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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


27.4 高可用性クラスタ(HA)構成のHP-UXまたはSolarisからLinuxへのNNMiの変更

高可用性クラスタ( HA )構成の HP-UX ,または Solaris から高可用性クラスタ( HA )構成の Linux へ変更できます。 Linux では Veritas Cluster Server または HA モニタのどちらかを使用します。

この手順では,次の 4 つのサーバーを使用します。

Server B , b は,現在の Server A , a と同じハードウェアにすることができません。

次の手順を実行します。

  1. Server A,aでHAクラスタ内のNNMiの設定を解除してください。

    NNMi 10-50のセットアップガイドの「17.7 HAクラスタ内のNNMiの設定を解除する」の手順を参照し,HAクラスタのNNMiの設定を解除してください。

    なお,セットアップガイドの「17.7.3 アクティブなクラスタノードでの設定解除」の手順「8.元のアクティブなクラスタノードに共有ディスクのNNMiファイルをコピーする。」は,必ず実施してください。実施しない場合,DBが引き継がれません。

    注※ セットアップガイドとは,次のどちらかのマニュアルを指します。

    ・JP1/Cm2/Network Node Manager i セットアップガイド( 3021-3-242-20 )

    ・Job Management Partner 1/Consolidated Management 2/Network Node Manager i セットアップガイド( 3021-3-343-20 )

  2. Server Aでバックアップを実行してください。

    次のコマンドで元アクティブなクラスタノードでNNMiのフルバックアップを行います。

    nnmbackup.ovpl -type online -scope all -target

    temporary_locationオンラインオプションを使用する必要があります。詳細はnnmbackup.ovplリファレンスページを参照してください。

  3. 27.1 HP-UXまたはSolarisからLinuxへのNNMiの変更」の手順2,3をServer B,bで実施してください。

  4. 27.1 HP-UXまたはSolarisからLinuxへのNNMiの変更」の手順4~7をServer Bで実施してください。

  5. 27.1 HP-UXまたはSolarisからLinuxへのNNMiの変更」の手順8,9をServer B,bで実施してください。

  6. Server Bで /var/opt/OV/shared/nnm/conf/ov.conf ファイルの以下の行を削除してください。

    #HA_EVENTDB_DIR=<共有ディスクのマウントポイント>/NNM/dataDir/shared/nnm/databases/eventdb
  7. 19.4 HAを設定する」の手順を参照し,HAクラスタにNNMiを設定してください。

    重要

    HA モニタの場合は,nnmhaconfigure.ovplを使わないで設定作業を行います。設定方法については,リリースノートを参照してください。