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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


21.18 リモートアクセスには暗号化を必須とするようにNNMiを設定する

NNMiをインストールしてHTTPS通信を使用するように設定したあとでも,通信のHTTPモードを引き続き使用できます。HTTPを経由したNNMiへのリモートアクセスを制限できるようにするには,次の手順を実行してください。

暗号化リモートアクセスだけを許可するようにNNMiを設定する前に,グローバルネットワーク管理およびそのほかの連携製品がSSLをサポートしていることを確認します。暗号化リモートアクセスだけを許可するようにNNMiを設定する前に,グローバルネットワーク管理およびそのほかの連携製品のSSLを設定してください。

アプリケーションフェイルオーバークラスターを設定したいと検討中で,まだ設定していない場合は,このタスクを実行しないでください。NNMiアプリケーションフェイルオーバークラスターをセットアップしたあと,次の手順を実行して,HTTPおよびその他の非暗号化アクセスを無効にできます。

ネットワークからNNMiへのHTTPアクセスを無効にするには,server.propertiesファイルを次のように編集します。

  1. 次のファイルを編集する。ファイルが存在しない場合は作成する。

    • Windows:%NnmDataDir%nmsas\NNM\server.properties

    • Linux:$NnmDataDir/nmsas/NNM/server.properties

  2. server.propertiesファイルに次の4行を追加する。

    nmsas.server.net.bind.address = 127.0.0.1
    nmsas.server.net.bind.address.ssl = 0.0.0.0
    nmsas.server.net.hostname = localhost
    nmsas.server.net.hostname.ssl = ${com.hp.ov.nms.fqdn}
  3. 変更を保存する。

  4. 次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。

    ovstop
    ovstart