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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


2.4 監視テンプレートの概要

Performance Managementでは,次の方法でアラームとレポートを定義できます。

PFM - Agentで用意されているアラームやレポートを「監視テンプレート」と呼びます。監視テンプレートのレポートとアラームは,必要な情報があらかじめ定義されているので,コピーしてそのまま使用したり,ユーザーの環境に合わせてカスタマイズしたりできます。そのため,ウィザードを使用して新規に定義をしなくても,監視対象の運用状況を監視する準備が容易にできるようになります。

PFM - Agent for Platformで定義されている監視テンプレートのアラームとレポートの設定内容については,「8. 監視テンプレート」を参照してください。監視テンプレートの使用方法の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,アラームによる稼働監視および稼働分析のためのレポートの作成について説明している章を参照してください。

注意事項
  • 監視テンプレートのアラームに設定されているしきい値は参考例です。監視テンプレートのアラームを使用する場合は,コピーして,環境やOSに合わせて適切なしきい値を設定してください。

  • PFM - Agent for Platformのセットアップファイルを,10-00より前のPFM - Managerへコピーしてセットアップを行った場合,監視テンプレートの次のアラームで異常条件が成立してもアラームが発行されないことがあります。

    ・Application Statusアラーム

    上記のアラームを10-00より前のPFM - Managerで使用する場合,監視テンプレートからコピーして更新したものを使用してください。

    監視テンプレートのApplication Statusアラームをコピーして更新する手順を次に示します。

    1.  PFM - Web Consoleの[メイン]画面のナビゲーションフレームで[アラーム階層]タブを選択する。

    2. ナビゲーションフレームから[UNIX]−[PFM UNIX Platform Template Alarms [APP] 09.10]を選択する。

    3. メソッドフレームの[コピー]メソッドを選択する。

    4. インフォメーションフレームの[新しいアラームテーブル名]にアラームテーブル名を入力し,[OK]ボタンをクリックする。

    5. ナビゲーションフレームからコピーされたアラームテーブルのApplication Statusアラームを選択する。

    6. メソッドフレームの[編集]メソッドを選択する。

    7. インフォメーションフレームの[完了]ボタンをクリックする(設定内容を変更する必要はありません)。

    また,10-00以降のPFM - Web Consoleで[プロセス監視の設定]から[プロセス監視用アラームでの監視の設定]の[開始]ボタンをクリックした場合,監視テンプレートのApplication Statusアラームがバインドされます。

    10-00より前のバージョンのPFM - Managerを使用している場合は,[プロセス監視の設定]からアラームをバインドしないでください。

    なお,この問題は,PFM - Managerを10-00以降にバージョンアップすることによって解消できます。