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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Enterprise Applications


5.3.1 設定手順

環境パラメーター設定ファイルの設定手順を次に示します。

  1. 環境パラメーター設定ファイルを変更する前に,System Log Monitor Command(PD_SLMX)レコードの収集を停止する。

    次のどちらかの方法で収集を停止してください。

    • Agent Collectorサービスを停止する

    • Agent Collectorサービスが起動中の状態で,PFM - Web Consoleで,System Log Monitor Command(PD_SLMX)レコードのパフォーマンスデータをStoreデータベースに格納しないように設定する

      設定する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。

  2. 環境パラメーター設定ファイルを開く。

    環境パラメーター設定ファイルを次に示します。

    OS環境

    ホスト環境

    環境パラメーター設定ファイル

    Windows

    物理ホスト

    インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\jr3slget.ini

    論理ホスト

    環境ディレクトリ\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\jr3slget.ini

    Linux

    物理ホスト

    /opt/jp1pc/agtm/agent/インスタンス名/jr3slget.ini

    論理ホスト

    環境ディレクトリ/jp1pc/agtm/agent/インスタンス名/jr3slget.ini

    注※

    環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。

  3. 設定内容を編集する。

    環境パラメーター設定ファイルの設定内容を次に示します。次の網掛け部分が修正できます。設定内容については,「5.3.2 設定内容」を参照してください。

    [図データ]

  4. 環境パラメーター設定ファイルを保存する。

  5. 環境パラメーター設定ファイルの変更をしたあとにSystem Log Monitor Command(PD_SLMX)レコードの収集を再開する。

注意

SAPシステムのタイムゾーンの設定を変更した場合(標準時間と夏時間の切り替えに伴う変更を除く),設定変更前のタイムゾーンに基づくタイムスタンプが記録された,タイムスタンプファイルは削除する必要があります。次のタイムスタンプファイルが存在する場合には,レコードの収集を再開する前にタイムスタンプファイルを削除してください。

  • インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\jr3slget.lasttime