Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Enterprise Applications


3.2.3 Linux版のインストール手順

ここでは,PFM - Agent for Enterprise Applicationsのプログラムをインストールする順序と提供媒体からプログラムをインストールする手順を説明します。

〈この項の構成〉

(1) プログラムのインストール順序

まず,PFM - Baseをインストールし,次にPFM - Agentをインストールします。PFM - BaseがインストールされていないホストにPFM - Agentをインストールすることはできません。

なお,PFM - Managerと同一ホストにPFM - Agentをインストールする場合は,PFM - Manager → PFM - Agentの順でインストールしてください。また,Storeデータベースのバージョン1.0からバージョン2.0にバージョンアップする場合,PFM - AgentとPFM - ManagerまたはPFM - Baseのインストール順序によって,セットアップ方法が異なります。Storeバージョン2.0のセットアップ方法については,「3.6.2 Storeバージョン2.0への移行」を参照してください。

同一ホストに複数のPFM - Agentをインストールする場合,PFM - Agent相互のインストール順序は問いません。

[図データ]

(2) プログラムのインストール方法

LinuxホストにPerformance Managementプログラムをインストールするには,提供媒体を使用する方法と,JP1/NETM/DMを使用してリモートインストールする方法があります。JP1/NETM/DMを使用する方法については,次のマニュアルを参照してください。

注意

インストールするホストでPerformance Managementのサービスが起動されている場合は,すべて停止してください。なお,停止するサービスは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサービスです。サービスの停止方法は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,サービスの起動と停止について説明している章を参照してください。

提供媒体を使用する場合のインストール手順を示します。

(a) Linuxの場合

  1. Performance Managementのプログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインするか,またはsuコマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。

  2. ローカルホストでPerformance Managementのサービスをすべて停止する。

    Performance Managementのサービスが起動している場合は,すべて停止してください。

  3. Performance Managementのプログラムの媒体をセットする。

  4. mountコマンドを実行して,該当する装置をマウントする。

    例えば,該当する装置を/cdromにマウントする場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    mount -r -o mode=0544 デバイススペシャルファイル名 /cdrom

    指定するコマンド,デバイススペシャルファイル名およびマウントディレクトリ名は,使用する環境によって異なります。

  5. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動する。

    /cdrom/X64LIN/SETUP /cdrom

    Hitachi PP Installerが起動され,初期画面が表示されます。

  6. 初期画面で「I」を入力する。

    インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

  7. インストールしたいPerformance Managementのプログラムを選択して,「I」を入力する。

    選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させ,スペースキーで選択します。

  8. インストールが正常終了したら,「Q」を入力する。

    Hitachi PP Installerの初期画面に戻ります。

参考

PFM - Web Consoleを除くPerformance Managementインストールディレクトリは,インストール時に自動的に生成されます。2回目以降のインストールでも,初回のインストール時に指定したディレクトリにインストールされます。