付録E.3 リモートエージェントとグループエージェントのプロパティ一覧
PFM - RM for Virtual Machineのリモートエージェントとグループエージェントのプロパティ一覧を次の表に示します。
フォルダ名 |
プロパティ名 |
説明 |
リモートエージェント |
グループエージェント |
||
---|---|---|---|---|---|---|
− |
First Registration Date |
サービスがPFM - Managerに認識された最初の日時が表示される。 |
● |
● |
||
Last Registration Date |
サービスがPFM - Managerに認識された最新の日時が表示される。 |
● |
● |
|||
Data Model Version |
データモデルのバージョンが表示される。 |
● |
● |
|||
Remote Monitoring |
− |
リモートエージェントおよびグループエージェントのプロパティが格納されている。 |
● |
● |
||
Agent Type |
エージェントの種別が表示される。
|
● |
● |
|||
Remote Monitor Name |
PFM - RM for Virtual MachineのサービスIDが表示される。 |
● |
● |
|||
Target Name |
監視対象名が表示される。 |
● |
× |
|||
Target Host |
監視対象ホスト名が表示される。 |
● |
× |
|||
Group Name |
グループ名が表示される。 |
× |
● |
|||
Primary Host |
プライマリホスト名が表示される。 |
× |
● |
|||
Grouping Targets |
集約対象となるTarget Nameの一覧(リスト表示)が表示される。 |
× |
● |
|||
Detail Records |
− |
PDレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。 |
● |
● |
||
Detail Records |
レコードID※2 |
− |
レコードのプロパティが格納される。 |
● |
● |
|
Description |
レコードの説明が表示される。 |
● |
● |
|||
Log※1 |
レコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかが「Yes」または「No」で表示される。この値が「Yes」で,かつCollection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。 |
○ |
○ |
|||
Log(ITSLM)※1 |
JP1/ITSLM - ManagerからレコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかが「Yes」または「No」で表示される。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。 このプロパティは変更できない。 |
● |
● |
|||
Monitoring(ITSLM) |
レコードをJP1/ITSLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/ITSLM - Managerからの設定が「Yes」または「No」で表示される。 このプロパティは変更できない。 |
● |
● |
|||
Collection Interval |
データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。 |
●※3 |
●※3 |
|||
Collection Offset |
データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒を1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なくCollection Intervalと同様の時間となる。 |
●※3 |
●※3 |
|||
Over 10 Sec Collection Time |
履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)※5にだけ表示される。レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうかが「Yes」または「No」で表示される。
このプロパティは変更できない。 |
● |
● |
|||
Realtime Report Data Collection Mode |
リアルタイムレポートの表示モードを指定する。
なお,Over 10 Sec Collection Timeの値が「Yes」のレコードには,一時保存モード(Temporary Log)を指定する必要がある。 |
○ |
○ |
|||
LOGIF |
レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。 PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。 |
●※3 |
●※3 |
|||
Interval Records |
− |
PIレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。 |
● |
● |
||
Interval Records |
レコードID※2 |
− |
レコードのプロパティが格納されている。 |
● |
● |
|
Description |
レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。 |
● |
● |
|||
Log※1 |
レコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかが「Yes」または「No」で表示される。この値が「Yes」で,かつCollection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。 |
○ |
○ |
|||
Log(ITSLM)※1 |
JP1/SLM - ManagerからレコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかが「Yes」または「No」で表示される。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。 このプロパティは変更できない。 |
● |
● |
|||
Monitoring(ITSLM) |
レコードをJP1/SLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/SLM - Managerからの設定が「Yes」または「No」で表示される。 このプロパティは変更できない。 |
● |
● |
|||
Collection Interval |
データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。 |
●※3 |
●※3 |
|||
Collection Offset |
データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒を1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なくCollection Intervalと同様の時間となる。 |
●※3 |
●※3 |
|||
Over 10 Sec Collection Time |
履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)※5にだけ表示される。レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうかが「Yes」または「No」で表示される。
このプロパティは変更できない。 |
● |
● |
|||
Realtime Report Data Collection Mode |
リアルタイムレポートの表示モードを指定する。
なお,Over 10 Sec Collection Timeの値が「Yes」のレコードには,一時保存モード(Temporary Log)を指定する必要がある。 |
○ |
○ |
|||
LOGIF |
レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。 |
●※3 |
●※3 |
|||
Log Records |
− |
PLレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。PFM - RM for Virtual Machineでは使用しない。 |
● |
● |
||
Remote Monitor Configuration |
− |
監視対象固有の設定用プロパティが格納されている。 |
● |
× |
||
Remote Monitor Configuration |
Target |
− |
リモートエージェントのサービスの概要が表示される。 |
● |
× |
|
Target |
監視対象名 |
− |
監視対象の名称が表示される。 |
● |
× |
|
VM_Host |
監視対象の物理サーバのホスト名を指定する。 |
○ |
× |
|||
Security |
|
○ |
× |
|||
Port |
監視対象となる物理サーバとの通信に使用するポート番号を指定する。 VMwareの場合,ポート番号に0を指定したとき,HTTPSのデフォルトポート番号443として設定される。 Virtageの場合,使用するポート番号は623で固定のため,任意に指定できない。ポート番号に623以外を指定した場合も,623として設定される。 KVMの場合,ポート番号に0を指定したとき,SSHのデフォルトポート番号22として設定される。 Docker環境の場合,デフォルトポート番号がないため,0を指定した場合,監視できない。 Podman環境の場合,ポート番号に0を指定したとき,SSHのデフォルトポート番号22として設定される。 |
○ |
× |
|||
UserID |
監視対象となる物理サーバに接続するためのユーザーIDを指定する。なお,このプロパティは,監視対象ホストがVMware,Hyper-V,KVMの場合だけに対応する。 |
○ |
× |
|||
Password |
監視対象となる物理サーバに接続するためのパスワードに,****(固定)が表示される。このプロパティは変更できない。なお,このプロパティは,監視対象ホストがVMware,Hyper-Vの場合だけに対応する。 |
● |
× |
|||
Domain |
監視対象となる物理サーバが所属するドメイン名を指定する。なお,このプロパティは,監視対象ホストがHyper-Vの場合だけに対応する。 |
○ |
× |
|||
Private_Key_File |
SSH公開鍵方式で使用する秘密鍵ファイルの名前を絶対パスで指定する。なお,このプロパティは,監視対象ホストがKVMまたはPodman環境の場合だけに対応する。 |
○ |
× |
- (凡例)
-
−:該当しない
○:表示されて更新できる
●:表示されるが更新できない
×:表示されない
- 注※1
-
どちらかのプロパティの値が「Yes」の場合,Storeデータベースに記録されます。
- 注※2
-
フォルダ名には,データベースIDを除いたレコードIDが表示されます。各レコードのレコードIDについては,「5. レコード」を参照してください。
- 注※3
-
PFM - RM for Virtual Machineで設定された値が表示されます。
- 注※4
-
クライアント証明書に問題がある場合,Docker環境が接続を拒否するため,パフォーマンスデータの収集はできません。
- 注※5
-
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のトラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。