27.4 高可用性クラスタ(HA)構成のHP-UXまたはSolarisからLinuxへのNNMiの変更
高可用性クラスタ( HA )構成の HP-UX ,または Solaris から高可用性クラスタ( HA )構成の Linux へ変更できます。 Linux では Veritas Cluster Server または HA モニタのどちらかを使用します。
この手順では,次の 4 つのサーバーを使用します。
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Server Aは,HP-UXまたはSolarisを実行している現在のNNMi管理サーバーのアクティブなクラスタノードです。
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Server aは,HP-UXまたはSolarisを実行している現在のNNMi管理サーバーのパッシブなクラスタノードです。
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Server Bは,RHEL 6を実行することになる新しいNNMi管理サーバーのプライマリクラスタノードです。
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Server bは,RHEL 6を実行することになる新しいNNMi管理サーバーのセカンダリクラスタノードです。
Server B , b は,現在の Server A , a と同じハードウェアにすることができません。
次の手順を実行します。
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Server A,aでHAクラスタ内のNNMiの設定を解除してください。
NNMi 10-50のセットアップガイド※の「17.7 HAクラスタ内のNNMiの設定を解除する」の手順を参照し,HAクラスタのNNMiの設定を解除してください。
なお,セットアップガイド※の「17.7.3 アクティブなクラスタノードでの設定解除」の手順「8.元のアクティブなクラスタノードに共有ディスクのNNMiファイルをコピーする。」は,必ず実施してください。実施しない場合,DBが引き継がれません。
- 注※ セットアップガイドとは,次のどちらかのマニュアルを指します。
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・JP1/Cm2/Network Node Manager i セットアップガイド( 3021-3-242-20 )
・Job Management Partner 1/Consolidated Management 2/Network Node Manager i セットアップガイド( 3021-3-343-20 )
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Server Aでバックアップを実行してください。
次のコマンドで元アクティブなクラスタノードでNNMiのフルバックアップを行います。
nnmbackup.ovpl -type online -scope all -target
temporary_locationオンラインオプションを使用する必要があります。詳細はnnmbackup.ovplリファレンスページを参照してください。
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「27.1 HP-UXまたはSolarisからLinuxへのNNMiの変更」の手順2,3をServer B,bで実施してください。
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「27.1 HP-UXまたはSolarisからLinuxへのNNMiの変更」の手順4~7をServer Bで実施してください。
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「27.1 HP-UXまたはSolarisからLinuxへのNNMiの変更」の手順8,9をServer B,bで実施してください。
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Server Bで /var/opt/OV/shared/nnm/conf/ov.conf ファイルの以下の行を削除してください。
#HA_EVENTDB_DIR=<共有ディスクのマウントポイント>/NNM/dataDir/shared/nnm/databases/eventdb
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「19.4 HAを設定する」の手順を参照し,HAクラスタにNNMiを設定してください。
- 重要
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HA モニタの場合は,nnmhaconfigure.ovplを使わないで設定作業を行います。設定方法については,リリースノートを参照してください。