CDB Status（PD_CDCS）
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機能
CDB Status（PD_CDCS）レコードは，CDB内に構築されるPDBのオープン・モードの情報や使用しているディスク容量についての，ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。PDBごとに1つのレコードが作られます。このレコードは，複数インスタンスレコードです。
- 注意
-
-
CDB Status（PD_CDCS）レコードは，監視対象がOracle Database 12c R2以降でかつCDB構成の場合だけサポートしています。監視対象がOracle Database 12c R1以前，またはOracle Database 12c R2以降で非CDB構成の場合は，収集できません。
-
ルート・コンテナからCDB Status（PD_CDCS）レコードを監視する場合，Oracleの管理アカウント（sysおよびsystem）を使用する必要があります。共通ユーザーを使用した場合は，収集できません。
-
このレコードは，PDBを監視する場合とルート・コンテナ（CDB$ROOT）を監視する場合で，収集する対象範囲が異なります。
・PDBを監視する場合
監視対象のPDBのパフォーマンスデータ
・ルート・コンテナ（CDB$ROOT）から属しているすべてのPDBを監視する場合
ルート・コンテナ（CDB$ROOT）が管理するすべてのPDBのパフォーマンスデータ
-
監視対象のOracle Databaseで，PDBのストレージサイズ（MAX_SIZE，MAX_DIAG_SIZE，MAX_AUDIT_SIZE）を未設定または無制限に指定している場合，次のフィールドは常に0または，100となり監視することはできません。
|
Oracle未設定または無制限の項目 |
フィールド名 |
表示される値 |
|---|---|---|
|
MAX_SIZE |
Max Size |
常に0となる |
|
Free Size |
常に0となる |
|
|
Free Size % |
常に100となる |
|
|
MAX_DIAG_SIZE |
Max Diagnostics Size |
常に0となる |
|
Free Diagnostics Size |
常に0となる |
|
|
Free Diagnostics Size % |
常に100となる |
|
|
MAX_AUDIT_SIZE |
Max Audit Size |
常に0となる |
|
Free Audit Size |
常に0となる |
|
|
Free Audit Size % |
常に100となる |
デフォルト値および変更できる値
|
項目 |
デフォルト値 |
変更可否 |
|---|---|---|
|
Collection Interval |
600 |
○ |
|
Collection Offset |
0 |
○ |
|
Log |
No |
○ |
|
LOGIF |
空白 |
○ |
ODBCキーフィールド
PD_CDCS_CON_ID
ライフタイム
PDBの作成から削除まで。
レコードサイズ
-
固定部：678バイト
-
可変部：262バイト
フィールド
|
PFM - View名 （PFM - Manager名） |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
データソース |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
Container ID （CON_ID） |
PDBのコンテナID。 |
− |
ushort |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.CON_ID |
|
Container UID （CON_UID） |
PDBに関連する一意識別子。 |
− |
ulong |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.CON_UID |
|
DBID （DBID） |
PDBの識別子。 |
− |
ulong |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.DBID |
|
Name （NAME） |
PDB名。 |
− |
string(128) |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.NAME |
|
Open Mode （OPEN_MODE） |
オープン・モード。
|
− |
string(10) |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.OPEN_MODE |
|
Restricted （RESTRICTED） |
RESTRICTED SESSION権限を持つユーザーだけがアクセスできる場合，「YES」，できない場合，「NO」を示す。 |
− |
string(3) |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.RESTRICTED |
|
Total Size （TOTAL_SIZE） |
PDBのデータおよび一時ファイルのディスク領域サイズ。メガバイト単位。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.TOTAL_SIZE / (1024 * 1024) |
|
Diagnostics Size （DIAG_SIZE） |
PDB内で生成された診断トレースのサイズ。メガバイト単位。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.DIAGNOSTICS_SIZE / (1024 * 1024) |
|
Audit File Size （AUDIT_SIZE） |
PDB内の統合監査ファイルのサイズ。メガバイト単位。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.AUDIT_FILES_SIZE / (1024 * 1024) |
|
Max Size （MAX_SIZE） |
PDB内のデータおよび一時ファイルで使用可能な最大領域サイズ。メガバイト単位。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.MAX_SIZE / (1024 * 1024) |
|
Max Diagnostics Size （MAX_DIAG_SIZE） |
PDB内の診断トレースで使用可能な最大領域サイズ。メガバイト単位。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.MAX_DIAGNOSTICS_SIZE / (1024 * 1024) |
|
Max Audit Size （MAX_AUDIT_SIZE） |
PDB内の統合監査ファイルで使用可能な最大領域サイズ。メガバイト単位。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.MAX_AUDIT_SIZE / (1024 * 1024) |
|
Free Size （TOTAL_FREE） |
PDB内のデータおよび一時ファイルの使用可能な領域サイズ。メガバイト単位。MAX_SIZEが0の場合，常に0とする。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
MAX_SIZE - TOTAL_SIZE |
|
Free Diagnostics Size （DIAG_FREE） |
PDB内の診断トレースで使用可能な領域サイズ。メガバイト単位。MAX_DIAG_SIZEが0の場合，常に0とする。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
MAX_DIAG_SIZE - DIAG_SIZE |
|
Free Audit Size （AUDIT_FREE） |
PDB内の統合監査ファイルで使用可能な領域サイズ。メガバイト単位。MAX_AUDIT_SIZEが0の場合，常に0とする。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
MAX_AUDIT_SIZE - AUDIT_SIZE |
|
Free Size % （PERC_FREE） |
PDB内のデータおよび一時ファイルの使用可能な割合。MAX_SIZEが0の場合，常に100とする。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
((MAX_SIZE - TOTAL_SIZE) / MAX_SIZE) * 100 |
|
Free Diagnostics Size % （PERC_FREE_DIAG） |
PDB内の診断トレースで使用可能な割合。MAX_DIAG_SIZEが0の場合，常に100とする。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
((MAX_DIAG_SIZE - DIAG_SIZE) / MAX_DIAG_SIZE) * 100 |
|
Free Audit Size % （PERC_FREE_AUDIT） |
PDB内の統合監査ファイルで使用可能な割合。MAX_AUDIT_SIZEが0の場合，常に100とする。 |
− |
double |
No |
Oracle 12c R2以降 |
((MAX_AUDIT_SIZE - AUDIT_SIZE) / MAX_AUDIT_SIZE) * 100 |
|
Application Root （APPLICATION_ROOT） |
PDBがアプリケーション・ルートである場合，このフィールドの値は「Yes」，そうでない場合，「No」。 |
− |
string(3) |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.APPLICATION_ROOT |
|
Applicaton PDB （APPLICATION_PDB） |
PDBがアプリケーションPDBである場合，このフィールドの値は「Yes」，そうでない場合，「No」。 |
− |
string(3) |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.APPLICATION_PDB |
|
Application Seed （APPLICATION_SEED） |
PDBがアプリケーション・シードである場合，このフィールドの値は「Yes」，そうでない場合，「No」。 |
− |
string(3) |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$PDBS.APPLICATION_SEED |
|
Record Time （RECORD_TIME） |
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。 |
− |
time_t |
No |
Oracle 12c R2以降 |
Agent Collector |
|
Record Type （INPUT_RECORD_TYPE） |
レコード名。常に「CDCS」。 |
− |
string(4) |
No |
Oracle 12c R2以降 |
Agent Collector |
|
Start Time （START_TIME） |
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集開始時刻。 |
− |
time_t |
No |
Oracle 12c R2以降 |
Agent Collector |