3.4.2 インスタンス環境の更新の設定
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。Oracleのインスタンス情報の詳細については,Oracleのマニュアルを参照してください。
項目 |
説明 |
設定できる値 |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
oracle_sid |
この値は更新できる。 監視対象となるOracleシステム識別子(環境変数ORACLE_SIDと同じ値)。 |
255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
|
前回の設定値 |
oracle_home※1 |
この値は更新できる。 Oracleホームのディレクトリ(環境変数ORACLE_HOMEと同じ値)。 |
255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
|
前回の設定値 |
oracle_version※1 |
この値は更新できる。 Oracle Databaseのバージョン番号。 Oracle Database 12c以降(Oracle Database 18cなど)を監視する場合は,12を指定する。 |
|
前回の設定値 |
oracle_user※2 |
この値は更新できる。 Oracleを監視するアカウント(指定できるアカウント,および必要な権限については,「3.1.4(3) PFM - Agent for Oracleで使用するOracleのアカウントの作成」を参照のこと)。 |
255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
|
前回の設定値 |
oracle_passwd※3 |
この値は更新できる。oracle_userで指定したアカウントのパスワードを指定する。 |
255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
|
前回の設定値 |
sqlnet※1,※4 |
この値は更新できる。 次のどちらかの場合に「Y」を指定。
1および3の場合に「N」を指定すると,Oracleでエラーが発生する場合がある。 |
{Y|N} |
前回の設定値 |
net_service_name※1 |
この値は更新できる。 監視対象のデータベースのネットサービス名。sqlnetに「Y」を指定した場合に値が有効となる。監視対象のデータベースのネットサービス名については,Oracleのマニュアルを参照のこと。 |
255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
|
前回の設定値 |
listener_home※1 |
この値は更新できる。 監視したいリスナーがあるOracleコンポーネントの環境変数ORACLE_HOMEの値。 Oracle RAC環境の場合は環境変数GRID_HOMEの値。 |
255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
|
前回の設定値 |
listener_name |
この値は更新できる。 PD_PDLSレコードで監視するリスナー名を指定する。 PD_PDLSレコードでリスナーを監視しない場合指定値は使用しないが,空白を許可しないため,デフォルトのリスナー名「LISTENER」を指定する。 |
255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
|
前回の設定値 |
log_path※5 |
この値は変更できる。 エージェントログの出力先ディレクトリ名を絶対パスで指定する。 |
245バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
|
前回の設定値 |
log_size |
この値は変更できる。 エージェントログの1ファイルの最大サイズを指定する。 |
1〜32(単位:キロバイト)。 ただし,推奨は16以上。 |
前回の設定値 |
timeout |
この値は更新できる。 クエリー時のOracleアクセスのタイムアウト時間を指定する。 |
0,10〜3600(単位:秒)。 0を指定した場合はタイムアウト監視を行わない。1〜9を指定した場合は,実行時,10に変更する。 |
前回の設定値 |
sql_option※6 |
この値は更新できる。 「Y」を指定した場合,PI_PIDB,PD_PDTSレコードで,次の項目※6の情報収集を行わず,0またはnumeric_10で指定した値を設定する。 |
{Y|N} |
前回の設定値 |
numeric_10 |
この値は更新できる。 sql_optionが「Y」の場合,情報収集しない項目に設定する値を指定する。sql_optionが「N」の場合,設定を無視する。 |
0〜99999。 ただし,設定するフィールドのデータ型の最大値(shortの場合32767,ushortの場合65535)を超える値を指定した場合,データ型の最大値が設定される。※7 |
前回の設定値 |
startup_always |
この値は更新できる。 PFM - Agent for Oracle起動時に監視対象のOracleが起動処理中であった場合などに,PFM - Agent for OracleがOracle接続エラーで停止することがある。 「Y」を指定した場合,接続エラーが発生しても起動処理を継続する。「N」を指定した場合,この動作を有効にしない。 |
{Y|N} |
前回の設定値 |
localtemp_option※8 |
この値は更新できる。 PD_PDDB,PI_PIDB,PD_PDDF,PI_PIDF,PD_PDTF,PD_PDTS,PD_PCTSレコードのローカル管理一時表領域の空き容量の情報の表示を切り替えるオプション。 「Y」を指定した場合,使用されていないサイズを表示する。「N」を指定した場合,未割り当てのサイズを表示する。 |
{Y|N} |
前回の設定値 |
nls_lang※9 |
この値は更新できる。 PFM - Agent for OracleがOracle Databaseとの通信で使用する文字コード形式を指定するオプション。 |
文字コードセット OSのLANGおよびOracle DatabaseのNLS_CHARACTER_SETの組み合わせによって設定できる値が異なる。詳細は表3-20を参照のこと。 |
前回の設定値 |
undospace_option※10 |
この値は更新できる。 PD_PDDB,PI_PIDB,PD_PDDF,PI_PIDF,PD_PDTS,PD_PCTS,PD_CDTSレコードのUNDO表領域の空き容量の表示を切り替えるオプション。 「N」を指定した場合,未割り当てのサイズを表示する。 「Y」を指定した場合,使用されていないサイズを表示する。 |
{Y|N} |
前回の設定値 |
- (凡例)
-
−:なし
- 注※1
-
OSによって設定が異なります。
OSごとの設定方法を次に示します。
OS
設定方法
Linux
「Linuxの場合の設定」の説明に従って設定する。
AIX
「AIXおよびSolarisの場合の設定」の説明に従って設定する。
HP-UX(IPF)
表3-18の説明に従って設定する。
Solaris
「AIXおよびSolarisの場合の設定」の説明に従って設定する。
- ●Linuxの場合の設定
-
Linux環境でOracle Databaseを監視する場合,10-50以前のバージョンではOracle Client 32-bitを前提製品としていましたが,11-00以降のバージョンではOracle Client 64-bitライブラリを使用して監視します。
11-00以降のバージョンでは,インスタンス情報の設定は次の表のように異なるため,設定内容を確認してください。
項目
PFM - Agent for Oracleのバージョン
10-50以前
11-00以降
oracle_home
Oracle Client 32-bitのOracleホームを指定する。
Oracle DatabaseのOracleホームを指定する。
oracle_version
Oracle Client 32-bitのバージョンを指定する。
Oracle Databaseのバージョンを指定する。
Oracle Database 12c以降(Oracle Database 18cなど)を監視する場合は,12を指定する。
sqlnet
「Y」を指定する。
表3-18の説明に記載している条件に従って指定する。
net_service_name
Oracle Client 32-bitで設定した監視対象のOracle Databaseに接続できるネットサービス名を指定する。
sqlnetに「Y」を指定した場合に指定する。監視対象のOracle Databaseで設定した監視対象のOracle Databaseに接続できるネットサービス名を指定する。
- 注意
-
-
バージョン11-00以降のPFM - Agent for Oracleでは,Oracle Databaseに同梱されるOracle Client 64-bitライブラリを使用するため,Oracle Client 64-bitをインストールする必要はありません。
-
PFM - Agent for Oracle 10-50以前から11-00以降にバージョンアップする場合,インスタンス情報の設定内容が変更になるため,PFM - Agent for Oracleのサービスを起動する前にインスタンス情報を更新してください。
また,Oracle Client 32-bitは不要になります。Oracle Client 32-bitをPFM - Agent for Oracle以外で使用しない場合,アンインストールしても問題ありません。
-
Oracle Client 32-bitのORACLE_HOMEを指定して,PFM - Agent for Oracleを起動すると,「KAVF12011-E」および「KAVF12021-E」のメッセージが表示されます。
-
- ●AIXおよびSolarisの場合の設定
-
AIXおよびSolaris環境でOracle Databaseを監視する場合,Oracle Client 32-bitのインストールと環境設定が必要です。
環境設定が必要なインスタンス情報の項目および設定内容を次に示します。
項目
設定内容
oracle_home
Oracle Client 32-bitのOracleホームを指定する。
oracle_version
Oracle Client 32-bitのバージョンを指定する。
Oracle Client 12c以降(Oracle Client 18cなど)の場合は,12を指定する。
sqlnet
「Y」を指定する。
net_service_name
Oracle Client 32-bitで設定した監視対象のOracle Databaseに接続できるネットサービス名を指定する。
listener_name
監視対象のOracle DatabaseのOracleホームを指定する。Oracle RAC環境の場合,Oracle Grid Infrastructureのホームを指定してする。
- 注意
-
-
Oracle Client 32-bitのインストールと環境構築が完了していない状態で,インスタンス情報の「oracle_home」にOracle DatabaseのORACLE_HOMEを指定,またはOracle Client 64-bitのORACLE_HOMEを指定して,PFM - Agent for Oracleを起動すると,「KAVF12011-E」および「KAVF12021-E」のメッセージが表示されます。
-
Oracle Client 32-bitのインストールは,管理者またはランタイムで実行してください。Instant Clientはサポート対象外です。
-
- 注※2
-
Oracleを監視するアカウントを変更する場合は,次の手順で行ってください。
-
変更前のアカウントが作成していたオブジェクトを削除する。
-
変更後のアカウントで,新しくオブジェクトを登録する。
なお,アカウントを変更しても,パフォーマンスデータは削除されません。
オブジェクトの削除方法については「3.2.2(1)(b) Oracle Databaseへ登録したオブジェクトを削除する」を,オブジェクトの登録方法については「3.1.4(4)(b) Oracle Databaseへオブジェクトを登録する」を参照してください。
-
- 注※3
-
oracle_passwdにパスワードの有効期限が設定されている場合,有効期限に達するとOracleとの接続エラーが起こり,パフォーマンス情報を収集できません。Oracleとの接続エラーを起こさせないようにするために,パスワードの有効期限が切れる前に,次のどちらかを設定してください。
-
パスワードの有効期限を解除します。
-
パスワードの更新後,jpcconf inst setupコマンドを実行し,oracle_passwdを更新します。
なお,mk_user.sqlで作成したOracleのアカウントには,Oracleが提供しているDEFAULTのプロファイルが適用されます。
-
- 注※4
-
Oracleネットワークサービスを使用するかどうかを指定します。
-
「Y」を指定した場合
Oracleネットワークサービスで構成されたリスナーを通じて,Oracleに接続します。
この場合,Oracle側のネットワークサービス定義(tnsnames.ora,listener.oraなど)を設定している必要があります。
Oracle RAC構成のOracleインスタンスを監視する場合は,各ノードのOracleインスタンスを監視するように設定してください。
Oracle Database 12c Release 2以降でCDB構成のときは,各PDBを監視する場合に設定してください。ルート・コンテナ(CDB$ROOT)を監視する場合,この設定は必須ではありません。
設定方法については,Oracleのマニュアルを参照してください。
また,tnsnames.oraファイルは次に示すディレクトリに格納してください。
oracle_homeで指定したディレクトリ/network/admin
これ以外のディレクトリに格納する場合,PFM - Agent for Oracleの起動ユーザに,OracleのTNS_ADMIN環境変数を設定してから起動してください。TNS_ADMIN環境変数の詳細はOracleのマニュアルを参照してください。
-
「N」を指定した場合
Oracleネットワークサービスを使用しないで,ローカル・データベースに接続します。
-
- 注※5
-
変更前のパス情報は保存されません。手動でファイルなどに履歴として記録しておいてください。トラブルなどによって,変更前のディレクトリからのエージェントログの採取が必要となる場合があります。
- 注※6
-
PFM - Agent for OracleではOracleの各セグメント関連の情報を取得するため,Oracleの静的ディクショナリ・ビュー DBA_SEGMENTSを検索します。Oracleで大量のセグメント(数十万件以上のセグメント)が存在する場合,情報収集で非常に時間が掛かるときがあります。そのため,大量のセグメントが存在し,次の表に示す情報収集の情報が不要な場合,sql_optionを「Y」と設定して運用してください。
表3‒19 レコード名とnumeric_10で指定した値(インスタンス情報の更新の設定) レコード名
PFM - View名
numeric_10で指定した値
PD_PDTS
Segments
有効
Extents
有効
PI_PIDB
DB Files %
有効
Log Files %
有効
NextAlloc Fails
有効
Tablespaces
有効
Rollback Segments
有効
Rollback Segments Trans
有効
Blocks
有効
Segments
有効
Extents
有効
Free Mbytes
有効
Overextended
有効
High Max Extent
有効
Datafiles
有効
Mbytes
有効
Free Extents
有効
Free%
有効
Free Change
有効
Write%
有効
Write/sec
有効
Redo Files
有効
Links
有効
Links Logged On
有効
Links In Tran
有効
Links Open Cursors
有効
Used Change
有効
Used Mbytes
有効
Rollback Segments Hit%
有効
Sort Segments
有効
Sorting Users
有効
Physical Blocks Read
デルタ項目のため,常に0設定。
Physical Blocks Written
デルタ項目のため,常に0設定。
Physical Reads
デルタ項目のため,常に0設定。
Physical Writes
デルタ項目のため,常に0設定。
- 注※7
-
各レコードのフィールドの形式が,「float」または「double」型の場合,データは浮動小数点数となるため,指定値によってまるめられる場合があります。
- (例)
-
numeric_10の指定を32767と指定した場合,32760と表示される場合があります。
- 注※8
-
localtemp_optionに「N」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに関する情報は,動的パフォーマンスビューのv$temp_space_headerを使用して取得されます。取得する情報の空き容量は,未割り当てのサイズとなります。一度割り当てられたサイズは,一時表領域の再構築や再作成などをするまで解放されないため,解放されるまで空き容量は増加しません。
localtemp_optionに「Y」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに関する情報は,動的パフォーマンスビューのv$sort_segment,またはv$temp_extent_poolを使用して取得されます。取得する情報の空き容量は,収集時に使用していた領域のサイズから未使用サイズを算出します。動的パフォーマンスビューのv$temp_extent_poolを検索した場合,Oracleのインスタンスが休止状態となります。Oracle Databaseの性能に影響することがありますので,十分に検討してから指定してください。詳細については,Oracleのマニュアルを参照してください。
v$temp_extent_poolビューを使用するレコードは次の通りです。
-
Data File(PD_PDDF)
-
Data File Interval(PI_PIDF)
-
- 注※9
-
PFM - Agent for Oracleが扱うデータと環境変数,インスタンス情報との関係図を以下に示します。
図3‒5 データと設定値との関係 PFM - Agent for Oracleでは7ビットアスキーに加え,日本語環境ではSJIS,EUC,およびUTF-8,中国語環境ではUTF-8,およびGB18030形式のパフォーマンスデータを収集することができます。7ビットアスキー以外の形式でパフォーマンスデータを収集するには,PFM - Agent for Oracleのインスタンス情報nls_langの設定が必要です。
OSの言語環境および監視対象Oracleのデータベースキャラクタセットの組み合わせによって,インスタンス情報nls_langに設定できる値が異なります。それぞれの組み合わせとインスタンス情報nls_langに設定できる値を次の表に示します。
表3‒20 OSの言語環境および監視対象Oracleのデータベースキャラクタセットの組み合わせとインスタンス情報nls_langの設定値との関係 OS
OS言語(LANG)
監視対象OracleのNLS_CHARACTERSET
(データベースキャラクタセット)
nls_langインスタンス情報(本項目)
Linux
ja_JP.UTF-8,ja_JP.utf8
AL32UTF8
AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8またはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
zh_CN.UTF-8,zh_CN.utf8
zh_CN.gb18030
ZHS16GBK
AMERICAN_AMERICA.ZHS32GB18030またはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
上記以外
依存しない
AMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
AIX
Ja_JP,Ja_JP.IBM-932
JA16SJISTILDE
AMERICAN_AMERICA.JA16SJISTILDEまたはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
JA16SJIS
ja_JP,ja_JP.IBM-eucJP
JAEUCTILDE
AMERICAN_AMERICA.JA16EUCTILDEまたはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
JAEUC
JA_JP,JA_JP.UTF-8
AL32UTF8
AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8またはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
ZH_CN,ZH_CN.UTF-8
Zh_CN,Zh_CN.GB18030
ZHS16GBK
AMERICAN_AMERICA.ZHS32GB18030またはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
上記以外
依存しない
AMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
HP-UX
ja_JP.SJIS,japanese
JA16SJISTILDE
AMERICAN_AMERICA.JA16SJISTILDEまたはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
JA16SJIS
ja_JP.eucJP,japanese.euc
JAEUCTILDE
AMERICAN_AMERICA.JA16EUCTILDEまたはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
JAEUC
ja_JP.utf8
AL32UTF8
AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8またはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
zh_CN.utf8
zh_CN.gb18030
ZHS16GBK
AMERICAN_AMERICA.ZHS32GB18030またはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
上記以外
依存しない
AMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
Solaris
ja_JP.PCK
JA16SJISTILDE
AMERICAN_AMERICA.JA16SJISTILDEまたは
AMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
JA16SJIS
ja,Japanese,ja_JP.eucJP
JAEUCTILDE
AMERICAN_AMERICA.JA16EUCTILDEまたはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
JAEUC
ja_JP.UTF-8
AL32UTF8
AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8またはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
zh_CN.UTF-8,zh_CN.UTF-8@pinyin,zh_CN.UTF-8@radical,zh_CN.UTF-8@stroke,zh.UTF-8
zh_CN.GB18030,zh_CN.GB18030@pinyin,zh_CN.GB18030@radical,zh_CN.GB18030@stroke
ZHS16GBK
AMERICAN_AMERICA.ZHS32GB18030またはAMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
上記以外
依存しない
AMERICAN_AMERICA.US7ASCII※
- 注※
-
7ビットアスキーの範囲外のパフォーマンスデータは文字化けが発生します。
- 注意
-
上記以外の組み合わせの場合,パフォーマンスデータは7ビットアスキーの範囲で収集するため,文字化けが発生することがあります。
UTF-8を使用する場合のLANG設定は「3.1.4(1) LANG環境変数の設定」を参照ください。
nls_langインスタンス情報に不正な文字コードセットを指定した場合,errcodeが12705のメッセージ「KAVF12302-W」を出力し,Oracleとの接続に失敗します。
また,次の場合にパフォーマンスデータの文字化けが発生します。
-
Oracleのカラム長を超えることによる文字化け
Oracleにカラム長を超えるデータを格納する場合,最終文字で文字化けが発生することがあります。Oracleで文字化けが発生するデータをPFM - Agent for Oracleで収集すると,パフォーマンスデータの最終文字で文字化けが発生します。
-
PFM - Agent for Oracleのフィールドサイズを超えることによる文字化け
PFM - Agent for OracleではOracleからレコードのフィールドサイズ分のパフォーマンスデータを取得します。そのためOracleがフィールドサイズを超えるデータを保持している場合,パフォーマンスデータの最終文字で文字化けが発生することがあります。対象となるフィールドは次のとおりです。
表3‒21 対象となるフィールド(PFM - Agent for Oracleのフィールドサイズを超えることによる文字化け) レコード名
フィールド名
フィールドサイズ
(単位:byte)
Database Object Cache(PD_PDDO)
Object Name
100
Errorlog Detail(PD_PDEL)
Message
512
Parameter Values(PD_PDP)
Value
512
SQL Text(PD_PDSQ)
Explain Plan
30,000
SQL Text
30,000
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
SQL Text
10,000
Table Access(PD_PDTA)
Object
100
-
データベースキャラクタセットとnls_langの違いよる文字化けや文字欠け
nls_langにAMERICAN_AMERICA.AL32UTF8を設定し,監視対象のデータベースキャラクタセットがUTF8でない場合,Oracleデータベースで2バイト表現されていたデータが3バイトで取り出されることがあります。そのため収集するパフォーマンスデータがPFM - Agent for Oracleのフィールドサイズを超える場合,超過部分の文字が欠けることがあります。また,最終文字で文字化けが発生することがあります。対象となるフィールドは次のとおりです。
表3‒22 対象となるフィールド(データベースキャラクタセットとnls_langの違いよる文字化けや文字欠け) レコード名
フィールド名
フィールドサイズ
(単位:byte)
Circuit(PD_PDCI)
User
30
Database Object Cache(PD_PDDO)
Object Name
100
Owner
64
CDB Tablespace(PD_CDTS)
Tablespace Name
30
Collection Instance 2(PD_PCI)
Recovery File Dest
513
Collection Tablespace 2(PD_PCTS)
Tablespace Name
30
Data File(PD_PDDF)
File Name
513
Tablespace Name
30
Data File Interval(PI_PIDF)
File Name
513
Tablespace Name
30
Database(PD_PDDB)
DB Name
9
Database Interval(PI_PIDB)
DB Name
9
Instance(PD_PDI)
Host
30
Latch(PD_PDLA)
OS User
30
Program
48
User
30
Latch Interval(PI_PILA)
OS User
30
Program
48
User
30
Lock(PD_PDLO)
Program
48
User
30
Lock Interval(PI_PILO)
Program
48
User
30
Lock Waiters(PD_PDLW)
Holding User
30
Waiting User
30
Minimum Database Interval 2(PI_PMDB)
DB Name
9
Minimum Data File Interval 2(PI_PMDF)
File Name
513
Minimum Tablespace Interval 2(PI_PMTS)
Tablespace Name
30
Open Cursor(PD_PDOC)
Program
48
SQL Text
60
Parameter Values(PD_PDP)
Value
512
Process Detail(PD_PDOP)
Program
48
User
15
Rollback Segment(PD_PDRS)
Tablespace Name
30
Rollback Segment Interval(PI_PIRS)
Tablespace Name
30
Segment Detail(PD_PDSM)
Owner
30
Segment Name
81
Tablespace Name
30
Session Detail(PD_PDS)
Machine
64
Module
48
OS User
30
Program
64
Schema Name
30
User
30
Session Event(PD_PDEV)
Program
64
User
30
Session Event Interval(PI_PIEV)
Program
64
User
30
Session I/O Interval(PI_PIIO)
User
30
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
Program
48
User
30
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
Program
48
User
30
Session Statistics(PD_PDSS)
Program
48
User
30
Session Wait(PD_PDWA)
Program
48
User
30
Shared Cursor Cache(PD_PDC)
SQL Text
1,000
Sort Segment(PD_PDSR)
Tablespace Name
31
Sort Segment Interval(PI_PISR)
Tablespace Name
31
SQL Text(PD_PDSQ)
Explain Plan
30,000
SQL Text
30,000
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
Parsing User
30
SQL Text
10,000
Table Access(PD_PDTA)
Object
100
Owner
64
Program
48
User
30
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
Tablespace Name
30
Tablespace Interval(PI_PITS)
Tablespace Name
30
Tablespace(PD_PDTS)
Tablespace Name
30
Transaction(PD_PDTR)
User
30
Transaction Interval(PI_PITR)
User
30
Transaction Lock(PD_PDTL)
Object Name
30
Owner
30
User
30
-
- 注※10
-
undospace_optionに「N」を指定した場合,UNDO表領域の空き容量は,未割り当てのサイズを収集します。UNDO表領域のうち,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は解放されるまでの間,割り当て済みの領域として扱います。
undospace_optionに「Y」を指定した場合,UNDO表領域の空き容量は,未使用サイズを収集します。UNDO表領域のうち,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は未使用サイズに含みます。
undospace_optionにより値が変わるフィールドは次のとおりです。
表3‒23 undospace_optionにより値が変わるフィールド レコード名
フィールド名
CDB Tablespace(PD_CDTS)
Free Mbytes
Free %
Used Mbytes
Max Extend Free %
Max Extend Free Mbytes
Data File(PD_PDDF)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Data File Interval
(PI_PIDF)
Free %
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Database(PD_PDDB)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Database Interval
(PI_PIDB)
Free %
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Tablespace(PD_PDTS)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Max Extend Free %
Max Extend Free Mbytes
Collection Tablespace 2
(PD_PCTS)
Free Mbytes
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
-
インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for Oracleを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。
jpcconf inst list -key Oracle
設定されているインスタンス名がSDCの場合,SDCと表示されます。
-
更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for Oracleのサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcconf inst setupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
-
PFM - Agent for Oracleを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。
インスタンス名がSDCのインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key Oracle -inst SDC
-
Oracleのインスタンス情報を更新する。
表3-18に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます(ただし,oracle_passwdの値は表示されません)。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
-
更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
- 注意
-
更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。