21.20.2 SNMPトラップインシデントの自動トリムを有効にする(インシデントのアーカイブを作成する場合)
データベース中のSNMPトラップインシデント数(syslogメッセージを含む)が50,000を超えた場合に,SNMPトラップインシデントの自動トリム機能によって,10,000個のSNMPトラップインシデントを削除したいときには,次の手順を実行してください。SNMPトラップインシデントは古いものから優先的に削除されます。なお,この手順ではインシデントのアーカイブを作成します。
次のファイルを編集する。
Windows:%NNM_PROPS%\nms-jboss.properties
Linux:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties
次の文字列を含む行を探す。
com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage
コメント記号を削除し,次のように修正する。
com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage=50
次の文字列を含む行を探す。
com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete
コメント記号を削除し,次のように修正する。
com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete=20
次の文字列を含む行を探す。
com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimSetting
コメント記号を削除し,次のように修正する。
com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimSetting=TrimAndArchive
アーカイブが不要な場合は TrimOnly を指定します。
-
次の文字列を含む行を探す。
com.hp.nnm.events.allowAutoTrimAllIncidents
-
コメント記号を先頭につける。またはコメント記号を削除し,次のように修正する。
com.hp.nnm.events.allowAutoTrimAllIncidents=false
変更を保存する。
次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。
ovstop ovstart
インシデント件数の上限設定であるcom.hp.nnm.events.snmpTrapMaxStoreLimit のデフォルト値は100,000 です。この場合,データベース中のSNMP トラップインシデント数(syslog メッセージを含む)が上限の50%である50,000 を超えた場合に,次の式によって10,000 個のSNMP トラップインシデントが古いものから削除されます。
(com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage / 100) X com.hp.nnm.events.snmpTrapMaxStoreLimit X (com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete / 100) ※「X」は乗算記号です。
削除したインシデントは次のファイルにアーカイブされます。
Windows:%NNM_TMP%\incidentArchive."<日付>".csv.gz
Linux:$NNM_TMP/incidentArchive."<日付>".csv.gz
NNMiサービスを再起動するまではアーカイブファイル名は固定であり,同じファイルに追記されます。