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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


1.4.1 IPv6ネットワーク環境での監視のシステム構成

IPv6ネットワーク環境で監視をする場合のSSOシリーズのシステム構成およびシステムを構成する要素について,基本構成の場合と分散構成の場合に分けて説明します。

〈この項の構成〉

(1) 基本構成

基本構成では,監視マネージャのホストはデュアルスタックである必要があります。

IPv4ネットワークの監視サーバをIPv4通信で,IPv6ネットワークの監視サーバをIPv6通信で,IPv4/IPv6混在ネットワークの監視サーバをIPv4通信またはIPv6通信で監視することができます。また,トンネリングを経由したIPv6ネットワークの監視サーバをIPv6通信で監視することができます。

基本構成の例を次の図に示します。

図1‒4 IPv6ネットワークを含むシステム構成例(基本構成)

[図データ]

(2) 分散構成

分散構成では,管理マネージャおよび監視マネージャのホストはデュアルスタックである必要があります。

IPv4ネットワークの監視サーバをIPv4通信で,IPv6ネットワークの監視サーバをIPv6通信で,IPv4/IPv6混在ネットワークの監視サーバをIPv4通信またはIPv6通信で監視することができます。また,トンネリングを経由したIPv6ネットワークの監視サーバをIPv6通信で監視することができます。

なお,管理マネージャのホストと監視マネージャのホスト間はIPv4で通信できる必要があります。

分散構成の例を次の図に示します。

図1‒5 IPv6ネットワークを含むシステム構成例(分散構成)

[図データ]