ssocolstart
形式
- すべての収集条件で収集を開始する
ssocolstart [-S 接続先サーバ名] -all [-stime 収集開始日時] [-ptime 収集終了日時 | -period 収集期間]
サーバまたはリソースを指定して収集を開始する
- (a) サーバを指定する場合(-s,-sfのどちらかが必要)
ssocolstart [-S 接続先サーバ名] {-s サーバ名,... | -sf グループ定義ファイル名,グループ名} [-r リソースID,... | -rf グループ定義ファイル名,グループ名] [-stime 収集開始日時] [-ptime 収集終了日時 | -period 収集期間]
- (b) リソースを指定する場合(-r,-rfのどちらかが必要)
ssocolstart [-S 接続先サーバ名] [-s サーバ名,... | -sf グループ定義ファイル名,グループ名] {-r リソースID,... | -rf グループ定義ファイル名,グループ名} [-stime 収集開始日時] [-ptime 収集終了日時 | -period 収集期間]
- 収集状態定義ファイル名を指定して収集を開始する
ssocolstart [-S 接続先サーバ名] -i 収集状態定義ファイル
- コマンドの使用方法を出力する
ssocolstart -h
機能
リソースの収集を開始します。このコマンドは,収集状態が未収集,収集完了,収集不可,またはSNMPエラーになっている収集条件に有効です。そのほかの状態の収集条件には無効です。
オプション
-S 接続先サーバ名
収集を開始する監視マネージャを指定します。ホスト名またはIPアドレスを,255バイト以内で指定してください。このオプションを省略した場合は,コマンドを実行するサーバの収集を開始します。
-all
収集条件設定ファイルに設定された収集条件すべての収集を開始します。
-stime 収集開始日時
収集を開始する日時を,yyyy.mm.dd.hh.mm.ssの形式で指定します。指定できる範囲は,1980年1月1日00:00:00〜2029年12月31日23:59:59です。指定を省略した場合,または指定した収集開始日時が過ぎている場合は,コマンドの実行と同時に収集を開始します。
-ptime 収集終了日時
収集を終了する日時を,yyyy.mm.dd.hh.mm.ssの形式で指定します。指定できる範囲は,1980年1月1日00:00:00〜2029年12月31日23:59:59です。-stimeオプションと組み合わせて収集日時を指定する場合は,開始日時以降の日時を指定してください。このオプションおよび-periodオプションが省略された場合は,無期限にリソースを収集します。なお,-periodオプションと同時には指定できません。
-period 収集期間
リソースの収集終了時刻を収集開始時刻からの経過時間で指定します。収集期間は日,時,分のどれかで指定します。単位は「d(日)」,「h(時)」,または「m(分)」で,指定できる範囲は31日以内です。単位を省略した場合は「m(分)」が設定されます。このオプションおよび-ptimeオプションが省略された場合は,無期限にリソースを収集します。なお,-ptimeオプションと同時には指定できません。
-s サーバ名,...
指定したサーバで,リソースの収集を開始します。ホスト名またはIPアドレスを,255バイト以内で指定してください。収集条件設定ファイルに,指定したサーバの収集条件がない場合は何もしません。サーバを複数指定する場合は「,(コンマ)」で区切ってください。このオプションは,-rまたは-rfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,収集条件が設定されているすべてのリソースで収集を開始します。
-sf グループ定義ファイル名,グループ名
指定したグループに定義されたサーバで,リソースの収集を開始します。収集条件設定ファイルに,定義されたサーバの収集条件がない場合は何もしません。このオプションは,-rまたは-rfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,収集条件が設定されているすべてのリソースで収集を開始します。
グループ定義ファイル名は,パス名も含めて512バイト以内で指定してください。グループ定義ファイルの定義方法については,「7.3.5 グループ定義ファイル」を参照してください。
-r リソースID,...
指定したリソースの収集を開始します。収集条件設定ファイルに,指定したリソースの収集条件がない場合は何もしません。リソースIDを複数指定する場合は「,(コンマ)」で区切ってください。このオプションは,-sまたは-sfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,収集条件設定ファイルに設定されたすべてのサーバで収集を開始します。リソースIDについては,「付録G リソース一覧」を参照してください。
-rf グループ定義ファイル名,グループ名
指定したグループに定義されたリソースの収集を開始します。収集条件設定ファイルに,定義されたリソースの収集条件がない場合は何もしません。このオプションは,-sまたは-sfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,収集条件設定ファイルに設定されたすべてのサーバで,グループに定義されたリソースの収集を開始します。
グループ定義ファイル名は,パス名も含めて512バイト以内で指定してください。グループ定義ファイルの定義方法については,「7.3.5 グループ定義ファイル」を参照してください。
-i 収集状態定義ファイル名
このオプションに指定した収集状態定義ファイルを読み込み,ファイルに指定されている収集を開始します。
収集状態定義ファイルの定義方法については,「7.3.17 収集状態定義ファイル」を参照してください。
-h
コマンドの使用方法を出力します。このオプションは,ほかのオプションと同時に指定できません。
使用例
-
サーバ(vr260)で,設定したすべての収集条件の収集を開始する場合
ssocolstart -S vr260 -all
-
サーバ(vr260)で,設定した収集条件から,リソースID1,2の収集を開始する場合
ssocolstart -S vr260 -r 1,2
-
サーバ(vr260)で,設定した収集条件から,グループ定義ファイル(/tmp/file.grp)中のグループRSCの収集を開始する場合
ssocolstart -S vr260 -rf /tmp/file.grp,RSC
-
サーバ(vr260)で,設定した収集条件から,収集状態定義ファイル名(/tmp/file.col)中に指定されている収集を開始する場合
ssocolstart -S vr260 -i /tmp/file.col
戻り値
0 |
正常終了 |
-1 |
引数誤りなどの実行エラー |
注意事項
このコマンドを実行した場合,終了するまで中断しないでください。