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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


21.20.2 SNMPトラップインシデントの自動トリムを有効にする(インシデントのアーカイブを作成する場合)

データベース中のSNMPトラップインシデント数(syslogメッセージを含む)が50,000を超えた場合に,SNMPトラップインシデントの自動トリム機能によって,10,000個のSNMPトラップインシデントを削除したいときには,次の手順を実行してください。SNMPトラップインシデントは古いものから優先的に削除されます。なお,この手順ではインシデントのアーカイブを作成します。

  1. 次のファイルを編集する。

    • Windows:%NNM_PROPS%\nms-jboss.properties

    • Linux:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties

  2. 次の文字列を含む行を探す。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage
  3. コメント記号を削除し,次のように修正する。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage=50
  4. 次の文字列を含む行を探す。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete
  5. コメント記号を削除し,次のように修正する。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete=20
  6. 次の文字列を含む行を探す。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimSetting
  7. コメント記号を削除し,次のように修正する。

    com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimSetting=TrimAndArchive

    アーカイブが不要な場合は TrimOnly を指定します。

  8. 次の文字列を含む行を探す。

    com.hp.nnm.events.allowAutoTrimAllIncidents
  9. コメント記号を先頭につける。またはコメント記号を削除し,次のように修正する。

    com.hp.nnm.events.allowAutoTrimAllIncidents=false
  10. 変更を保存する。

  11. 次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。

    ovstop
    ovstart

インシデント件数の上限設定であるcom.hp.nnm.events.snmpTrapMaxStoreLimit のデフォルト値は100,000 です。この場合,データベース中のSNMP トラップインシデント数(syslog メッセージを含む)が上限の50%である50,000 を超えた場合に,次の式によって10,000 個のSNMP トラップインシデントが古いものから削除されます。

(com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimStartPercentage / 100) X com.hp.nnm.events.snmpTrapMaxStoreLimit X (com.hp.nnm.events.snmpTrapAutoTrimPercentageToDelete / 100)
※「X」は乗算記号です。

削除したインシデントは次のファイルにアーカイブされます。

NNMiサービスを再起動するまではアーカイブファイル名は固定であり,同じファイルに追記されます。