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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Virtual Machine


付録E.3 リモートエージェントとグループエージェントのプロパティ一覧

PFM - RM for Virtual Machineのリモートエージェントとグループエージェントのプロパティ一覧を次の表に示します。

表E‒3 PFM - RM for Virtual Machineのリモートエージェントとグループエージェントのプロパティ一覧

フォルダ名

プロパティ名

説明

リモートエージェント

グループエージェント

First Registration Date

サービスがPFM - Managerに認識された最初の日時が表示される。

Last Registration Date

サービスがPFM - Managerに認識された最新の日時が表示される。

Data Model Version

データモデルのバージョンが表示される。

Remote Monitoring

リモートエージェントおよびグループエージェントのプロパティが格納されている。

Agent Type

エージェントの種別が表示される。

  • Remote Agent

    リモートエージェントの場合

  • Group Agent

    グループエージェントの場合

Remote Monitor Name

PFM - RM for Virtual MachineのサービスIDが表示される。

Target Name

監視対象名が表示される。

×

Target Host

監視対象ホスト名が表示される。

×

Group Name

グループ名が表示される。

×

Primary Host

プライマリホスト名が表示される。

×

Grouping Targets

集約対象となるTarget Nameの一覧(リスト表示)が表示される。

×

Detail Records

PDレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Detail Records

レコードID※2

レコードのプロパティが格納される。

Description

レコードの説明が表示される。

Log※1

レコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかが「Yes」または「No」で表示される。この値が「Yes」で,かつCollection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

Log(ITSLM)※1

JP1/ITSLM - ManagerからレコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかが「Yes」または「No」で表示される。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

このプロパティは変更できない。

Monitoring(ITSLM)

レコードをJP1/ITSLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/ITSLM - Managerからの設定が「Yes」または「No」で表示される。

このプロパティは変更できない。

Collection Interval

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。

※3

※3

Collection Offset

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒を1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なくCollection Intervalと同様の時間となる。

※3

※3

Over 10 Sec Collection Time

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)※5にだけ表示される。レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうかが「Yes」または「No」で表示される。

  • Yes:10秒以上掛かることがある

  • No:10秒掛からない

このプロパティは変更できない。

Realtime Report Data Collection Mode

リアルタイムレポートの表示モードを指定する。

  • Reschedule:再スケジュールモード

  • Temporary Log:一時保存モード

なお,Over 10 Sec Collection Timeの値が「Yes」のレコードには,一時保存モード(Temporary Log)を指定する必要がある。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。

PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。

※3

※3

Interval Records

PIレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Interval Records

レコードID※2

レコードのプロパティが格納されている。

Description

レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。

Log※1

レコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかが「Yes」または「No」で表示される。この値が「Yes」で,かつCollection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

Log(ITSLM)※1

JP1/SLM - ManagerからレコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかが「Yes」または「No」で表示される。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

このプロパティは変更できない。

Monitoring(ITSLM)

レコードをJP1/SLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/SLM - Managerからの設定が「Yes」または「No」で表示される。

このプロパティは変更できない。

Collection Interval

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。

※3

※3

Collection Offset

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒を1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なくCollection Intervalと同様の時間となる。

※3

※3

Over 10 Sec Collection Time

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)※5にだけ表示される。レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうかが「Yes」または「No」で表示される。

  • Yes:10秒以上掛かることがある

  • No:10秒掛からない

このプロパティは変更できない。

Realtime Report Data Collection Mode

リアルタイムレポートの表示モードを指定する。

  • Reschedule:再スケジュールモード

  • Temporary Log:一時保存モード

なお,Over 10 Sec Collection Timeの値が「Yes」のレコードには,一時保存モード(Temporary Log)を指定する必要がある。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。

※3

※3

Log Records

PLレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。PFM - RM for Virtual Machineでは使用しない。

Remote Monitor Configuration

監視対象固有の設定用プロパティが格納されている。

×

Remote Monitor Configuration

Target

リモートエージェントのサービスの概要が表示される。

×

Target

監視対象名

監視対象の名称が表示される。

×

VM_Host

監視対象の物理サーバのホスト名を指定する。

×

Security

VMwareおよびDocker環境※4の場合

監視対象となる物理サーバとの通信にSSL/TLSを用いるかを指定する。

次の値を指定できる。

  • Security=0(SSL/TLSを使用しない)

    SSL/TLSで接続するため,0は指定できません。

  • Security=1(SSL/TLSを使用する)

    サーバ証明書に問題がある場合,パフォーマンスデータの収集を続行し,共通メッセージログに警告メッセージを出力する。

    警告メッセージが出力された場合,正しい証明書に変更する必要がある。

  • Security=2(SSL/TLSを使用する)

    サーバ証明書に問題がある場合,パフォーマンスデータの収集を続行し,共通メッセージログに警告メッセージは出力しない。

    VMwareのデフォルトの証明書で運用する場合は,2を指定することで警告メッセージの出力を抑止できる。

    Docker環境のサーバ証明書を無視して運用する場合は,2を指定することで警告メッセージの出力を抑止できる。

  • Security=3(SSL/TLSを使用する)

    サーバ証明書に問題がある場合,パフォーマンスデータの収集は行わない。また,共通メッセージログに警告メッセージを出力する。

    正しい証明書で運用し,信頼できる監視対象のみパフォーマンスデータを収集したい場合は,3を指定する。

Hyper-V,Virtage,KVMおよびPodman環境の場合

常に「0:SSL/TLS を使用しない」で動作する。

×

Port

監視対象となる物理サーバとの通信に使用するポート番号を指定する。

VMwareの場合,ポート番号に0を指定したとき,HTTPSのデフォルトポート番号443として設定される。

Virtageの場合,使用するポート番号は623で固定のため,任意に指定できない。ポート番号に623以外を指定した場合も,623として設定される。

KVMの場合,ポート番号に0を指定したとき,SSHのデフォルトポート番号22として設定される。

Docker環境の場合,デフォルトポート番号がないため,0を指定した場合,監視できない。

Podman環境の場合,ポート番号に0を指定したとき,SSHのデフォルトポート番号22として設定される。

×

UserID

監視対象となる物理サーバに接続するためのユーザーIDを指定する。なお,このプロパティは,監視対象ホストがVMware,Hyper-V,KVMの場合だけに対応する。

×

Password

監視対象となる物理サーバに接続するためのパスワードに,****(固定)が表示される。このプロパティは変更できない。なお,このプロパティは,監視対象ホストがVMware,Hyper-Vの場合だけに対応する。

×

Domain

監視対象となる物理サーバが所属するドメイン名を指定する。なお,このプロパティは,監視対象ホストがHyper-Vの場合だけに対応する。

×

Private_Key_File

SSH公開鍵方式で使用する秘密鍵ファイルの名前を絶対パスで指定する。なお,このプロパティは,監視対象ホストがKVMまたはPodman環境の場合だけに対応する。

×

(凡例)

−:該当しない

○:表示されて更新できる

●:表示されるが更新できない

×:表示されない

注※1

どちらかのプロパティの値が「Yes」の場合,Storeデータベースに記録されます。

注※2

フォルダ名には,データベースIDを除いたレコードIDが表示されます。各レコードのレコードIDについては,「5. レコード」を参照してください。

注※3

PFM - RM for Virtual Machineで設定された値が表示されます。

注※4

クライアント証明書に問題がある場合,Docker環境が接続を拒否するため,パフォーマンスデータの収集はできません。

注※5

詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のトラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。