12.4.1 トラブルシューティング時に採取するOSのログ情報
OSに関する次のログ情報の採取が必要です。OSのログ情報を次の表に示します。
情報の種類 |
概要 |
デフォルトのファイル名 |
jpcrasコマンドでの採取 |
---|---|---|---|
システムログ |
syslog |
|
○※1 |
プロセス情報 |
プロセスの一覧 |
− |
○ |
システムファイル |
hostsファイル |
/etc/hosts |
○ |
/etc/inet/ipnodes※2 |
○※3 |
||
servicesファイル |
/etc/services |
○ |
|
OS情報 |
パッチ情報 |
− |
○ |
カーネル情報 |
− |
○ |
|
バージョン情報 |
− |
○ |
|
ネットワークステータス |
− |
○ |
|
環境変数 |
− |
○ |
|
ホスト名 |
− |
○ |
|
ダンプ情報 |
coreファイル※4 |
− |
○※5 |
- (凡例)
-
○:採取できる
−:該当しない
- 注※1
-
デフォルトのパスおよびファイル名以外に出力されるように設定されているシステムでは,収集できません。手動で収集してください。
- 注※2
-
/etc/inet/ipnodesファイルはSolarisだけに存在するファイルです。/etc/hostsファイルと一緒に収集してください。
- 注※3
-
PFM - Manager 08-50以降またはPFM - Base 08-50以降のjpcrasコマンドだけで収集できます。
- 注※4
-
HP-UXでは,coreadmコマンドによってcoreファイルの名称を任意に変更できます。ファイル名の先頭が「core」以外に変更されたファイルについては,jpcrasコマンドでは収集できません。手動で収集してください。
- 注※5
-
Linuxでsystemd-coredumpが有効な環境では,ダンプ情報を収集できません。
手動でダンプ情報を収集する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。