フィールドの値
ここでは,各フィールドに格納される値について説明します。
- 〈このページの構成〉
データソース
各フィールドには,Performance Managementや監視対象プログラムから取得した値や,これらの値をある計算式に基づいて計算した値が格納されます。各フィールドの値の取得先または計算方法は,フィールドの表の「データソース」列で示します。
「−」は,パフォーマンスデータを加工してフィールドの値を設定していないことを示します。
デルタ
累積値として収集するデータに対し,変化量でデータを表すことを「デルタ」と呼びます。例えば,1回目に収集されたパフォーマンスデータが「3」,2回目に収集されたパフォーマンスデータが「4」とすると,累積値の場合は「7」,変化量の場合は「1」が格納されます。各フィールドの値がデルタかどうかは,フィールドの表の「デルタ」列で示します。
リアルタイムレポートの設定で,[デルタで表示]がチェックされている場合,最初にデータが収集されたときから値が表示されます。ただし,前回のデータを必要とするレポートの場合,初回の値は「0」で表示されます。2回目以降のデータ収集は,収集データの値が表示されます。
PFM - Agent for IISで収集されるパフォーマンスデータは,次の表のように異なります。
レコードタイプ |
デルタ |
データ種別 |
[デルタ値で表示]のチェック※ |
レコードの値 |
---|---|---|---|---|
PIレコードタイプ |
Yes |
− |
− |
− |
No |
リアルタイムデータ |
あり |
収集時点の値が表示される。 |
|
なし |
収集時点の値が表示される。 |
|||
|
− |
収集時点の値が表示される。 |
||
PDレコードタイプ |
Yes |
− |
− |
− |
No |
リアルタイムデータ |
あり |
収集時点の値が表示される。 |
|
なし |
収集時点の値が表示される。 |
|||
|
− |
収集時点の値が表示される。 |
- (凡例)
-
−:該当しない
- 注※
-
次に示すPFM - Web Consoleのダイアログボックスの項目でチェックされていることを示します。
-
[レポートウィザード- 表示設定(リアルタイムレポート)]ダイアログボックスの[デルタ値で表示]
-
[レポートの表示設定]ダイアログボックス(リアルタイムレポート)の[デルタ値で表示]
パフォーマンスデータが収集される際の注意事項を次に示します。
PFM - Agent for IISで最初に履歴レポートを表示する場合,1回目と2回目に収集されたデータを基に,履歴レポートに表示されるパフォーマンスデータが作成されます。このため,最初に履歴レポートに表示されるデータが収集されるまでには,設定した収集間隔の最大2倍の時間が掛かります。
各フィールドの平均および割合
各フィールドの平均や割合の値については,Interval時間によって秒単位の値として求められるものと,データの収集間隔によって求められるものとがあります。特に断り書きがない場合,データの収集間隔によって求められる値となります(Intervalが60秒間隔の場合,1分単位のデータとなります)。
Intervalフィールドの値
Intervalフィールドの値は,レコードタイプによって異なります。Intervalフィールドの値を次の表に示します。
レコードタイプ |
説明 |
---|---|
PIレコードタイプ |
|
PDレコードタイプ |
|