付録S　用語解説

「Internet Protocol Version 4」のことです。IPv4では，32ビットでアドレスを管理します。

「Internet Protocol Version 6」のことです。IPv6では，128ビットでアドレスを管理します。

ネットワーク上のサーバのリソースを収集・管理したり，プロセスを監視したりするプログラムです。09-00以降のバージョンでは，JP1/Cm2/SSO - Report Featureとの統合によって，レポートの作成もできるようになりました。

サーバ上で動作するプロセスを監視するプログラムです。

ネットワークの構成管理，性能管理および障害管理のためのプログラムです。SSOシリーズのプログラムが発行するインシデントイベントを，NNMiのインシデントビューやインシデントフォームで参照できます。なお，NNMiはSSOのシステム内での前提ソフトウェアです。

サーバ上のシステムリソースを管理するプログラムです。SSOは，SNMPエージェントが管理する情報を取得して，リソースを管理します。

SNMPトラップのトラップに付随する情報を記述したオブジェクト識別子と値のペアのリストを示します。

SSOのリソース収集でのリソース値の実体を意味します。

例えば，ファイルシステムグループのファイルシステム使用率の場合は各ファイルシステムがインスタンスとなり，CPUグループのCPU利用率の場合は各CPUがインスタンスとなります。

複数のリソースグループをグループ化したものを示します。例えば，JP1/SSOが提供するリソースは「SSO」または「SSO-Ex」カテゴリの下に，ユーザが定義したリソースはユーザリソース定義ファイルで指定した「USER」で始まるカテゴリの下に含まれます。

JP1製品が共通で出力するログです。「だれが」，「いつ」，「どのような操作を実行したか」を示します。出力された監査ログはJP1/NETM/Audit - Managerによって，システムの内部統制の評価や監査用として管理できます。

プロセスを監視するマシンを示します。監視サーバには，APMがインストールされている必要があります。

リソースの収集結果やプロセスの監視結果を統合的に監視するマシンを示します。監視マネージャには，SSOがインストールされている必要があります。

基本構成の場合は，SSOおよびNNMiが稼働するマシンを示します。分散構成の場合は，SSOが稼働するマシンを示します。

分散構成の場合に，SSOからインシデントとして通知された監視イベントを管理するマシンを示します。管理マネージャには，NNMiがインストールされている必要があります。

クラスタシステムとは，複数のサーバシステムを連携して一つのシステムとして運用するシステムを示します。障害が発生しても業務を継続できるようにすることを目的としています。業務を実行中のサーバ（実行系）で障害が発生すると，待機していた別のサーバ（待機系）が業務の処理を引き継ぎます。実行「系」から待機「系」へ業務を切り替えるので，「系切り替えシステム」とも呼びます。

なお，クラスタシステムという用語には，並列処理による負荷分散機能という意味もありますが，このマニュアルでは，系を切り替えて業務の中断を防ぐ機能のことだけを指します。

クラスタシステムを参照してください。

SNMPエージェントから取得できるリソースの最小単位を示します。しきい値は，サブリソース単位に設定できます。

コンピュータの構成情報や設定情報など，静的な情報を示します。リソースブラウザウィンドウで参照できます。

リソースやプロセスの状態を判断するための値を示します。リソースの場合はサブリソースごとの値を示します。プロセスの場合は，同時に起動されるプロセス数を示します。

SSOによるアプリケーションやリソースのしきい値監視による状態変化のタイミングで，監視マネージャ側またはエージェント側で自動的にコマンドを発行する機能を指します。

リソースを収集するサーバを示します。収集サーバには，SSOがインストールされている必要があります。

リソースを収集するための情報を示します。収集するリソース，収集間隔，収集時間帯，収集期間，および収集モード（データ保存やしきい値）の総称です。

リソースが収集されるサーバを示します。収集対象サーバには，SNMPエージェントがインストールされている必要があります。

リソースを収集したデータを保存するデータベースを示します。

該当プロセスが終了したことをその親プロセスが検知できていない状態のことです。

SSOのプロセス監視機能では，エージェントのOSがHP-UXまたはHP-UX(IPF)の場合だけ，ゾンビ状態を検知できます。

指定した間隔で定期的にリソースを収集する機能のことです。

一つのホストでIPv4とIPv6両方のアドレスを持ち，両方のインターネットプロトコルで通信できることを示します。

統計的しきい値監視を行っている場合に，しきい値を算出するための内部処理用のデータベースです。

監査ログフォーマットに準拠したSSOのログファイルです。

パケットのカプセル化およびデカプセル化によって，異なるプロトコル間を通信できるようにする技術です。

システムの稼働情報，統計情報など動的な情報を示します。リソースブラウザウィンドウで参照できます。

レポート定義ファイルのplot_typeキー，およびレポートタイプ設定ウィンドウのプロットタイプで指定した時間です。

グラフ出力時に，グラフ線を描くための各点のことです。プロット間隔ごとに収集データの平均値を求め，座標として算出します。

監視サーバ上のAPMが動作しているかどうかや，SSOとAPMで監視条件が一致しているかどうかをチェックする機能を示します。

NNMiグローバルネットワーク管理環境で，イベントなどの情報をグローバルマネージャに送信するマネージャを示します。

複数のサブリソースをグループ化したものを示します。収集条件はリソース単位に設定します。

複数のリソースをグループ化したものを示します。

収集データベースを格納するディレクトリを示します。

監視マネージャ側から監視サーバに対して自動または任意のタイミングで発行するコマンドを指します。

クラスタシステムでの運用時に，論理ホストのIPアドレスとして設定するアドレスを示します。

クラスタシステムでの運用時にJP1の実行環境となる論理上のサーバを示します。障害の発生時には，論理ホスト単位で系が切り替わります。

論理ホストは専用のIPアドレス（論理IPアドレス）を持ち，系切り替え時にはそのIPアドレスを引き継いで動作します。そのため，障害で物理的なサーバが切り替わった場合も，クライアントからは同じIPアドレスでアクセスでき，一つのサーバが常に動作しているように見えます。