Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


付録G.57 nnmtrapdump.ovpl

バイナリトラップストアにロギングされたトラップをコンソールに出力します

SYNOPSIS

nnmtrapdump.ovpl [-t] [-from date] [-to date] [-source IP address] [-trapid Trap OID] [-last minutes] [-short] [-nodns] [-hexDump]

DESCRIPTION

すべての受信トラップはNNMiトラップサービスによってバイナリトラップストアにロギングされます。nnmtrapdump.ovplは,ロギングされたトラップの確認に使用できます。新規受信トラップの監視にも使用できます。トラップツールを使用する場合,ログやエラーメッセージは標準出力には表示されません。標準エラー出力を別のファイルにリダイレクトすることで,実際のトラップダンプ出力とそれらのメッセージが混ざることを防止できます。

Parameters

nnmtrapdump.ovplコマンドは,次のパラメータをサポートします。

-t

受信トラップを連続して出力する場合に使用します。このオプションは-fromオプションと一緒に使用できます。

-from date

トラップ出力の開始日を指定します。日付はISO 8601標準形式:yyyy-mm-ddThh:mm:ss[+ or -]hh:mmで指定します。このオプションは-lastオプションと一緒には使用できません。

-to date

トラップ出力の終了日を指定します。日付はISO 8601標準形式:yyyy-mm-ddThh:mm:ss[+ or -]hh:mmで指定します。

-source IP address
出力するトラップのソースIPアドレスを指定します。指定されたソースのトラップだけが出力されます。
-trapid Trap OID

出力するトラップのトラップOIDを指定します。指定されたOIDを持つトラップだけが出力されます。

-last minutes
出力するトラップの期間を指定します。値は分単位です。指定した分数をさかのぼった時点から現在までのトラップが出力されます。このオプションは-fromオプションと一緒には使用できません。
-short

-shortを使用すると,受信したトラップを短い形式で表示します。OIDと到着時刻,送信元アドレスのみが表示されます。

-nodns

-nodnsを使用すると,IPアドレスの名前解決を抑止します。これは,トラップ出力を高速化します。

-hexDump

-hexDump を使用すると,16進形式でトラップを表示します。

EXAMPLES

バイナリトラップストアのすべてのトラップをコンソールに出力する場合

nnmtrapdump.ovpl

ループ状態で待って,すべての受信トラップを出力する場合

nnmtrapdump.ovpl -t

2008年7月31日,午前9:00から午前9:05(MDT)までの5分間枠のトラップを出力する場合

nnmtrapdump.ovpl -from 2008-07-31T09:00:00-06:00 -to 2008-07-31T09:05:00-06:00

過去5分間に受信したトラップを出力してから受信トラップを待つ場合

nnmtrapdump.ovpl -last 5 -t

IPアドレス 192.168.0.1 からのトラップを出力する場合

nnmtrapdump.ovpl -source 192.168.0.1

FILES

%NNM_DB%\traps(Windows)または$NNM_DB/traps(Linux)は,トラップデータベースを構成するファイルが格納されたディレクトリです。

%NNM_LOG%\nnm\trapanalytics.log(Windows)または$NNM_LOG/nnm/trapanalytics.log(Linux)は,最もトラップ送信が多いトラップIDとソースに関する情報を含む分析ログファイルです。

AUTHOR

nnmtrapdump.ovpl was developed by Micro Focus.