Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for OpenTP1


8.4.2 トラブル発生時にUNIX環境で採取が必要な資料

〈この項の構成〉

(1) トラブルシューティング時に採取するOSのログ情報

OSのログ情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。

表8‒7 OSのログ情報(UNIXの場合)

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

システムログ

syslog

  • AIXの場合

    /var/adm/syslog*

  • Linuxの場合

    /var/log/messages*

プロセス情報

プロセスの一覧

システムファイル

hostsファイル

/etc/hosts

servicesファイル

/etc/services

OS情報

パッチ情報

カーネル情報

バージョン情報

ネットワークステータス

環境変数

ホスト名

ダンプ情報

coreファイル

(凡例)

○:採取できる

−:該当しない

注※

デフォルトのパスおよびファイル名以外に出力されるように設定されているシステムでは,収集できません。手動で収集してください。

(2) トラブルシューティング時に採取するPerformance Managementの情報

Performance Managementに関する情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

表8‒8 Performance Managementの情報(UNIXの場合)

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

共通メッセージログ

Performance Managementから出力されるメッセージログ

(シーケンシャルファイル方式)

/opt/jp1pc/log/jpclog{01|02}※1

Performance Managementから出力されるメッセージログ

(ラップアラウンドファイル方式)

/opt/jp1pc/log/jpclogw{01|02}※1

構成情報

各構成情報ファイル

jpctool service listコマンドの出力結果

バージョン情報

製品バージョン

履歴情報

データベース情報

Agent Store

  • Storeバージョン1.0の場合

    /opt/jp1pc/agth/store/インスタンス名/*.DB

    /opt/jp1pc/agth/store/インスタンス名/*.IDX

  • Storeバージョン2.0の場合

    /opt/jp1pc/agth/store/インスタンス名/STPD

    /opt/jp1pc/agth/store/インスタンス名/STPIディレクトリ下の次に示すファイル。

    *.DB

    *.IDX

トレースログ

Performance Managementのプログラムの各サービスに対するトレース情報

※2

インストールログ※3

Hitachi PP Installerの標準ログ

/etc/.hitachi/.hitachi.log*

/etc/.hitachi/.install.log*

×

(凡例)

○:採取できる

×:採取できない

−:該当しない

注※1

ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。

注※2

トレースログの格納先ディレクトリについては,「8.3.2 トラブルシューティング時に参照するログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。

注※3

インストールに失敗した場合に採取してください。

(3) トラブルシューティング時に採取するOpenTP1の情報

OpenTP1に関する情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。

表8‒9 OpenTP1の情報(UNIXの場合)

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

OpenTP1の保守情報

OpenTP1のトラブルシュートに必要な保守資料

OpenTP1のdcrasgetコマンドで採取するファイル。dcrasgetコマンドの詳細についてはマニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

(凡例)

○:採取できる

注※

環境変数JPCAGTH_COLNOTP1RASに1を設定してjpcrasコマンドを実行した場合は採取されません。

(4) トラブルシューティング時に採取するオペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

(5) トラブルシューティング時に採取するエラー情報

次に示すエラー情報を採取してください。

(6) トラブルシューティング時に採取するその他の情報

上記以外で必要な情報を次に示します。