1.2.3 監視マネージャーの前提条件を確認する(Linuxの場合)
監視マネージャーがLinuxの場合,次の設定を確認してから,JP1ネットワーク管理製品のインストールを開始します。前提条件の詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「インストール前チェックリスト」のトピックを参照してください。
操作手順
監視マネージャーのホスト名を確認します。
ホスト名はトラップ宛先の設定やログイン時に使用します。
監視マネージャーが使うポート番号が使われていないことを確認します。
コマンドプロンプトから「netstat -an」を実行すると,そのときに使われているポート番号が確認できます。
ポート番号の詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「NNMiが使用するポートの一覧」のトピックを参照してください。
監視マネージャーに固定IPアドレスを割り当てます。
IPアドレスはDHCPでの動的割り当てではなく,固定割り当てに設定してください。
ウィルス対策ソフトを無効化します。
JP1ネットワーク管理製品をインストールしている間だけ,ウィルス対策ソフトを無効化します。
次のパッケージとライブラリファイルがインストールされていることを確認します。
kernel-2.6.32-220.4.2.el6.x86_64.rpm 以降
kernel-firmware-2.6.32-220.4.2.el6.noarch.rpm 以降
/lib64/libaio.so.1
/usr/lib64/libXtst.so.6
/usr/lib64/libXi.so.6
glibc (i686)
libstdc++ (i686)
libgcc (i686)
ncompress (x86_64)
tar (x86_64)
gdb (x86_64)
openmotif (x86_64)
glibc (x86_64)
glibc-common (x86_64)
glibc-devel (i686)
glibc-devel (x86_64)
glibc-headers (x86_64)
glibc-utils (x86_64)
nscd (x86_64)
libXtst (i686)
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libnsl(Linux 8.1以降,CentOS 8.1以降またはOracle Linux 8.1以降の場合)
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lsb_release
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net-tools
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unzip
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fontconfig
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liberation-sans-fonts(fc-list コマンドで一つ以上のフォントが出力されている場合は,このパッケージは不要)
また,それぞれの依存関係があるライブラリファイルについてもインストールしてください。必要なパッケージとライブラリファイルは,OSの種類やバージョンによって異なります。詳細については,リリースノートを参照してください。
/etc/sysctl.confファイルを開き,カーネルのパラメータを設定します。
/etc/sysctl.confファイルに次のエントリを追加してください。
# NNM settings for embedded database kernel.shmmax = 68719476736 kernel.shmall = 68719476736 # NNM settings for UDP receive and send buffer sizes net.core.rmem_max = 8388608 net.core.wmem_max = 2097152
ここでは,共有メモリ(kernel.shmmax,kernel.shmall)64.0GB,UDP受信バッファ(net.core.rmem_max)8.0MB,UDP送信バッファ(net.core.wmem_max)2.0MBとして設定しています。
次の作業
前提環境に問題がないことが確認できたら,監視マネージャーの構築に進みましょう。