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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


付録N.1 08-00以前のバージョンからの移行手順

08-00以前のバージョンのSSOから最新バージョンのSSOに移行するときの移行手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 前提条件

移行時の前提条件を次に示します。

(a) 移行元サーバ

JP1/Cm2/SSOおよびJP1/Cm2/SSO - Report Featureのバージョンは,07-00以降かつ09-00より前であることが前提です。

(b) 移行先サーバ

  • 最新バージョンのSSOの新規インストールが完了していることが前提です。なお,移行が完了するまでSSOは起動しないでください。

  • リソース収集データベースのデータを移行する場合は,移行先サーバのホスト名およびIPアドレスが,移行元サーバと同じであることが前提です。ただし,ssoextractlog -logfileコマンドによるデータ抽出だけを目的とした移行の場合は,ホスト名およびIPアドレスが同一である必要はありません。

(2) 移行対象ファイル

移行対象のファイルを次に示します。

(a) UNIXの場合

表N‒1 移行対象ファイル一覧(UNIXの場合)

項番

分類

移行元製品名

ファイル

移行元ファイルパス※1

移行先ファイルパス

1

定義・設定ファイル

SSO

全監視アプリケーション設定の格納ファイル

$SSO_CONF/ssoap.conf

移行元と同じ

2

全プロセス監視条件設定の格納ファイル

$SSO_CONF/ssoapmon.conf

3

ssoapmon動作定義ファイル

$SSO_CONF/ssoapmon.def

4

全リソース収集条件設定の格納ファイル

$SSO_CONF/ssocollectd.conf

5

ssocollectd動作定義ファイル

$SSO_CONF/ssocollectd.def

6

ssocolmng動作定義ファイル

$SSO_CONF/ssocolmng.def

7

イベント送信先定義ファイル

$SSO_CONF/ssodest.conf

8

GUI定義ファイル

$SSO_CONF/ssogui.conf

9

SNMP定義ファイル

$SSO_CONF/ssosnmp.conf

10

TCPエージェント定義ファイル

$SSO_CONF/ssotcpagent.conf

11

しきい値定義ファイル

$SSO_CONF/ssothreshold.conf

12

ユーザリソース設定ファイル群

$SSO_CONF/rsc/user*

13

ユーザリソースのリソースアイコンファイル群

$SSO_IMAGE/user*

14

収集条件定義ファイル

任意

任意

15

監視AP定義ファイル

16

監視サーバ定義ファイル

17

監視条件定義ファイル

18

グループ定義ファイル

19

ユーザリソース定義ファイル

20

監視状態定義ファイル

21

収集状態定義ファイル

22

しきい値検証定義ファイル

23

SSO-RF

レポート定義ファイル群

$SSORF_CONF/rpt/*

$SSO_CONF/rpt/*

24

ssorptd動作定義ファイル

$SSORF_CONF/ssorptd.def

$SSO_CONF/ssorptd.def

25

レポート定義ファイル(ssodemandrptコマンドで指定するファイル)

任意

任意

26

リソース収集データベース

SSO

リソース収集データベース

$SSO_DB/Coll/*

移行元と同じ※2

27

レポートファイル

SSO-RF

レポートファイル

$SSORF_DB/Report/*

$SSO_REPORT/*

28

レポートファイル(ssodemandrptコマンドで作成したファイル)

任意

任意

(凡例)

SSO:JP1/Cm2/SSO

SSO-RF:JP1/Cm2/SSO - Report Feature

注※1

汎用パスが示す値については,移行元サーバのSSOのマニュアルを参照してください。同じ汎用パス名でも,移行元サーバと移行先サーバで実際のパスが異なることがありますので注意してください。

注※2

ssoextractlog -logfileコマンドによるデータ抽出だけを目的とする移行の場合は,$SSO_DB/Coll/*以外のディレクトリに移行してください。

(b) Windowsの場合

表N‒2 移行対象ファイル一覧(Windowsの場合)

項番

分類

移行元製品名

ファイル

移行元ファイルパス※1

移行先ファイルパス

1

定義・設定ファイル

SSO

全監視アプリケーション設定の格納ファイル

$SSO_CONF\ssoap.conf

移行元と同じ

2

全プロセス監視条件設定の格納ファイル

$SSO_CONF\ssoapmon.conf

3

ssoapmon動作定義ファイル

$SSO_CONF\ssoapmon.def

4

全リソース収集条件設定の格納ファイル

$SSO_CONF\ssocollectd.conf

5

ssocollectd動作定義ファイル

$SSO_CONF\ssocollectd.def

6

ssocolmng動作定義ファイル

$SSO_CONF\ssocolmng.def

7

イベント送信先定義ファイル

$SSO_CONF\ssodest.conf

8

GUI定義ファイル

$SSO_CONF\ssogui.conf

9

SNMP定義ファイル

$SSO_CONF\ssosnmp.conf

10

TCPエージェント定義ファイル

$SSO_CONF\ssotcpagent.conf

11

しきい値定義ファイル

$SSO_CONF\ssothreshold.conf

12

ユーザリソース設定ファイル群

$SSO_CONF\rsc\user*

$SSO_CONF\rsc\user*

13

ユーザリソースのリソースアイコンファイル群

$SSO_IMAGE\user*

$SSO_IMAGE\user*

14

収集条件定義ファイル

任意

任意

15

監視AP定義ファイル

16

監視サーバ定義ファイル

17

監視条件定義ファイル

18

グループ定義ファイル

19

ユーザリソース定義ファイル

20

監視状態定義ファイル

21

収集状態定義ファイル

22

しきい値検証定義ファイル

23

SSO-RF

レポート定義ファイル群

$SSORF_CONF\rpt\*

$SSO_CONF\rpt\*

24

ssorptd動作定義ファイル

$SSORF_CONF\ssorptd.def

$SSO_CONF\ssorptd.def

25

レポート定義ファイル(ssodemandrptコマンドで指定するファイル)

任意

任意

26

リソース収集データベース

SSO

リソース収集データベース

$SSO_DB\Coll\*

移行元と同じ※2

27

レポートファイル

SSO-RF

レポートファイル

$SSORF_DB\Report\*

$SSO_REPORT\/*

28

レポートファイル(ssodemandrptコマンドで作成したファイル)

任意

任意

(凡例)

SSO:JP1/Cm2/SSO

SSO-RF:JP1/Cm2/SSO - Report Feature

注※1

汎用パスが示す値については,移行元サーバのSSOのマニュアルを参照してください。同じ汎用パス名でも,移行元サーバと移行先サーバで実際のパスが異なることがありますので注意してください。

注※2

ssoextractlog -logfileコマンドによるデータ抽出だけを目的とする移行の場合は,$SSO_DB/Coll/*以外のフォルダに移行してください。

(3) 移行手順

移行手順を次に示します。なお,移行作業はroot権限(UNIXの場合)またはAdministrator権限(Windowsの場合)を持つユーザが実施してください。

(a) 移行元サーバでの作業

  1. SSOを停止する。

    SSOのウィンドウが開いている場合は,ウィンドウを閉じます。また,SSOが動作している場合は,次のコマンドを実行してSSOを停止します。

    ovstop ssotopo
  2. 移行先サーバに移行対象ファイルを転送する。

    移行対象ファイルについては,「(2) 移行対象ファイル」を参照してください。

(b) 移行先サーバでの作業

  1. 移行元サーバから転送された移行対象ファイルを移動する。

    ファイルの移動先については,「(2) 移行対象ファイル」を参照してください。

    移行先サーバのOSがUNIXの場合は,移行対象ファイルの移動時に,ファイルの所有者,グループ,およびアクセス権を設定し直す必要があります。ファイルの所有者,グループ,およびアクセス権を次の表に示します。

    表N‒3 移行対象ファイルの設定内容

    所有者

    グループ

    アクセス権

    bin

    bin

    -rw-r--r-- (0644)

    なお,移行先ファイルパスが任意のファイルについては,表N-3に示す所有者やグループ以外にもアクセス権を付与できます。

  2. 必要に応じて,定義ファイルや設定ファイルを変更する。

    移行先サーバの環境や,移行後のシステムの運用方法に合わせて,定義ファイルや設定ファイルを変更します。

(4) 注意事項

移行時の注意事項を次に示します。