Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle


8.4.2 UNIXの場合

〈この項の構成〉

(1) OSのログ情報

OSに関する次のログ情報の採取が必要です。OSのログ情報を次の表に示します。

表8‒9 OSのログ情報

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

システムログ

syslog

HP-UXの場合

/var/adm/syslog/syslog.log

Solarisの場合

/var/adm/messages

AIXの場合

Linuxの場合

/var/log/messages

※1

プロセス情報

プロセスの一覧

システムファイル

hostsファイル

/etc/hosts

/etc/inet/ipnodes※2

※3

servicesファイル

/etc/services

OS情報

パッチ情報

カーネル情報

バージョン情報

ネットワークステータス

環境変数

ホスト名

ダンプ情報

coreファイル※4

(凡例)

○:採取できる

−:該当しない

注※1

デフォルトのパスおよびファイル名以外に出力されるように設定されているシステムでは,収集できません。手動で収集してください。

注※2

/etc/inet/ipnodesファイルはSolarisだけに存在するファイルです。/etc/hostsファイルと一緒に収集してください。

注※3

PFM - Manager 08-50以降またはPFM - Base 08-50以降のjpcrasコマンドでだけ収集できます。

注※4

HP-UX 11i V3 (IPF)では,coreadmコマンドによってcoreファイルの名称を任意に変更できます。ファイル名の先頭が「core」以外に変更されたファイルについては,jpcrasコマンドでは収集できません。手動で収集してください。

(2) Performance Managementの情報

Performance Managementに関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。Performance Managementの情報を次の表に示します。

表8‒10 Performance Managementの情報

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

共通メッセージログ

Performance Managementから出力されるメッセージログ(シーケンシャルファイル方式)

/opt/jp1pc/log/jpclog{01|02}※1

Performance Managementから出力されるメッセージログ

(ラップアラウンドファイル方式)

/opt/jp1pc/log/jpclogw{01|02}※1

構成情報

各構成情報ファイル

jpctool service listコマンドの出力結果

バージョン情報

製品バージョン

履歴情報

データベース情報

Agent Storeサービス

Storeバージョン1.0の場合

/opt/jp1pc/agto/store/インスタンス名/*.DB

/opt/jp1pc/agto/store/インスタンス名/*.IDX

Storeバージョン2.0の場合

/opt/jp1pc/agto/store/インスタンス名/STPD

/opt/jp1pc/agto/store/インスタンス名/STPI

ディレクトリ下の次に示すファイル。

*.DB

*.IDX

トレースログ

Performance Managementのプログラムの各サービスのトレース情報

※2

エージェントログ

PFM Agent for Oracleのレコード取得に関する処理の通常ログ

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/log/agtoinf{01|02}※3

※4

PFM Agent for Oracleのレコード取得に関する処理の異常ログ

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/log/agtoerr{01|02}※3

※4

インストールログ※5

Hitachi PP Installerの標準ログ

/etc/.hitachi/.hitachi.log

/etc/.hitachi/.hitachi.log{01|02|03|04|05}

/etc/.hitachi/.install.log

/etc/.hitachi/.install.log{01|02|03|04|05}

×

(凡例)

○:採取できる

×:採取できない

−:該当しない

注※1

ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。

注※2

トレースログの格納先ディレクトリについては,「8.3.2 ログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。

注※3

エージェントログの出力方式,および格納先フォルダの変更方法については,「8.3.2 ログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。

注※4

jpcrasコマンドでは,エージェントログ情報は,現在設定されている出力先フォルダからだけ採取されます。エージェントログの出力先フォルダを変更した場合,変更前に出力されているエージェントログファイルについては手動で採取してください。

注※5

インストールに失敗した場合に採取してください。

(3) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

(4) エラー情報

次に示すエラー情報を採取してください。

(5) パフォーマンスデータに関する情報

パフォーマンスデータに関する次の情報の採取が必要です。また,マシン上のファイル,コマンド結果,レジストリ情報の採取も必要です。

PFM - Agent for Oracleをインストールした環境で採取する必要がある,PFM - Agent for Oracle固有のパフォーマンスデータに関する情報を次の表に示します。

表8‒11 PFM - Agent for Oracle固有のパフォーマンスデータに関する情報

情報の種類

概要

ファイル名※1

jpcrasコマンドでの採取

PDNLレコード情報

lsnrctl(Oracleコマンド)出力結果

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/pdnl.out

PDNLレコード情報

lsnrctl(Oracleコマンド)出力結果

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/lsnrctl.status.pdnl.out.err.txt

PDNLレコード情報

uname実行結果

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/sqlnet.tmp

PDLSレコード情報

lsnrctl(Oracleコマンド)出力結果

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/pdls.out

PDLSレコード情報

lsnrctl(Oracleコマンド)出力結果

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/lsnrctl.status.pdls.out.err.txt

Oracle接続時のエラー情報※2

Oracle接続でエラーが発生した場合のエラーコード

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/pdia_xxxxx_status.db※3

内部保守情報

OCI関数のログ出力ファイル

/opt/jp1pc/agto/agent/インスタンス名/ocilog.txt

(凡例)

○:採取できる

注※1

論理ホストで運用する場合は,ファイル名の「/opt/jp1pc」を「環境ディレクトリ/jp1pc」に読み替えてください。

注※2

このファイルは,Oracle接続時にエラーが発生した場合に作成されることがあります。

注※3

xxxxx”には,任意の文字列が入ります。

(6) その他の情報

上記以外で必要な情報を次に示します。