください。

このボタンは,[サブリソース一覧]の各項目を指定した場合にクリックできます。

[しきい値検証...]

しきい値の検証を実行し,しきい値検証結果ウィンドウを表示します。

しきい値検証結果ウィンドウについては「5.3.16 しきい値検証結果ウィンドウ」を参照してください。

なお,しきい値検証の実行中はコマンドプロンプトが起動しますが,検証中は終了させないでください。

〈この項の構成〉

(1) [検証条件]タブ

図5‒38 しきい値検証ウィンドウ(検証条件タブ)

[図データ]

表示項目を説明します。

[インスタンス選択]

収集したデータのインスタンス名が表示されます。

しきい値を検証するインスタンス名を選択します。

[サブリソース一覧]

[インスタンス選択]でインスタンス名を選択した場合に表示されます。

しきい値を検証するサブリソース名を選択します。

[しきい値検証]

しきい値の方式および検証の条件を指定する場合にチェックします。

[サブリソース一覧]でサブリソース名を選択し,このチェックボックスをチェックすると,しきい値の方式,しきい値もしくはデータの割合,および連続超過回数を指定できます。また,このチェックボックスをチェックすると,[サブリソース一覧]の[検証]欄の表示が「しない」から「する」に切り替わります。

デフォルトでは,このチェックボックスはチェックされていません。

[しきい値の方式]

しきい値検証の検証方式を指定します。デフォルトは固定しきい値です。

[固定しきい値]

固定しきい値方式で検証します。

この方式を選択すると,[しきい値]および[連続超過回数]が表示されます。

[しきい値]には,警戒しきい値および危険しきい値を指定します。

指定できる値は,0,および±1.00×10-2〜±1.7976931348623157×10308の浮動小数点です。仮数部が1.7976931348623157を超える場合は丸められます。

[連続超過回数]には,しきい値を何回連続して超えたら,リソースの状態を変化させるかを設定します。指定できる値は1から99までです。

なお,警戒しきい値と危険しきい値が同じ値の場合は,警戒域がなくなるため,指定できる値は一つです。

[統計的しきい値]

統計的しきい値方式で検証します。

この方式を選択すると,[データの割合]および[連続超過回数]が表示されます。

[データの割合]には,しきい値の警戒域および危険域のデータの割合を指定します。指定できる値は0.01〜99.99です。

[連続超過回数]には,しきい値を何回連続して超えたら,リソースの状態を変化させるかを設定します。指定できる値は1から99までです。

なお,警戒しきい値と危険しきい値が同じ値の場合は,警戒域がなくなるため,指定できる値は一つです。

(2) [収集データ]タブ

図5‒39 しきい値検証ウィンドウ(収集データタブ)

[図データ]

表示項目を説明します。

[収集データベース名]

しきい値を検証するデータが収集されているデータベース名を表示します。

[DB選択...]

DB選択ウィンドウを表示します。DB選択ウィンドウについては「5.3.13 DB選択ウィンドウ」を参照してください。

[収集期間一覧]

選択したデータベースのデータの収集期間を表示します。収集開始日だけが表示されている場合は,収集中であることを示します。連続した行の場合は,複数選択できます。

[検証期間設定]

検証するデータの収集期間を絞り込む場合にチェックします。

このチェックボックスをチェックすると,収集期間内の範囲を基に特定の期間を指定できます。

[年月日]

「yyyy/mm/dd」の形式で,1980年1月1日〜2099年12月31日の範囲で指定します。[検証期間設定]をチェックした場合に指定できます。

[時分秒]

00:00:00の形式で,00:00:00〜23:59:59の範囲で指定します。[検証期間設定]をチェックした場合に指定できます。

(3) [検証時間帯]タブ

図5‒40 しきい値検証ウィンドウ(検証時間帯タブ)

[図データ]

表示項目を説明します。

時間帯指定チェックボックス

指定した検証時間帯を有効にするかどうかを設定します。チェックされた行の時間帯だけが有効になります。デフォルトは,時間帯を指定しません。

[開始時刻]

検証を開始する時刻を,00:00:00〜23:59:59の範囲で指定します。

[終了時刻]

検証を終了する時刻を,00:00:01〜24:00:00の範囲で指定します。開始時刻よりも遅い時間を指定してください。

(4) [統計値算出パラメタ]タブ

図5‒41 しきい値検証ウィンドウ(統計値算出パラメタタブ)

[図データ]

表示項目を説明します。

[統計延べ時間]

統計的しきい値の算出に必要なデータを抽出する期間を24時間〜720時間の範囲で指定します。デフォルトは96時間です。

[算出タイミング]
[間隔指定]

算出するタイミングを時間間隔で指定する場合に選択します。指定できる値は15分〜24時間です。デフォルトでは算出タイミングとして1時間の間隔指定が選択されます。

[時刻指定]

算出するタイミングを時刻で指定する場合に選択します。デフォルトでは時刻設定はありません。

[削除]

算出タイミングの一覧から選択した時間を削除します。

[算出時刻]

算出時間を0時0分〜23時59分の範囲で指定します。

[追加]

指定した時間を算出タイミングの一覧に追加します。