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JP1 Version 12 ネットワーク管理 基本ガイド


1.3.5 SSOをセットアップする(Windowsの場合)

監視マネージャーがWindowsの場合,コミュニティ名やSSOの定義情報を設定して,SSOをセットアップします。

〈この項の構成〉

(1) SSOからNNMiへの接続情報を追加する

SSOのssonnmsetupコマンドを実行して,NNMiと連携するための接続情報を設定します。

操作手順

  1. 次のコマンドを実行します。

    ssonnmsetup -add -user ユーザー名 -password パスワード -port ポート番号 -ssl

    システムアカウントのユーザー名とパスワードを指定します。ポート番号には,Webサーバのポート番号を指定します。-sslオプションはhttpsで通信する場合だけ指定してください。

(2) SSOの定義情報をNNMiに設定する

コマンドを実行して,SSOの定義情報をNNMiに設定します。

操作手順

  1. NNMiのnnmconfigimport.ovplコマンドを実行して,インシデント定義を設定します。

    nnmconfigimport.ovpl -u ユーザー名 -p パスワード -f SSOのインストール先フォルダ¥incident¥ssoincident.def

    システムアカウントのユーザー名とパスワードを指定します。

    イベント通知にTCP 通信を使用しないAPM をプロセス・サービス監視対象とする場合,次のインシデント定義も設定が必要です。

    nnmconfigimport.ovpl -u ユーザー名 -p パスワード -f SSOのインストール先フォルダ¥incident¥apmtrap.def

  2. NNMiのnnmconfigimport.ovplコマンドを実行して,URLアクション定義を設定します。

    nnmconfigimport.ovpl -u ユーザー名 -p パスワード -f SSOのインストール先フォルダ¥urlaction¥ssourlaction.def

    システムアカウントのユーザー名とパスワードを指定します。

  3. SSOのssoauthコマンドを実行して,SSOにユーザーを登録します。

    ssoauth -add -user ユーザー名 -password パスワード

    SSOコンソールからログインするためのユーザー名とパスワードを設定します。

  4. SSOのssostartコマンドを実行して,SSOを起動します。

  5. SSOのssostatusコマンドを実行して,SSOの状態を確認します。

    すべての状態が実行中になっていれば正常です。

(3) コミュニティ名を設定する

コミュニティ名とは,SNMPプロトコルでMIBオブジェクトにアクセスするためのパスワードです。リソースを収集する場合は,監視エージェントと監視マネージャーのgetコミュニティ名を,プロセス・サービスを監視する場合は監視エージェントと監視マネージャーのsetコミュニティ名を一致させる必要があります。

操作手順

  1. SNMP定義ファイル(SSOのインストール先フォルダ¥conf¥ssosnmp.conf)を開きます。

  2. SNMP定義ファイルを編集します。

  3. 次のようにssoapcomコマンドを実行して,定義ファイルを再読み込みします。

    ssoapcom -r

  4. 次のようにssocollectdコマンドを実行して,定義ファイルを再読み込みします。

    ssocollcetd -r

次の作業

これで,監視マネージャーの構築が完了しました。拠点の監視エージェントの構築が完了していることを確認しましょう。拠点の監視エージェントの構築が完了している場合は,JP1ネットワーク管理製品の設定に進みましょう。