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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


7.2.7 監視対象の大文字と小文字の区別

監視対象となるプロセス名について,大文字と小文字を区別するかどうかを設定できます。デフォルトでは大文字と小文字が区別されます。

監視対象の大文字と小文字を区別するかどうかは,次の手順で変更します。

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。

    [メイン]画面が表示されます。

  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームの[サービス階層]タブを選択する。

    [サービス階層]画面が表示されます。

  3. サービス階層からホスト名<UNIX>(Agent Collectorサービス)を選択する。

    選択したAgent Collectorサービスにチェックマークが表示されます。

  4. メソッドフレームの[プロパティ]メソッドを選択する。

    [サービスのプロパティ]画面が表示されます。

  5. [Advanced application monitoring]−[Application monitoring setting]ツリーを選択する。

    インフォメーションフレームの下部に,プロパティ情報の入力画面が表示されます。

  6. Case Sensitiveプロパティの値を変更する。

    次のどちらかを選択します。

    • Yes:大文字と小文字を区別する

    • No:大文字と小文字を区別しない

  7. [OK]ボタンをクリックする。

    設定が反映されます。

Case Sensitiveプロパティの値による動作の違いについて,次の表に例を示します。

表7‒8 Case Sensitiveプロパティの値による動作の違い

稼働しているプロセス名

MonitoringXX Conditionプロパティの設定値

Case Sensitiveプロパティの設定値

プロセス数

  • ProcessA

  • PROCESSA

ProcessA

Yes

1

No

2

PROCESSA

Yes

1

No

2

processa

Yes

0

No

2

(凡例)

Yes:大文字と小文字を区別します。

No:大文字と小文字を区別しません。

ここでは,PFM - Agentホストで「ProcessA」,「PROCESSA」の2種類のプロセスが稼働している環境で,MonitoringXX ConditionプロパティおよびCase Sensitiveプロパティの設定値による,稼働していると判定されるプロセス数の違いを示しています。

注意

Case Sensitiveプロパティの設定は,すべてのアプリケーション定義に影響します。Case Sensitiveプロパティの設定を変更した場合,既存のアプリケーション定義を見直してください。