8.4.1 トラブル発生時にWindows環境で採取が必要な資料
- 〈この項の構成〉
(1) トラブルシューティング時に採取するOSのログ情報
OSのログ情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。
情報の種類 |
概要 |
デフォルトのファイル名 |
jpcrasコマンドでの採取 |
---|---|---|---|
システムログ |
Windowsイベントログ |
− |
○ |
プロセス情報 |
プロセスの一覧 |
− |
○ |
システムファイル |
hostsファイル |
システムフォルダ\system32\drivers\etc\hosts |
○ |
servicesファイル |
システムフォルダ\system32\drivers\etc\services |
○ |
|
OS情報 |
システム情報 |
− |
○ |
ネットワークステータス |
− |
○ |
|
ホスト名 |
− |
○ |
- (凡例)
-
○:採取できる
−:該当しない
(2) トラブルシューティング時に採取するPerformance Managementの情報
Performance Managementに関する情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。
情報の種類 |
概要 |
デフォルトのファイル名 |
jpcrasコマンドでの採取 |
---|---|---|---|
共通メッセージログ |
Performance Managementから出力されるメッセージログ (シーケンシャルファイル方式) |
インストール先フォルダ\log\jpclog{01|02}※1 |
○ |
Performance Managementから出力されるメッセージログ (ラップアラウンドファイル方式) |
インストール先フォルダ\log\jpclogw{01|02}※1 |
○ |
|
構成情報 |
各構成情報ファイル |
− |
○ |
jpctool service listコマンドの出力結果 |
− |
○ |
|
バージョン情報 |
製品バージョン |
− |
○ |
履歴情報 |
− |
○ |
|
データベース情報 |
Agent Store |
|
○ |
トレースログ |
Performance Managementのプログラムの各サービスに対するトレース情報 |
−※2 |
○ |
インストールログ※3 |
インストール時のメッセージログ |
システムフォルダ\TEMP\HCDINSTフォルダ下の次に示すファイル。
|
× |
- (凡例)
-
○:採取できる
×:採取できない
−:該当しない
- 注※1
-
ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。
- 注※2
-
トレースログの格納先フォルダについては,「8.3.2 トラブルシューティング時に参照するログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。
- 注※3
-
インストールに失敗した場合に採取してください。
- 注※4
-
nは数字を示します。
(3) トラブルシューティング時に採取するオペレーション内容
トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。
-
オペレーション内容の詳細
-
トラブル発生時刻
-
マシン構成(各OSのバージョン,ホスト名,PFM - ManagerとPFM - Agentの構成など)
-
再現性の有無
-
PFM - Web Consoleからログインしている場合は,ログイン時のPerformance Managementユーザー名
(4) トラブルシューティング時に採取するOpenTP1の情報
OpenTP1に関する情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。
情報の種類 |
概要 |
デフォルトのファイル名 |
jpcrasコマンドでの採取 |
---|---|---|---|
OpenTP1の保守情報 |
OpenTP1のトラブルシュートに必要な保守資料 |
OpenTP1のdcrasgetコマンドで採取するファイル。dcrasgetコマンドの詳細についてはマニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。 |
○※ |
- (凡例)
-
○:採取できる
- 注※
-
環境変数JPCAGTH_COLNOTP1RASに1を設定してjpcrasコマンドを実行した場合は採取されません。
(5) トラブルシューティング時に採取する画面上のエラー情報
次に示すハードコピーを採取してください。
-
アプリケーションエラーが発生した場合は,操作画面のハードコピー
-
エラーメッセージダイアログボックスのハードコピー(詳細ボタンがある場合はその内容を含む)
-
コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,[コマンドプロンプト]ウィンドウまたは[管理者コンソール]ウィンドウのハードコピー
(6) トラブルシューティング時に採取するユーザーダンプ
Performance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,ユーザーダンプを採取してください。
(7) トラブルシューティング時に採取する問題レポートの採取
Performance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,問題レポートを採取してください。
(8) トラブルシューティング時に採取するその他の情報
上記以外で必要な情報を次に示します。
-
コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数
-
[アクセサリ]−[システムツール]−[システム情報]の内容
-
Windowsの[イベントビューア]ウィンドウを開き,左ペイン[Windowsログ]の,[システム]および[アプリケーション]の内容