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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(Windows(R)用)


Process End Detail(PD_PEND)

〈このページの構成〉

機能

Process End Detail(PD_PEND)レコードには,プロセスが終了したあとの状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。

このレコードは,複数インスタンスレコードです。

注意
  • このレコードは,リアルタイムでは収集できません。

  • 各プロセスは,収集前に実行されていたプログラムを表します。

  • このレコードは,プロセスのパフォーマンスデータを,Collection Intervalとは別のタイミングで常に60秒間隔で監視し,終了したプロセスのデータを最大1,000件,サービス内部で保持しています。このため,60秒未満の稼働時間で終了したプロセス情報は収集できません。

    また,サービス内部で保持した終了プロセスのデータは,Collection IntervalごとにStoreデータベースに格納します。このため,終了プロセス数が1,000件を超えないCollection Interval値を設定してください。

  • このレコードが格納するパフォーマンスデータは,Process Detail(PD)レコードおよびProcess Detail Interval(PD_PDI)レコードと異なります。

  • OSのシステム管理情報を提供するWindows Management Instrumentationサービス(サービス名:Winmgmt)のスタートアップの種類を「無効」に設定している場合,このレコードは収集できません。PFM - Agent for Platform起動中にWindows Management Instrumentationサービスのスタートアップの種類が「無効」になった場合,「無効」以外に設定したあと,PFM - Agent for Platformを再起動してください。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

60

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

Realtime Report Data Collection Mode

Reschedule

注※

指定できる値は,0〜32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。

ODBCキーフィールド

ライフタイム

プロセスの実行から終了まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名

(PFM-Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポート対象外

データソース

CPU %(PROCESSOR_PERCENT)

経過時間のうち,プロセスのすべてのスレッドがコードの実行のためにプロセッサを使用した時間の割合(/秒)。

float

No

(USER_TIME + KERNEL_TIME) / (EXIT_TIME - CREATION_TIME)

Creation Time(CREATION_TIME)

プロセスが作成された時刻。

time_t

No

Elapsed Time(ELAPSED_TIME)

該当プロセスが実行していた総経過時間(秒単位)。

ulong

No

EXIT_TIME - CREATION_TIME

Exit Code(EXIT_CODE)

プロセスの終了コード。

long

No

Exit Time(EXIT_TIME)

プロセスが終了した時刻。

time_t

No

Interval(INTERVAL)

常に「0」。

ulong

No

Kernel Time(KERNEL_TIME)

システムプライベートデータへアクセスできるように,カーネルモードでコードの実行に費やした時間(秒単位)。

utime

No

PID(PROCESS_ID)

プロセスの識別子。

long

No

Priority(PRIORITY)

プロセスの基本優先順位。値は次のとおり。

  • REALTIME

  • HIGH

  • ABOVE-NORMAL

  • NORMAL

  • BELOW-NORMAL

  • IDLE

  • Not Applicable

string(24)

No

Privileged CPU%(KERNEL_PERCENT)

経過時間のうち,プロセスのスレッドが,システムプライベートデータへのアクセスを得るためにカーネルモードでコードの実行に費やした時間の割合(/秒)。

float

No

KERNEL_TIME /(EXIT_TIME - CREATION_TIME)

Program(PROCESS_NAME)

実行プログラム名。

string(256)

No

Record Time(RECORD_TIME)

レコードが作成された時刻。

time_t

No

Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード名。常に「PEND」。

char(8)

No

Total CPU Time(TOTAL_CPU_TIME)

カーネルモードおよびユーザーモードでコードの実行に掛かった時間(秒単位)。

utime

No

USER_TIME + KERNEL_TIME

User CPU %(USER_PERCENT)

経過時間のうち,プロセスのスレッドがユーザーモードでのコードの実行に費やした時間の割合(/秒)。

float

No

USER_TIME /(EXIT_TIME - CREATION_TIME)

User Time(USER_TIME)

ユーザーモードでコードの実行に費やした時間(秒単位)。

utime

No

Working Set Max Kbytes(WORKING_SET_MAX)

プロセスの最大ワーキングセットサイズ(キロバイト単位)。

double

No

ReturnValue / 1KB

Working Set Min Kbytes(WORKING_SET_MIN)

プロセスの最小ワーキングセットサイズ(キロバイト単位)。

double

No

ReturnValue / 1KB