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JP1 Version 12 ネットワーク管理 基本ガイド


1.2.2 監視マネージャーの前提条件を確認する(Windowsの場合)

監視マネージャーがWindowsの場合,次の設定を確認してから,JP1ネットワーク管理製品のインストールを開始します。前提条件の詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「インストール前チェックリスト」のトピックを参照してください。

操作手順

  1. 監視マネージャーのホスト名を確認します。

    ホスト名はトラップ宛先の設定やログイン時に使用します。

  2. 監視マネージャーが使うポート番号が使われていないことを確認します。

    コマンドプロンプトから「netstat -an」を実行すると,そのときに使われているポート番号が確認できます。

    ポート番号の詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「NNMiが使用するポートの一覧」のトピックを参照してください。SSOについては,リリースノートの「設定ポート番号および設定変更手順」を参照ください。

  3. 監視マネージャーに固定IPアドレスを割り当てます。

    IPアドレスはDHCPでの動的割り当てではなく,固定割り当てに設定してください。

  4. NNMiをインストールするフォルダを検討します。

    NNMiのインストール先フォルダは,インストール時に使用します。デフォルトを次に示します。

    • プログラム用:C:¥Program Files (x86)¥Hitachi¥Cm2NNMi¥

    • データ用:C:¥ProgramData¥Hitachi¥Cm2NNMi¥

  5. SSOをインストールするフォルダを検討します。

    SSOのインストール先フォルダは,インストール時に使用します。デフォルトを次に示します。

    • C:¥Program Files¥HITACHI¥JP1SSO¥

  6. ウィルス対策ソフトを無効化します。

    JP1ネットワーク管理製品をインストールしている間だけ,ウィルス対策ソフトを無効化します。

  7. WindowsのSNMP関連サービスのSNMP Trapサービスを「無効」にします。

  8. 監視マネージャーをSNMPで監視する場合は,SNMPサービスを導入します。

  9. 監視マネージャーが使用しているポート番号へのアクセスが,Windowsファイアウォールで有効になっていることを確認します。

    ポート番号へのアクセスの詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「ファイアウォールの通過方向」のトピックを参照してください。

  10. 環境変数のTEMPとTMPに設定された値が,同じかどうかを確認します。

    環境変数のTEMPとTMPの値が異なると,NNMiのインストールに失敗することがあります。値が異なる場合は,同じ値を設定してください。なお,インストール時に%TEMP%フォルダを500.0MB使用します。

  11. [管理ツール]−[リモート デスクトップ サービス]−[リモート デスクトップ セッション ホストの構成]で,リモートデスクトップの設定を次のように設定します。

    • 終了時に一時フォルダーを削除しない

    • セッションごとに一時フォルダーを使用しない

次の作業

前提環境に問題がないことが確認できたら,監視マネージャーの構築に進みましょう。