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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


付録G.40 nnmnoderediscover.ovpl

ノードの再検出

SYNOPSIS

nnmnoderediscover.ovpl -help | -node <hostName> [-tenant <name>] [-fullsync] | -rm <Regional NNMi management server> [-fullsync] | -file <filename> [-tenant <name>] [-fullsync] | -all [-fullsync] [-u <username> -p <password>]

DESCRIPTION

nnmnoderediscover.ovplはNNMi検出キューにノードを挿入します。ノードが検出を始める前の時間の量は,キュー中のノードに到着するために,NNMiがどれくらいの時間がかかるかに依存します。

ノードが既に検出キューにある場合,それが再び加えられることはありません。

NNMi Advancedのグローバルネットワーク管理機能を使用している場合,リージョナルマネージャによって管理されるノードは,リージョナルマネージャで 検出され,グローバルマネージャで再検出されません。

-rmオプションは,NNMi Advancedのグローバルネットワーク管理機能で,グローバルマネージャでnnmnoderediscover.ovplコマンドを実行する場合に使用します。NNMiは,リージョナルマネージャに対して,リージョナルマネージャからグローバルなマネージャへ最新の利用可能な検出結果を送ることを要求するリクエストを送ります。

-fileオプションは,1行に一つの項目を指定したファイルを受けつけます。それぞれの行には短い名前,完全修飾DNSドメインネーム,あるいはIPアドレスを含めます。それぞれの行は次のフォーマットです:HostName#(必要に応じてノードを識別するためのコメント)HostNameは挿入したいノードの短い名前,完全修飾DNSドメインネーム,あるいはIPアドレスです。

-allオプションは,ローカルのNNMi管理サーバーによって管理されたノードをすべて再検出します。NNMi Advancedのグローバルネットワーク管理機能を使用していて,グローバルマネージャでnnmnoderediscover.ovplコマンドを実行する場合,リージョナルマネージャによって管理されるノードは,リージョナルマネージャからグローバルマネージャの元へ最新の利用可能な検出結果を送ります。

-tenantオプションは,アドレスのドメインが重複している場合など,名前またはIPアドレスが一意でないノードを特定します。この引数によって渡される名称は,そのノードが属しているテナント名です。

-fullsyncオプションは,ノードの再検出後に,そのノードの状態およびステータスを再同期します。 グローバルマネージャから実行した場合,グローバルマネージャのノードがリージョナルマネージャ上のノード情報に基づいて更新されます。 リージョナルマネージャから実行した場合,コマンドはリージョナルのノードについて再同期を実行し,さらにそのリージョナルマネージャに属するノードについてグローバルマネージャ上で再同期を実行します。これはオプションのフラグであり,再検出する対象ノードを選択するアルゴリズムには影響を与えません。

Parameters

nnmnoderediscover.ovplコマンドは,次のオプションをサポートします。

-node <hostName>

再検出するノードのホスト名を指定します。

-rm <Regional NNMi management server>

NNMi Advancedのグローバルネットワーク管理機能を使用していて,グローバルマネージャでnnmnoderediscover.ovplコマンドを実行する場合,リージョナルマネージャの接続の設定の「名前」属性です。

-file <filename>

ノードを読み込むテキストファイルを指定します。

-all

すべてのノードを再検出するときに指定します。

-tenant <name>

ノードの名前またはIPアドレスと組み合わせて,名前またはIPアドレスが一意でない可能性のあるドメインでノードを特定するための任意のオプションです。

-fullsync

各ノードの再検出後に,ノードの状態とステータスを再同期するようNNMiに指示する任意のオプションです。

-u <username>

コマンドの実行に必要なNNMiの管理者名を指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。

-p <password>

コマンドの実行に必要なNNMiの管理者パスワードを指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。

-help

コマンドの使用方法を表示します。

EXAMPLES

nnmnoderediscover.ovpl -u username -p password -node myNode -tenant myTenant

テナント myTenant のメンバーであるノードmyNodeを再検出します。有効なNNMi管理者のユーザー名とパスワードを指定する必要があります。

nnmnoderediscover.ovpl -u username -p password -rm myRegionalManager

myRegionalManagerに関連するすべてのノードを再検出します。有効なNNMi管理者のユーザー名とパスワードを指定する必要があります。

nnmnoderediscover.ovpl -u username -p password -file myFile -fullsync

myFileファイルに指定されたノードを読み込み,NNMi検出キューに挿入します。各ノードの再検出後に,ノードの状態とステータスを再同期します。有効なNNMi管理者のユーザー名とパスワードを指定する必要があります。

Diagnostics

nnmnoderediscover.ovplコマンドは,次の終了コードを返します。

0

処理は成功しました。

1

エラーが発生しました。詳細はエラーメッセージを参照してください。

AUTHOR

nnmnoderediscover.ovpl was developed by Micro Focus.

SEE ALSO

nnmdiscocfg.ovpl, nnmloadseeds.ovpl, nnmseeddelete.ovpl, nnm.properties.