Hitachi

JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


7.4.9 ポート番号定義ファイル(apmport.conf)(Windows限定)

APMのポート番号定義ファイルには,APMのデーモンプロセスとコマンドの間の内部通信に使用するポート番号を定義します。ポート番号定義ファイルは,$APM_CONF配下に,必要に応じて配置してください。なお,$APM_NEWCONF配下のapmport.confをひな型として使用できます。ポート番号定義ファイルを作成,修正,または削除した場合,「(5) ポート番号定義ファイル作成・修正・削除時の再起動」を参照してサービスを再起動してください。

注※

Windows Server 2008およびWindows Server 2012ではデフォルトで配置されます。

〈この項の構成〉

(1) 書式

ポート番号定義ファイルの書式を次に示します。

[図データ]

(2) 定義内容

定義内容を次の表に示します。

キー名

HIAPMMIB:

《20365》

((1〜65535))

hiapmmibデーモンプロセスが,apmProcMngデーモンプロセスとの通信に使用するポート番号を指定します。

APMPROCMNG:

《20366》

((1〜65535))

apmProcMngデーモンプロセスが,次のプロセスとの通信に使用するポート番号を指定します。

  • apmserviceデーモンプロセス

  • apmchgコマンド

(3) 注意事項

(4) 定義例

ポート番号定義ファイルの定義例を次に示します。

[図データ]

(5) ポート番号定義ファイル作成・修正・削除時の再起動

APMのポート番号定義ファイルを作成,修正,または削除した場合,次のサービスを再起動してください。

サービスの再起動に関する注意事項

ポート番号定義ファイルの書式または定義の誤りを修正したあとに,「SNMP System Observer - Agent for Process」サービスを部分的に再起動した場合,サービスの停止がタイムアウトすることがあります。

この場合は,プロセス監視動作定義ファイル(apmini.conf)のINITIMEOUT:キーに指定した時間が経過したあとに,「SNMP System Observer - Agent for Process」サービスを再起動してください。INITIMEOUT:キーのデフォルトは,5分です。プロセス監視動作定義ファイル(apmini.conf)のINITIMEOUT:キーの詳細については,「7.4.1 プロセス監視動作定義ファイル(apmini.conf)」を参照してください。

なお,サービスの再起動に関するそのほかの注意事項については,「3.5.12(4) サービスの再起動について」を参照してください。