ssodbdel
形式
- すべてのデータベースを削除する
ssodbdel [-S 接続先サーバ名] [-st] -all [-start {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}] [-stop {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}]
- データベースを指定して削除する
ssodbdel [-S 接続先サーバ名] -dbname リソースID,データベース名 [-start {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}] [-stop {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}]
- リソースを指定して削除する
ssodbdel [-S 接続先サーバ名] [-st] {-r リソースID,... | -rf グループ定義ファイル名,グループ名} [-s サーバ名,... | -sf グループ定義ファイル名,グループ名] [-start {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}] [-stop {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}]
- サーバを指定して削除する
ssodbdel [-S 接続先サーバ名] [-st] [-r リソースID,... | -rf グループ定義ファイル名,グループ名] {-s サーバ名,... | -sf グループ定義ファイル名,グループ名} [-start {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}] [-stop {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}]
機能
収集データベースまたは統計情報データベースを削除します。
オプション
-S 接続先サーバ名
収集データベースまたは統計情報データベースを削除する監視マネージャを指定します。接続先サーバ名はホスト名またはIPアドレスで,255バイト以内で指定してください。このオプションを省略した場合は,コマンドを実行するサーバの収集データベースまたは統計情報データベースを削除します。
-st
統計情報データベースを削除します。収集データベースは削除されません。このオプションを省略すると,収集データベースだけを削除します。
-all
接続サーバ上のすべてのマスターデータベースおよびコピーデータベース,または統計情報データベースを削除します。
-start {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}
削除するデータの期間を指定します。
- DATE 日時
-
指定した日時以降の収集データまたは統計情報データから削除を開始します。日時はyyyy .mm.dd.hh.mm.ssの形式で指定します。指定できる範囲は,1980年1月1日00:00:00〜2029年12月31日23:59:59です。
- BDATE 日
-
指定した日数分戻った日の00:00:00のデータから削除を開始します。コマンド実行日からさかのぼった日を指定してください。
指定できる値は,0〜30(日)です。0を指定した場合は,コマンドを実行した日の00:00:00のデータから削除します。
- BMONTH 月[,日]
-
指定した月数戻った月の,指定した日の00:00:00のデータから削除を開始します。月に指定できる値は0〜13(月),日に指定できる値は1〜31(日)です月に0を指定した場合は,コマンドを実行した月のデータを削除します。日の指定を省略した場合は,その月の1日のデータから削除します。
-stop {DATE 日時 | BDATE 日 | BMONTH 月[,日]}
削除するデータの期間を指定します。
- DATE 日時
-
指定した日時までの収集データまたは統計情報データを削除します。 日時はyyyy.mm.dd. hh.mm.ssの形式で指定します。指定できる範囲は,1980年1月1日00:00:00〜2029年12月31日23:59:59です。
- BDATE 日
-
指定した日数分戻った日の23:59:59までのデータを削除します。
指定できる値は,0〜30(日)です。0を指定した場合は,コマンドを実行した日の23:59:59までのデータを削除します。
- BMONTH 月[,日]
-
指定した月数戻った月の,指定した日の23:59:59までのデータを削除します。月に指定できる値は0〜13(月),日に指定できる値は1〜31(日)です。月に0を指定した場合は,コマンドを実行した月のデータまでを削除します。日の指定を省略した場合は,その月の末日までのデータを削除します。
-dbname リソースID,データベース名
指定したデータベースを削除します。リソースIDおよびデータベース名は,ssoextractlogコマンドの-listオプションで確認してください。
-r リソースID,...
指定したリソースのマスターデータベースおよびコピーデータベース,または統計情報データベースを削除します。リソースIDを複数指定する場合は「,(コンマ)」で区切ってください。このオプションは,-sまたは-sfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,指定したリソースのリソースディレクトリに格納されている収集データベースまたは統計情報データベースをすべて削除します。リソースIDについては,「付録G リソース一覧」を参照してください。
-rf グループ定義ファイル名,グループ名
指定したグループに定義されたリソースのマスターデータベースおよびコピーデータベース,または統計情報データベースを削除します。このオプションは,-sまたは-sfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,グループに定義されたリソースのリソースディレクトリに格納されている収集データベースまたは統計情報データベースをすべて削除します。
グループ定義ファイル名は,パス名も含めて512バイト以内で指定してください。グループ定義ファイルの定義方法については,「7.3.5 グループ定義ファイル」を参照してください。
-s サーバ名,...
指定した監視サーバに対するマスターデータベースおよびコピーデータベース,または統計情報データベースを削除します。ホスト名またはIPアドレスを,255バイト以内で指定してください。サーバ名を複数指定する場合は「,(コンマ)」で区切って指定してください。このオプションは,-r,-rfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,指定したサーバの収集データベースまたは統計情報データベースをすべて削除します。
-sf グループ定義ファイル名,グループ名
指定したグループに定義されたサーバのマスターデータベースおよびコピーデータベース,または統計情報データベースを削除します。このオプションは,-r,-rfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,グループに定義されたサーバの収集データベースまたは統計情報データベースをすべ て削除します。
グループ定義ファイル名は,パス名を含めて512バイト以内で指定してください。グループ定義ファイルの定義方法については,「7.3.5 グループ定義ファイル」を参照してください。
使用例
-
監視マネージャ(自ホスト)の収集データベースをすべて削除する場合
ssodbdel -all
-
他ホストの監視マネージャ(自ホスト名:netmds02)の収集データベースから,監視サーバnetmda01およびnetmda02の収集データをすべて削除する場合
ssodbdel -S netmds02 -s netmda01,netmda02
-
監視マネージャ(自ホスト)の収集データベースの中から,リソースIDが1,2,12の収集データを削除する場合
ssodbdel -r 1,2,12
-
監視マネージャ(自ホスト)の収集データベースから,2009年03月31日23時59分59秒以前の収集データを削除する場合
ssodbdel -all -stop DATE 2009.03.31.23.59.59
-
指定のサーバ(vr260)から前日のデータをすべて削除する場合
ssodbdel -S vr260 -all -start BDATE 1 -stop BDATE 1
-
指定のサーバ(vr260)から前週(月〜金)のデータを当日(月)にすべて削除する場合
ssodbdel -S vr260 -all -start BDATE 7 -stop BDATE 3
-
指定のサーバ(vr260)から前月のデータをすべて削除する場合
ssodbdel -S vr260 -all -start BMONTH 1 -stop BMONTH 1
-
指定のサーバ(vr260)から1年以上前のデータをすべて削除する場合
ssodbdel -S vr260 -all -stop BMONTH 13
戻り値
0 |
正常終了 |
-1 |
引数誤りなどの実行エラー |
注意事項
-
このコマンドは,収集中のリソースのデータベースや,GUIで表示中のリソースのデータベースも削除します。
-
すでに収集データベースのファイルシステムの空き容量が不足している(空き容量が収集データベースのデータファイル中の最大サイズを下回っている)場合は,-stopオプションまたは-startオプションによる期間指定をしないで,全削除を実行してください。
収集データベースのデータファイルサイズについては,ssoextractlog -listコマンドで標準出力される「サイズ」またはリソース収集データ参照ウィンドウの収集データ一覧中の「サイズ(KBytes)」表示内容を確認してください。ssoextractlogコマンドについては「6. コマンド ssoextractlog」,リソース収集データ参照ウィンドウについては「5.5 リソース収集データ参照ウィンドウ」を参照してください。
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ssodbdelコマンドとssoextractlogコマンドの同時実行に関する注意事項
ssodbdelコマンドとssoextractlogコマンドを同時実行(一方のコマンド処理中にもう一方のコマンドを投入)することは避けてください。同時実行した場合,ssoextractlogコマンドが下記エラーメッセージを出力し,データ抽出・コピーが不完全なまま処理を中止することがあります。
この場合,ssodbdelコマンド完了後,ssoextractlogコマンドを再実行してください。
「該当するデータベースがありません。収集データベースの抽出が失敗しました。」
-
このコマンドによるデータの部分削除は,収集データベースのサイズに比例して実行に時間が掛かるようになります。このため,必ず定期的な収集データの削除(全削除または期間指定による一部削除)を実施してください。
-
ssodbdelコマンド実行中には以下のコマンドおよびGUIの操作を実施しないでください。
- [コマンド]
-
・ssoextractlogコマンド
・ssodbdelコマンド
・ssobackupコマンド
- [GUI操作]
-
・リソース収集データ参照ウィンドウからのリソースデータの参照
・ファイル保存ウィンドウからのファイルへの抽出
・収集データコピーウィンドウからの収集データのコピー
・収集データ削除ウィンドウからの収集データの削除