1.2.2 監視マネージャーの前提条件を確認する(Windowsの場合)
監視マネージャーがWindowsの場合,次の設定を確認してから,JP1ネットワーク管理製品のインストールを開始します。前提条件の詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「インストール前チェックリスト」のトピックを参照してください。
操作手順
監視マネージャーのホスト名を確認します。
ホスト名はトラップ宛先の設定やログイン時に使用します。
監視マネージャーが使うポート番号が使われていないことを確認します。
コマンドプロンプトから「netstat -an」を実行すると,そのときに使われているポート番号が確認できます。
ポート番号の詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「NNMiが使用するポートの一覧」のトピックを参照してください。SSOについては,リリースノートの「設定ポート番号および設定変更手順」を参照ください。
監視マネージャーに固定IPアドレスを割り当てます。
IPアドレスはDHCPでの動的割り当てではなく,固定割り当てに設定してください。
NNMiをインストールするフォルダを検討します。
NNMiのインストール先フォルダは,インストール時に使用します。デフォルトを次に示します。
プログラム用:C:¥Program Files (x86)¥Hitachi¥Cm2NNMi¥
データ用:C:¥ProgramData¥Hitachi¥Cm2NNMi¥
-
NNMiのシステムアカウントのパスワードを検討します。
NNMiのシステムアカウントは,NNMiコンソールに最初にサインインする際に使用します。
パスワードは,1文字以上,最大40文字まで入力できます。使用できる文字は,半角英数字(A-Z,a-z,0-9),およびアンダーバー(_)です。
SSOをインストールするフォルダを検討します。
SSOのインストール先フォルダは,インストール時に使用します。デフォルトを次に示します。
C:¥Program Files¥HITACHI¥JP1SSO¥
ウィルス対策ソフトを無効化します。
JP1ネットワーク管理製品をインストールしている間だけ,ウィルス対策ソフトを無効化します。
WindowsのSNMP関連サービスのSNMP Trapサービスを「無効」にします。
監視マネージャーをSNMPで監視する場合は,SNMPサービスを導入します。
監視マネージャーが使用しているポート番号へのアクセスが,Windowsファイアウォールで有効になっていることを確認します。
ポート番号へのアクセスの詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「ファイアウォールの通過方向」のトピックを参照してください。
環境変数のTEMPとTMPに設定された値が,同じかどうかを確認します。
環境変数のTEMPとTMPの値が異なると,NNMiのインストールに失敗することがあります。値が異なる場合は,同じ値を設定してください。なお,インストール時に%TEMP%フォルダを500.0MB使用します。
[管理ツール]−[リモート デスクトップ サービス]−[リモート デスクトップ セッション ホストの構成]で,リモートデスクトップの設定を次のように設定します。
終了時に一時フォルダーを削除しない
セッションごとに一時フォルダーを使用しない
次の作業
前提環境に問題がないことが確認できたら,監視マネージャーの構築に進みましょう。