Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform


Processor Overview(PI_CPU)

〈このページの構成〉

機能

Processor Overview(PI_CPU)レコードには,監視対象ホストのプロセッサについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

注意事項

  • 監視対象ホストへの接続に失敗した場合,情報を収集できません。

  • Windows環境でこのレコードを収集する場合,マルチプロセッサ環境で,ID(ID)フィールドが「_Total」で示される次のフィールドの最大値は「100」になります。

    • CPU %(CPU_PERCENT)

    • System %(SYSTEM_PERCENT)

    • User %(USER_PERCENT)

  • PFM - RMホストのOSが64ビットのWindowsで,監視対象ホストのOSが64ビットのWindowsの場合,取得できるCPU情報は最大で32個分までです。

  • 監視対象ホストのOSがAIXでrootユーザー以外のユーザーで情報を収集する場合,そのユーザーがadmグループとsystemグループのどちらにも所属していないときは,次のフィールドには0が表示されます。

    • CPU %(CPU_PERCENT)

    • Idle %(IDLE_PERCENT)

    • System %(SYSTEM_PERCENT)

    • User %(USER_PERCENT)

    • Wait %(WAIT_PERCENT)

    • Ext1(EXT1)

    • Ext2(EXT2)

  • 監視対象ホストのOSがAIX V6.1以降のWorkload Partition(WPAR)環境の場合,次のフィールドには,0が表示されます。

    • CPU %(CPU_PERCENT)

    • Idle %(IDLE_PERCENT)

    • System %(SYSTEM_PERCENT)

    • User %(USER_PERCENT)

    • Wait %(WAIT_PERCENT)

    • Ext1(EXT1)

    • Ext2(EXT2)

  • 監視対象の設定でTargetTypeに「icmp」を設定している場合,情報は収集されません。

  • 監視対象ホストのOSがSolarisで,PFM - RM for Platformが性能情報を収集しているときに監視対象のCPUの構成変更が行われた場合,PI_CPUレコードは収集されません。また,PIレコードの次のフィールドが0になります。

    • Active CPUs

    • CPU %

    • Idle %

    • System %

    • User %

    • Wait %

    • Interrupt Counts/sec

    この事象が発生した場合,次回の収集のタイミングで正しい性能情報が修正されるようになりますので対処は不要です。

    注※

    CPUの構成変更が行われた場合とは,次のコマンドを実行して出力結果に「<<pset created: n>>」などのメッセージが出力された場合のことをいいます。

    mpstat -p 5 2

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

300

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

Realtime Report Data Collection Mode

Reschedule

(凡例)

○:変更できます

×:変更できません

ODBCキーフィールド

PI_CPU_ID

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名

(PFM-Manager名)

説明

要約ルール

グループ化ルール

形式

デルタ

サポート対象外

Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード名。常に「CPU」。

COPY

COPY

char(8)

No

Record Time(RECORD_TIME)

レコードが作成された時刻。

COPY

COPY

time_t

No

Interval(INTERVAL)

レコードが格納された収集間隔の時間。(単位:秒)

履歴レポートで要約した場合,最後に格納した値を表示する。

COPY

FIXED

ulong

No

VA DeviceID(VADEVICEID)

監視対象ホストのデバイスID。

COPY

COPY

string(256)

No

Target Host(TARGET_HOST)

監視対象ホスト名。

COPY

FIXED

string(33)

No

Polling Time(POLLING_TIME)

PFM - RMホスト上での性能情報収集時刻。

COPY

FIXED

string(32)

No

Target Host Time(TARGET_HOST_TIME)

監視対象ホスト上での性能情報収集時刻。

COPY

FIXED

string(32)

No

ID(ID)

プロセッサの識別子。

COPY

COPY

string(256)

No

CPU %(CPU_PERCENT)

プロセッサのCPU使用率。(単位:%)

HILO

AVG

double

No

Idle %(IDLE_PERCENT)

プロセッサがアイドル状態だった時間の割合。(単位:%)

HILO

AVG

double

No

Interrupt Counts/sec(INTERRUPT_COUNTS_PER_SEC)

Windowsの場合:

プロセッサが,ハードウェア(システムクロック,マウス,ディスクドライバ,データ通信ライン,NIC,その他周辺機器などの割り込みが発生するデバイス)割り込みを受信処理した頻度。(単位:回数/秒)

DPC(遅延プロシージャ呼び出し)割り込みは含まれない。通常,システムの活動状況がない状態で,このフィールドが大幅に増加している状態の場合,低速なデバイスが存在するなどのハードウェアの問題を示す。

UNIXの場合:

割り込みが発生した頻度。(単位:回数/秒)

HILO

AVG

double

No

HP-UX

System %(SYSTEM_PERCENT)

カーネルモードで実行したプロセッサの使用率。(単位:%)

HILO

AVG

double

No

User %(USER_PERCENT)

ユーザーモードで実行したプロセッサの使用率。(単位:%)

HILO

AVG

double

No

Wait %(WAIT_PERCENT)

I/O待ちの状態だった時間の割合。(単位:%)

HILO

AVG

double

No

Windows

Ext1(EXT1)

拡張フィールド1。

HILO

AVG

double

No

Windows,HP-UX,Solaris

Ext2(EXT2)

拡張フィールド2。

HILO

AVG

double

No

Windows,HP-UX,Solaris

(凡例)

−:監視対象ホストのOSはすべてサポート対象です

注※

このフィールドは,運用上使用しません。