Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


8.1.1 インシデントライフサイクル

次の表は,インシデントのライフサイクルの段階を説明したものです。

表8‒1 NNMiインシデントライフサイクル

ライフサイクル

状態

説明

状態設定者

インシデント

使用者

なし

NNMiイベントパイプラインはすべてのソースから入力を受領し,必要に応じてインシデントを作成します。

該当なし

  • NNMi

ダンプニング済み

インシデントは保管場所にあり,別のインシデントとの相関処理待ちです。インシデントビューアのインシデントを減らすために,この待機期間があります。

ダンプニング周期はインシデントタイプによって異なります。詳細については,「8.1.7 インシデントの抑制,強化,およびダンプニング」を参照してください。

NNMi

  • NNMi

登録済み

インシデントは,インシデントビューで見ることができます。

インシデントは任意の設定済み宛先へ転送されます(近隣またはグローバルマネージャー)。

NNMi

ユーザーはインシデントビューでこの状態を設定することもできます。

  • ユーザー

  • ライフサイクル移行アクション

進行中

インシデントは問題を調査するユーザーに割り当てられています。

ネットワーク管理者によってこの状態の特定の意味が定義されます。

ユーザー

  • ユーザー

  • ライフサイクル移行アクション

完了

インシデントによって指定された問題は,対処が完了し,解決しています。

ネットワーク管理者によってこの状態の特定の意味が定義されます。

ユーザー

  • ユーザー

  • ライフサイクル移行アクション

解決済み

このインシデントによってレポートされた問題が解決したことをNNMiが確認したことを示します。例えば,デバイスからインタフェースを取り外すと,そのインタフェースに関するインシデントはすべて,自動的に「解決済み」になります。

ユーザーまたはNNMi

  • ユーザー

  • ライフサイクル移行アクション