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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(Windows(R)用)


Generic Data Detail64(PD_GD64)

〈このページの構成〉

機能

Generic Data Detail64(PD_GD64)レコードは,ユーザーが定義した,ある時点での状態を示す64ビットパフォーマンスデータが格納されるユーザーレコードです。収集したいオブジェクトのすべてのパフォーマンスデータを格納するのではなく,特定のパフォーマンスデータだけを格納できるため,オーバーヘッドとディスク領域を節約できます。

パフォーマンスデータの種類に応じて,次の2つのフィールドのどちらか1つにデータが格納されます。

このレコードは,複数インスタンスレコードです。

注意
  • 収集データ追加ユーティリティで設定した収集対象のインスタンスが存在しない場合,Data Type(DATA_TYPE)フィールドの値が空白で,パフォーマンスデータが設定されないレコードが作成されます。

  • このレコードは,同じ名称のインスタンスが頻繁に消滅,生成するようなインスタンスのパフォーマンスデータの収集には向いていません。

    収集データ追加ユーティリティで収集対象に設定したインスタンスのうち,同一のデータ収集間隔内で,同じ名称のインスタンスが消滅,生成した場合,別々のインスタンスを同じインスタンスとして扱うため,パフォーマンスデータが正しく収集されません。

  • 収集データ追加ユーティリティで収集対象に設定するインスタンスには,同じ名称のインスタンスが,複数同時に存在できるインスタンスを設定しないでください。

    収集データ追加ユーティリティで収集対象に設定したインスタンスに,同じ名称のインスタンスが複数存在する状態(PD_GD64レコードのInstance(INSTANCE)フィールドに「#n」が付加される状態)で,その中の1つ以上のインスタンスが消滅した場合,継続して動作している同名のインスタンスのパフォーマンスデータが不正になることがあります。また,同じ名称のインスタンスが新たに生成された場合も,継続して動作している同名のインスタンスのパフォーマンスデータが不正になることがあります。

  • 収集インターバル中に収集データ追加ユーティリティで収集レコードを追加した場合,前回収集した情報から性能値を算出するレコードの最初の性能値は,「0」で表示されます。

  • ユーザーレコードを設定する場合,64ビットをサポートしていないオブジェクトは,収集データ追加ユーティリティの[PI_GI64・PD_GD64 レコードの設定]ダイアログボックスに表示されません。

  • このレコードは,論理ホスト環境での収集に対応していません。物理ホスト環境で収集してください。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

60

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

Yes

×

Realtime Report Data Collection Mode

Reschedule

注※

指定できる値は,0〜32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。

ODBCキーフィールド

ライフタイム

収集データ追加ユーティリティでレコード追加からレコード削除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名

(PFM-Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポート対象外

データソース

Counter Name(COUNTER_NAME)

カウンタ名。

string(256)

No

パフォーマンスコンソールのカウンタ名

Data Type(DATA_TYPE)

レコードに蓄積されたデータの種類。正常値は次のとおり。

  • DOUBLE

  • STRING

string(12)

No

Double(DOUBLE_DATA)

実数型または整数型で表示される値。

double

No

Instance(INSTANCE)

インスタンス名。

シングルインスタンスのオブジェクトの場合,空白で表示される。

string(256)

No

パフォーマンスコンソールのインスタンス名

Interval(INTERVAL)

レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。

リアルタイムレポートの場合,最初の値は「5」。

ulong

No

RECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0)

Object Name(OBJECT_NAME)

オブジェクト名。

string(256)

No

パフォーマンスコンソールのオブジェクト名

Record Time(RECORD_TIME)

レコードが作成された時刻。

time_t

No

Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード名。デフォルトのレコード名は「GD64」。

char(8)

No

String Data(STRING_DATA)

整数型の値を16進数(0x)形式で文字列表示する。

string(256)

No