Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


2.1.1 パフォーマンス監視の目的

パフォーマンスを監視することは,システム環境の構築および管理では重要な作業です。

PFM - Agent for Platformを用いたパフォーマンス監視は,主に次の目的で使用できます。

システムを運用する場合,特定のボトルネックによって,システム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があります。ボトルネックの原因としては,次のようなケースが挙げられます。

各種条件(同時接続ユーザーなど)を変更してパフォーマンスを監視したり,継続的にパフォーマンスを監視したりすることで,システム環境の負荷特性と対応するシステムリソースへの影響を把握できます。これによって,次のようなメリットがあります。

運用システムが正しく動作しているかどうかを確認することは大変重要なことです。システム環境が正しく動作しているかどうかは,パフォーマンスの観点に加えて,次のような監視によって確認できます。

このように,システムを安定稼働させるには,PFM - Agent for Platformを用いて正しくパフォーマンスを監視することが重要です。