Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle


8.4.1 Windowsの場合

〈この項の構成〉

(1) OSのログ情報

OSに関する次のログ情報の採取が必要です。OSのログ情報を次の表に示します。

表8‒6 OSのログ情報

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

システムログ

Windowsイベントログ

プロセス情報

プロセスの一覧

システムファイル

hostsファイル

システムフォルダ\system32\drivers\etc\hosts

servicesファイル

システムフォルダ\system32\drivers\etc\services

OS情報

システム情報

ネットワークステータス

ホスト名

Windowsファイアウォールの情報

ダンプ情報

問題のレポートと解決策のログファイル

ユーザーモードプロセスダンプの出力先フォルダ\プログラム名.プロセスID.dmp

例:jpcagto.exe.2420.dmp

×

(凡例)

○:採取できる

×:採取できない

−:該当しない

注※

別のフォルダにログファイルが出力されるように設定している場合は,該当するフォルダから資料を採取してください。

(2) Performance Managementの情報

Performance Managementに関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。Performance Managementの情報を次の表に示します。

表8‒7 Performance Managementの情報

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

共通メッセージログ

Performance Managementから出力されるメッセージログ(シーケンシャルファイル方式)

インストール先フォルダ\log\jpclog{01|02}※1

Performance Managementから出力されるメッセージログ

(ラップアラウンドファイル方式)

インストール先フォルダ\log\jpclogw{01|02}※1

構成情報

各構成情報ファイル

jpctool service listコマンドの出力結果

バージョン情報

製品バージョン

履歴情報

データベース情報

Agent Storeサービス

Storeバージョン1.0の場合

インストール先フォルダ\agto\store\インスタンス名\*.DB

インストール先フォルダ\agto\store\インスタンス名\*.IDX

Storeバージョン2.0の場合

インストール先フォルダ\agto\store\インスタンス名\STPD

インストール先フォルダ\agto\store\インスタンス名\STPIフォルダ下の次に示すファイル。

*.DB

*.IDX

トレースログ

Performance Managementのプログラムの各サービスのトレース情報

※2

エージェントログ

PFM Agent for Oracleのレコード取得に関する処理の通常ログ

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\log\agtoinf{01|02}※3

※4

PFM Agent for Oracleのレコード取得に関する処理の異常ログ

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\log\agtoerr{01|02}※3

※4

インストールログ※5

インストール時のメッセージログ

システムフォルダ\TEMP\HCDINSTフォルダ下の次に示すファイル

  • HCDMAIN.LOGおよびHCDMAINn.LOG※6

  • HCDINST.LOGおよびHCDINSTn.LOG※6

  • 製品形名.LOG

×

(凡例)

○:採取できる

×:採取できない

−:該当しない

注※1

ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。

注※2

トレースログの格納先フォルダについては,「8.3.2(2) トレースログ」を参照してください。

注※3

エージェントログの出力方式,および格納先フォルダの変更方法については,「8.3.2(3) エージェントログ」を参照してください。

注※4

jpcrasコマンドでは,エージェントログ情報は,現在設定されている出力先フォルダからだけ採取されます。エージェントログの出力先フォルダを変更した場合,変更前に出力されているエージェントログファイルについては手動で採取してください。

注※5

インストールに失敗した場合に採取してください。

注※6

nは数字を示します。

(3) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

(4) 画面上のエラー情報

次に示すハードコピーを採取してください。

(5) ユーザーモードプロセスダンプ

Performance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,ユーザーモードプロセスダンプを採取してください。

(6) 問題レポートの採取

Performance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,問題レポートを採取してください。

(7) パフォーマンスデータに関する情報

パフォーマンスデータに関する次の情報の採取が必要です。また,マシン上のファイル,コマンド結果,レジストリ情報の採取も必要です。

PFM - Agent for Oracleをインストールした環境で採取する必要がある,PFM - Agent for Oracle固有のパフォーマンスデータに関する情報を次の表に示します。

表8‒8 PFM - Agent for Oracle固有のパフォーマンスデータに関する情報

情報の種類

概要

ファイル名※1

jpcrasコマンドでの採取

PDNLレコード情報

lsnrctl(Oracleコマンド)出力結果

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\pdnl.out

PDNLレコード情報

lsnrctl(Oracleコマンド)出力結果

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\lsnrctl.status.pdnl.out.err.txt

PDNLレコード情報

hostname実行結果

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\sqlnet.tmp

PDLSレコード情報

lsnrctl(Oracleコマンド)出力結果

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\pdls.out

PDLSレコード情報

lsnrctl(Oracleコマンド)出力結果

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\lsnrctl.status.pdls.out.err.txt

Oracle接続時のエラー情報※2

Oracle接続でエラーが発生した場合のエラーコード

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\pdia_xxxxx_status.db※3

内部保守情報

OCI関数のログ出力ファイル

インストール先フォルダ\agto\agent\インスタンス名\ocilog.txt

(凡例)

○:採取できる

注※1

論理ホストで運用する場合は,ファイル名の「インストール先フォルダ」を「環境フォルダ\jp1pc」に読み替えてください。

注※2

このファイルは,Oracle接続時にエラーが発生した場合に作成されることがあります。

注※3

xxxxx”には,任意の文字列が入ります。

(8) その他の情報

上記以外で必要な情報を次に示します。