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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Microsoft(R) SQL Server


レコードの記載形式

この章では,PFM - RM for Microsoft SQL Serverのレコードをアルファベット順に記載しています。各レコードの説明は,次の項目から構成されています。

〈このページの構成〉

機能

各レコードに格納されるパフォーマンスデータの概要および注意事項について説明します。

デフォルト値および変更できる値

各レコードに設定されているパフォーマンスデータの収集条件のデフォルト値およびユーザーが変更できる値を表で示します。「デフォルト値および変更できる値」に記載している項目とその意味を次の表に示します。この表で示す各項目については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。

表5‒1 デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

パフォーマンスデータの収集間隔(秒単位)。

○:変更できる

×:変更できない

Collection Offset※1

パフォーマンスデータの収集を開始するオフセット値(秒単位)。オフセット値については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照のこと。

また,パフォーマンスデータの収集開始時刻については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。

Log※2

収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうか。

Yes:記録する。ただし,「Collection Interval=0」の場合,記録しない。

No:記録しない。

LOGIF

収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうかの条件。

Over 10 Sec Collection Time※3

システム構成によって,レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうか。

Yes:10秒以上掛かることがある。

No:10秒掛からない。

注※1

指定できる値は,0〜32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。

Collection Offsetの値を変更する場合は,収集処理の負荷を考慮した上で値を指定してください。

注※2

各レコードに記載されているデフォルト値は,リモートエージェントの値です。PFM - RM for Microsoft SQL Serverでは,グループエージェントのデフォルト値は,すべてNoとなります。

注※3

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合に表示されます。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のトラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。

ODBCキーフィールド

PFM - ManagerまたはPFM - Baseで,Storeデータベースに格納されているレコードのデータを利用する場合に必要な主キーを示します。ODBCキーフィールドには,全レコード共通のものと各レコード固有のものとがあります。ここで示すのは,各レコード固有のODBCキーフィールドです。複数インスタンスレコードだけが,固有のODBCキーフィールドを持っています。

全レコード共通のODBCキーフィールドについては,この章の「ODBCキーフィールド一覧」を参照してください。

ライフタイム

各レコードに収集されるパフォーマンスデータの一貫性が保証される期間を示します。ライフタイムについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照してください。

レコードサイズ

1回の収集で各レコードに格納されるパフォーマンスデータの容量を示します。

フィールド

各レコードのフィールドについて表で説明します。表の各項目について次に説明します。