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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


7.4.1 ネットワーク監視の設定を確認する

NNMiが指定のノードまたはインタフェースの監視に使う設定をすると,ステータスポーリングをいつでも開始できます。

ネットワーク監視の設定を確認するには,次の点をチェックします。

〈この項の構成〉

(1) インタフェースまたはノードは正しいグループのメンバーでしょうか?

あるグループにどのインタフェースまたはノードが属するか確認するには,[設定]ワークスペースで次の1つを選択します。

ヘルプの指示に従って,グループのメンバーを表示します。オブジェクトは複数のグループのメンバーになれること,ほかのグループの順序番号の方が小さい可能性があることを頭に入れておいてください。

その代わりに,オブジェクト(インタフェースまたはノード)を開き[ノードグループ]タブまたは[インタフェースグループ]タブをクリックして,オブジェクトが属するグループの完全なリストを表示することもできます。このリストは,グループ名でソートされているため,どの設定が適用されるかを決定する順序番号とは関係ありません。

オブジェクトがグループのメンバーでない場合は次のとおりです。

  1. [インベントリ]ビューで,ノードのデバイスプロファイルを調べる。

  2. [設定][デバイスのプロファイル]で,そのデバイスプロファイルに関する属性の情報を確認する。

  3. ノードグループ定義の属性要件を確認する。

    不一致がある場合は,[デバイスのプロファイル]のカテゴリを修正して,その種類のデバイスがノードグループに当てはまるようにできます。ノードの属性を更新してグループに一致させるためには,[アクション][ポーリング][設定のポーリング]を実行する必要があります。

(2) どの設定が適用されていますか?

特定のノード,インタフェース,またはアドレスに有効な監視設定をチェックするには,該当する[インベントリ]ビュー内のそのオブジェクトを選択し,[アクション][設定の詳細][モニタリングの設定]を選択します。NNMiに現在の監視設定が表示されます。

[障害SNMPポーリングの有効化][障害のポーリング間隔]の値を調査します。これらの値が予想どおりでない場合は,[ノードグループ]または[インタフェースグループ]の値を見て,どのグループが適用されるか調べます。

オブジェクトに対する通信が無効にされていないことを確認するために,オブジェクトの[アクション][設定の詳細][通信の設定]をチェックします。

(3) どのデータが収集されていますか?

特定のデバイスのステータスポーリングを開始し,予想された種類のポーリング(SNMP,ICMP)がそのデバイスについて実行されていることを確認できます。

ヒント

(SNMPエージェントに加えて)Webエージェントが設定されている場合,NNMiは追加のプロトコルを使用できます。例えば,VMware環境用のSOAPプロトコルなどです。

ノードを選択し,[アクション][ポーリング]ステータスのポーリング]をクリックします。NNMiはデバイスのリアルタイムのステータスチェックを実行します。実行中のポーリングの種類と結果が出力されます。ポーリングの種類が予想したものでない場合は,ノードの監視設定,および監視設定のそれぞれのグローバル,インタフェース,またはノードに関する設定をチェックします。