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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


1.1.4 UNIXの運用上の問題点を通知できます

PFM - Agent for Platformで収集したパフォーマンスデータは,UNIXのパフォーマンスをレポートとして表示するのに利用できるだけでなく,UNIXを運用していて問題が起こったり,障害が発生したりした場合にユーザーに警告することもできます。

例えば,システムリソースの空きが10%を下回った場合,ユーザーにEメールで通知するとします。このように運用するために,「システムリソースの空きが10%未満」を異常条件のしきい値として,そのしきい値に達した場合,Eメールをユーザーに送信するように設定します。しきい値に達した場合に取る動作を「アクション」と呼びます。アクションには,次の種類があります。

しきい値やアクションを定義したものを「アラーム」と呼びます。1つ以上のアラームを1つのテーブルにまとめたものを「アラームテーブル」と呼びます。アラームテーブルを定義したあと,PFM - Agent for Platformと関連づけます。アラームテーブルとPFM - Agent for Platformとを関連づけることを「バインド」と呼びます。バインドすると,PFM - Agent for Platformによって収集されているパフォーマンスデータが,アラームで定義したしきい値に達した場合,ユーザーに通知できるようになります。

このように,アラームおよびアクションを定義することによって,UNIXの運用上の問題を早期に発見し,対処できます。

アラームおよびアクションの設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。