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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


3.4.9 SNMP応答監視時間およびリトライ回数の設定について

プロセスおよびサービスの監視における監視サーバへのヘルスチェックの要求,監視条件の設定,および収集対象サーバへのリソース収集要求についてはSNMPプロトコルによって行われます。

SNMPプロトコルの特性上,SNMPリクエストまたはSNMPレスポンスが消失することがあるため,SNMP定義ファイル(ssosnmp.conf)のリトライ回数を1以上の値に設定することを推奨します。また,SNMPプロトコルでは要求に対する応答はエージェントに依存するため,その応答が監視マネージャのSNMPの応答監視時間を超えて通知される可能性があります。そのため,SNMP定義ファイルにより応答監視時間とリトライ回数の設定を行ってください。

応答監視時間を設定する際には,SNMPエージェントの最短応答時間と収集対象サーバのシステムの負荷による応答の遅延を考慮した値を設定してください。SNMP定義ファイルの詳細については「7.3.6 SNMP定義ファイル(ssosnmp.conf)」を参照してください。