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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Virtual Machine


付録E.2 Remote Monitor Collectorサービスのプロパティ一覧

PFM - RM for Virtual MachineのRemote Monitor Collectorサービスのプロパティ一覧を次の表に示します。

表E‒2 PFM - RM for Virtual MachineのRemote Monitor Collectorサービスのプロパティ一覧

フォルダ名

プロパティ名

説明

First Registration Date

サービスがPFM - Managerに認識された最初の日時が表示される。

Last Registration Date

サービスがPFM - Managerに認識された最新の日時が表示される。

Data Model Version

データモデルのバージョンが表示される。

General

ホスト名やフォルダなどの情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。

Directory

サービスの動作するカレントフォルダ名が表示される。

Host Name

サービスが動作するホスト名が表示される。

Process ID

サービスのプロセスIDが表示される。

Physical Address

IPv6通信機能が無効の場合,サービスが動作するホストのIPアドレスおよびポート番号が表示される。

Physical Address(IPv4)

IPv6通信機能が有効の場合,サービスが動作するホストのIPアドレス(IPv4)が表示されます。

Physical Address(IPv6)

IPv6通信機能が有効の場合,サービスが動作するホストのIPアドレス(IPv6)が表示されます。

Port Number

IPv6通信機能が有効の場合,サービスが動作するポート番号が表示されます。

User Name

サービスプロセスを実行したユーザー名が表示される。

Time Zone

サービスで使用されるタイムゾーンが表示される。

System

サービスが起動されているOSの,OS情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。

CPU Type

CPUの種類が表示される。

Hardware ID

ハードウェアIDが表示される。

OS Type

OSの種類が表示される。

OS Name

OS名が表示される。

OS Version

OSのバージョンが表示される。

Network Services

Performance Management通信共通ライブラリーについての情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。

Build Date

Remote Monitor Collectorサービスの作成日が表示される。

INI File

jpcns.iniファイルの格納フォルダ名が表示される。

Network Services

Service

サービスについての情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。

Description

次の形式でホスト名が表示される。

インスタンス名_ホスト名

Local Service Name

サービスIDが表示される。

Remote Service Name

Remote Monitor Collectorサービスが接続するRemote Monitor StoreサービスのサービスIDが表示される。

EP Service Name

接続先PFM - ManagerホストのCorrelatorサービスのサービスIDが表示される。

AH Service Name

同一ホストにあるAction HandlerサービスのサービスIDが表示される。

JP1 Event Configurations

JP1イベントの発行条件のプロパティが格納されている。

各サービス

Remote Monitor Collectorサービス,Remote Monitor Storeサービス,Action Handlerサービス,およびStatus Serverサービスのリスト項目から「Yes」または「No」を選択し,サービスごとにJP1システムイベントを発行するかどうかを指定する。

JP1 Event Send Host

JP1/Baseの接続先イベントサーバ名を指定する。ただし,Action Handlerサービスと同一マシンの論理ホストまたは物理ホストで動作しているイベントサーバだけ指定できる。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字および「.」「-」で,範囲外の値が指定された場合は,省略されたと仮定する。値が省略された場合は,Action Handlerサービスが動作するホストをイベント発行元ホストとして使用する。「localhost」が指定された場合は,物理ホストが指定されたものと仮定する。

Monitoring Console Host

JP1/IM - Managerのモニター起動でPFM - Web Consoleのブラウザを起動する場合,起動させるPFM - Web Consoleホストを指定する。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字および「.」「-」で,範囲外の値が指定された場合は,省略されたと仮定する。値が省略された場合は,接続先のPFM - Managerホストを仮定する。

Monitoring Console Port

起動するPFM - Web Consoleのポート番号(httpリクエストポート番号)を指定する。指定できる値は1〜65535で,範囲外の値が指定された場合は,省略されたと仮定する。値が省略された場合は,20358が設定される。

Monitoring Console Https

JP1/IM - Managerのモニター起動でPFM - Web Consoleを起動する場合,PFM - Web Consoleにhttpsを使用した暗号化通信で接続するかどうかを指定する。

  • Yes:暗号化通信を使用する

  • No:暗号化通信を使用しない

デフォルトでは「No」が設定される。

JP1 Event Configurations

Alarm

JP1 Event Mode

アラームの状態が変化した時に,JP1システムイベントとJP1ユーザーイベントのどちらのイベントを発行するかを指定する。

  • JP1 User Event:JP1ユーザーイベントを発行する

  • JP1 System Event:JP1システムイベントを発行する

Detail Records

PDレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Detail Records

レコードID※1

レコードのプロパティが格納されている。

Description

レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。

Log

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをRemote Monitor Storeデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

Log(ITSLM)

JP1/SLM - ManagerからレコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかについての設定が「Yes」または「No」で表示される。ここでは,「No」が固定で表示される。

Monitoring(ITSLM)

レコードをJP1/SLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/SLM - Managerでの設定が「Yes」または「No」で表示される。ここでは,「No」が固定で表示される。

Collection Interval

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。

Collection Offset

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。

Over 10 Sec Collection Time

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)※2にだけ表示される。レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうかが「Yes」または「No」で表示される。

  • Yes:10秒以上掛かることがある

  • No:10秒掛からない

このプロパティは変更できない。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]画面で作成した条件式(文字列)が表示される。

Interval Records

PIレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Interval Records

レコードID※1

レコードのプロパティが格納されている。

Description

レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。

Log

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをRemote Monitor Storeデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

Log(ITSLM)

JP1/SLM - ManagerからレコードをPFM - RM for Virtual MachineのStoreデータベースに記録するかどうかについての設定が「Yes」または「No」で表示される。ここでは,「No」が固定で表示される。

Monitoring(ITSLM)

レコードをJP1/SLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/SLM - Managerでの設定が「Yes」または「No」で表示される。ここでは,「No」が固定で表示される。

Collection Interval

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。

Collection Offset

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。

Over 10 Sec Collection Time

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)※2にだけ表示される。レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうかが「Yes」または「No」で表示される。

  • Yes:10秒以上掛かることがある

  • No:10秒掛からない

このプロパティは変更できない。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]画面で作成した条件式(文字列)が表示される。

Log Records

PLレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。PFM - RM for Virtual Machineではこのレコードをサポートしていないため使用しない。

Monitoring Targets

PFM - RM for Virtual Machineで監視する監視対象ホストのプロパティが格納されている。

Monitoring Targets

監視対象名

監視対象の説明が,監視対象の数だけ表示される。

Target Name

監視対象名が表示される。このプロパティは変更できない。

Target Host

監視対象ホスト名が表示される。このプロパティは変更できない。

Health Check Configurations

Health Check for Target Hosts

監視対象ホストへのポーリングをするかどうかを指定する。インスタンス内のすべての監視対象ホストに対して適用される。

Restart Configurations

PFMサービス自動再起動の条件を設定する。PFM - ManagerまたはPFM - Baseが08-50以降の場合に設定できる。PFMサービス自動再起動機能については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。

Restart when Abnormal Status

Status ServerサービスがAction Handlerサービス,Remote Monitor Collectorサービス,およびRemote Monitor Storeサービスの状態を正常に取得できない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。

Restart when Single Service Running

Remote Monitor StoreサービスとRemote Monitor Collectorサービスのどちらかしか起動していない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。

Restart Configurations

Remote Monitor Collector

Auto Restart

Remote Monitor Collectorサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。

Scheduled Restart

Remote Monitor Collectorサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

Remote Monitor Store

Auto Restart

Remote Monitor Storeサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。

Scheduled Restart

Remote Monitor Storeサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

Action Handler

Auto Restart

Action Handlerサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。

Scheduled Restart

Action Handlerサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

ITSLM Connection Configuration

連携するJP1/SLM - Managerに関する情報が表示されます。

ITSLM Connection Configuration

ITSLM Connection

接続先JP1/SLM - Managerに関する情報が表示されます。

ITSLM Host

接続しているJP1/SLM - Managerのホスト名が表示されます。JP1/SLM - Managerと接続していない場合,このプロパティは表示されません。

ITSLM Port

接続しているJP1/SLM - Managerのポート番号が表示されます。JP1/SLM - Managerと接続していない場合,このプロパティは表示されません。

MANAGE ITSLM CONNECTION

JP1/SLM - Managerとの接続を停止するかどうかを設定します。

DISCONNECT ITSLM CONNECTION

接続を停止するJP1/SLM - Managerのホスト名をリスト項目から指定します。リスト項目から「(空文字)」を指定した場合は何もしません。JP1/SLM - Managerと接続していない場合,リスト項目には「(空文字)」だけが表示されます。

Remote Monitor Configuration

PFM - RM for Virtual Machine固有の設定用プロパティが格納されている。

Remote Monitor Configuration

Remote Monitor

Remote Monitor Collectorサービスの概要が表示される。

Product

プロダクトID「8」が表示される。このプロパティは変更できない。

Instance

jpcconf inst setupコマンドで指定したインスタンス名が表示される。このプロパティは変更できない。

VM_Type

監視対象の仮想環境の種類を表示する。このプロパティは変更できない。表示される文字列を次に示す。

  • vmware(VMware ESXまたはVMware ESXiであることを示す)

  • hyperv(Hyper-Vであることを示す)

  • virtage(Virtageであることを示す)

  • kvm(KVMであることを示す)

  • docker(Docker環境であることを示す)

  • podman(Podman環境であることを示す)

Interval

収集プロセスの収集間隔を指定する。このプロパティは変更できる。

Offset

収集を開始するオフセット値を指定する。このプロパティは変更できる。

Std_Category

収集プロセスで基本的な情報(PI,VI,VMレコード)を性能情報一時ファイルに出力するかどうかを指定する。このプロパティは変更できる。

Cpu_Category

収集プロセスでCPU情報(HCI,VCIレコード)を性能情報一時ファイルに出力するかどうかを指定する。このプロパティは変更できる。

Memory_Category

収集プロセスでメモリー情報(HMI,VMIレコード)を性能情報一時ファイルに出力するかどうかを指定する。このプロパティは変更できる。

Disk_Category

収集プロセスでディスク情報(HPDI,VPDI,HLDI,VLDIレコード)を性能情報一時ファイルに出力するかどうかを指定する。このプロパティは変更できる。

Network_Category

収集プロセスでネットワーク情報(HNI,VNIレコード)を性能情報一時ファイルに出力するかどうかを指定する。このプロパティは変更できる。

HostUserID

PFM - RMホストのユーザーIDが表示される。このプロパティは変更できる。

HostPassword

****(固定)が表示される。このプロパティは変更できない。

HostDomain

PFM - RMホストのドメイン名が表示される。このプロパティは変更できる。

SSH_Type

インスタンス環境の設定時に「SSH_Type」に指定した値が表示される。このプロパティは変更できない。

SSH_Client

SSH_Typeで指定したSSHクライアント(PuTTYまたはOpenSSH)の実行モジュール(plink.exeまたはssh.exe)を絶対パスで指定する。このプロパティは変更できる。

Log_Size

収集ログの1ファイルの最大サイズを指定する(単位:メガバイト)。このプロパティは変更できる。

UseVcpuMax

CPUリソースクロック周波数を,仮想マシンに割り当てた周波数とするか,物理CPUの周波数とするかを指定します。このプロパティは変更できる。

(凡例)

−:該当しない

注※1

フォルダ名には,データベースIDを除いたレコードIDが表示されます。各レコードのレコードIDについては,「5. レコード」を参照してください。

注※2

詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のトラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。