Network Interface Overview(PI_NETI)
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機能
Network Interface Overview(PI_NETI)レコードには,TCP/IP接続などの接続を介してデータとパケットが送受信された割合,および各接続の各種のエラー数などについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。
このレコードは,複数インスタンスレコードです。
- 注意
-
-
IPv4とIPv6が共存している環境では,IPv4とIPv6の集約された情報が収集されます。
-
帯域幅の概算値(ビット/秒)が4294967295を超えるインターフェースが存在する場合,PI_NETIレコードのCurrent Bandwidthフィールドの表現範囲を超えるため正しく表示されません。
-
デフォルト値および変更できる値
項目 |
デフォルト値 |
変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval |
60 |
○ |
Collection Offset※ |
0 |
○ |
Log |
No |
○ |
LOGIF |
空白 |
○ |
Over 10 Sec Collection Time |
No |
× |
Realtime Report Data Collection Mode |
Reschedule |
○ |
- 注※
-
指定できる値は,0〜32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。
ODBCキーフィールド
PI_NETI_INSTANCE
ライフタイム
NICインストールからNIC取り外しまで。
レコードサイズ
-
固定部:681バイト
-
可変部:532バイト
フィールド
PFM-View名 (PFM-Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポート対象外 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|
Bytes Rcvd/sec(BYTES_RECEIVED_PER_SEC) |
ネットワークインターフェースで受信されるデータ量の割合(バイト/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Bytes Sent/sec(BYTES_SENT_PER_SEC) |
ネットワークインターフェースで送信されるデータ量の割合(バイト/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Bytes Total/sec(BYTES_TOTAL_PER_SEC) |
ネットワークインターフェースで送受信されるデータ量の割合(バイト/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Current Bandwidth(CURRENT_BANDWIDTH) |
ネットワークインターフェースの帯域幅の概算値(ビット/秒)。帯域幅が安定している,または正確な帯域幅の概算値が得られない場合,ノミナル帯域幅の概算値(ビット/秒)。※ |
AVG |
ulong |
No |
− |
− |
Instance(INSTANCE) |
ネットワークのインスタンス名。 インスタンス名は,ループバックアドレス(127.0.0.1),NIC,デバイスごとのダイヤルアウトWANラッパーである。 TCP/IPプロトコルのバインドの順(ループバックは常に最初)に次のように表示される。 NICの場合,ドライバ名。 |
COPY |
string(256) |
No |
− |
− |
Interval(INTERVAL) |
レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。 リアルタイムレポートの場合,最初の値は「5」。履歴レポートで要約した場合,最後に格納した値を表示する。 |
COPY |
ulong |
No |
− |
RECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0) |
Interval2(INTERVAL2) |
レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。 リアルタイムレポートの場合,最初の値は「5」。履歴レポートで要約した場合,要約したレコードの合計を表示する。 |
ADD |
ulong |
No |
− |
RECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0) |
Output Queue Length(OUTPUT_QUEUE_LENGTH) |
発信パケットのキューの長さ(パケット単位)。NDIS(Network Driver Interface Specification)が要求をキューに入れるため,このフィールドの値は常に「0」。※ |
AVG |
ulong |
No |
− |
− |
Pkts Outbound Discarded(PACKETS_OUTBOUND_DISCARDED) |
OS起動後に,伝送を妨げるエラーは検出されなかったが,バッファ領域を空にするなどの理由によって,廃棄の対象として選択された発信パケット数。※ |
AVG |
ulong |
No |
− |
− |
Pkts Outbound Errors(PACKETS_OUTBOUND_ERRORS) |
OS起動後に,エラーのため伝送されなかった発信パケット数。※ |
AVG |
ulong |
No |
− |
− |
Pkts Rcvd Discarded(PACKETS_RECEIVED_DISCARDED) |
OS起動後に,上層プロトコルへの受け渡しを妨げるエラーは検出されなかったが,バッファ領域を空にするなどの理由によって,廃棄の対象として選択された着信パケット数。※ |
AVG |
ulong |
No |
− |
− |
Pkts Rcvd Errors(PACKETS_RECEIVED_ERRORS) |
OS起動後に,上層プロトコルへの受け渡しを妨げるエラーを含んだ着信パケット数。※ |
AVG |
ulong |
No |
− |
− |
Pkts Rcvd Non-Unicast/sec(PACKETS_REC_NON_UNICAST_PER_SEC) |
上層プロトコルに受け渡される非ユニキャスト(サブネットブロードキャストやサブネットマルチキャストなど)のパケットの割合(パケット/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Pkts Rcvd Unicast/sec(PACKETS_REC_UNICAST_PER_SEC) |
上層プロトコルに受け渡されるサブネットのユニキャストのパケットの割合(パケット/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Pkts Rcvd Unknown(PACKETS_RECEIVED_UNKNOWN) |
OS起動後に,ネットワークインターフェースを介して受信され,不明なプロトコルまたはサポートされていないプロトコルのために廃棄されたパケット数。※ |
AVG |
ulong |
No |
− |
− |
Pkts Rcvd/sec(PACKETS_RECEIVED_PER_SEC) |
ネットワークインターフェースで受信されるパケットの割合(パケット/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Pkts Sent Non-Unicast/sec(PACKETS_SENT_NON_UNICAST_PER_SEC) |
上層プロトコルによって,非ユニキャスト(サブネットブロードキャストやサブネットマルチキャストなど)のアドレスへ伝送されるパケットの割合(パケット/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Pkts Sent Unicast/sec(PACKETS_SENT_UNICAST_PER_SEC) |
上層プロトコルによってサブネットユニキャストのアドレスへ伝送されるパケットの割合(パケット/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Pkts Sent/sec(PACKETS_SENT_PER_SEC) |
ネットワークインターフェースで送信されるパケットの割合(パケット/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Pkts/sec(PACKETS_PER_SEC) |
ネットワークインターフェースで送受信されるパケットの割合(パケット/秒)。 |
AVG |
float |
No |
− |
− |
Record Time(RECORD_TIME) |
レコードが作成された時刻。 |
COPY |
time_t |
No |
− |
− |
Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) |
レコード名。常に「NETI」。 |
COPY |
char(8) |
No |
− |
− |