Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform


Physical Disk Overview(PI_PDSK)

〈このページの構成〉

機能

Physical Disk Overview(PI_PDSK)レコードには,監視対象ホストの物理ディスクについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

注意事項

  • 監視対象ホストへの接続に失敗した場合,情報を収集できません。

  • Windows環境でこのレコードを収集する場合,次の点に注意してください。

    • セキュリティの設定によって,ID(ID)フィールドに対応するディスクボリュームにアクセスできない場合,このディスクボリュームのレコードは作成されません。ディスクボリュームのレコードを作成するには,監視対象の設定で,Userに設定したユーザーアカウントでディスクボリュームにアクセスできるように,セキュリティを設定してください。

    • ディスクボリュームのドライブ文字またはドライブパスを変更した場合,変更した監視対象のWMIサービスを再起動してください。監視対象のWMIサービスを再起動しないでレコードを収集すると,そのディスクボリュームのレコードが収集されないことがあります。また,レコードが収集されたとしてもID(ID)フィールドには変更前のディスクボリューム名が表示されることがあります。

  • 監視対象ホストのOSがAIXの場合,次に示すどちらかのユーザーでなければこのレコードの情報は収集できません。

    • rootユーザー

    • admグループとsystemグループの両方に所属するユーザー

  • 監視対象ホストのOSがAIXの場合,rendevコマンドなど使ってデバイス名を変更すると,変更前とは別のインスタンスとしてパフォーマンスデータが収集されます。

  • 監視対象ホストのOSがAIX V6.1以降のWorkload Partition(WPAR)環境の場合,このレコードの情報は収集できません。

  • 監視対象の設定でTargetTypeに「icmp」を設定している場合,情報は収集されません。

  • 監視対象ホストのOSがSolarisで,PFM - RM for Platformが性能情報を収集しているときに監視対象のディスクの構成変更が行われた場合,PI_PDSKレコードは収集されません。

    注※

    ディスクの構成変更が行われた場合とは,次のコマンドを実行して出力結果に「<<device added: xxxx>>」などのメッセージが出力された場合のことをいいます。

    iostat -x 5 2

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

300

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

Realtime Report Data Collection Mode

Reschedule

(凡例)

○:変更できます

×:変更できません

ODBCキーフィールド

PI_PDSK_ID

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名

(PFM-Manager名)

説明

要約ルール

グループ化ルール

形式

デルタ

サポート対象外

Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード名。常に「PDSK」。

COPY

COPY

char(8)

No

Record Time(RECORD_TIME)

レコードが作成された時刻。

COPY

COPY

time_t

No

Interval(INTERVAL)

レコードが格納された収集間隔の時間。(単位:秒)

履歴レポートで要約した場合,最後に格納した値を表示する。

COPY

FIXED

ulong

No

VA DeviceID(VADEVICEID)

監視対象ホストのデバイスID。

COPY

COPY

string(256)

No

Target Host(TARGET_HOST)

監視対象ホスト名。

COPY

FIXED

string(33)

No

Polling Time(POLLING_TIME)

PFM - RMホスト上での性能情報収集時刻。

COPY

FIXED

string(32)

No

Target Host Time(TARGET_HOST_TIME)

監視対象ホスト上での性能情報収集時刻。

COPY

FIXED

string(32)

No

ID(ID)

Windowsの場合:

物理ディスク番号。

UNIXの場合:

デバイス名。

COPY

COPY

string(256)

No

Avg Disk Time(AVG_DISK_TIME)

ディスクI/Oの平均動作時間。(単位:秒)

HILO

AVG

double

No

Busy %(BUSY_PERCENT)

読み込みおよび書き込み要求の処理でディスクがビジーだった経過時間の割合。(単位:%)

UNIXの場合は,デバイスに対する処理が連続で実行されるときに「100」を超えることがあります。

HILO

AVG

double

No

Read MBytes/sec(READ_MBYTES_PER_SEC)

読み込み処理中にディスクにデータが転送される速度。(単位:メガバイト/秒)

HILO

AVG

double

No

AIX,HP-UX

Write MBytes/sec(WRITE_MBYTES_PER_SEC)

書き込み処理中にディスクにデータが転送される速度。(単位:メガバイト/秒)

HILO

AVG

double

No

AIX,HP-UX

Total MBytes/sec(TOTAL_MBYTES_PER_SEC)

読み込みおよび書き込み処理中にディスク間でデータが転送される速度。(単位:メガバイト/秒)

HILO

AVG

double

No

Read Counts/sec(READ_COUNTS_PER_SEC)

ディスクへの読み込み処理の速度。(単位:回数/秒)

HILO

AVG

double

No

AIX,HP-UX

Write Counts/sec(WRITE_COUNTS_PER_SEC)

ディスクへの書き込み処理の速度。(単位:回数/秒)

HILO

AVG

double

No

AIX,HP-UX

Total Counts/sec(TOTAL_COUNTS_PER_SEC)

ディスクへの読み込みおよび書き込み処理の速度。(単位:回数/秒)

HILO

AVG

double

No

Queue Length(QUEUE_LENGTH)

Windowsの場合:

ディスクのキューに入った読み込みおよび書き込み要求数の平均値。

UNIXの場合:

デバイスのキュー長。1秒間のI/Oの処理量を1とする。

HILO

AVG

double

No

Ext1(EXT1)

拡張フィールド1。

HILO

AVG

double

No

すべて

Ext2(EXT2)

拡張フィールド2。

HILO

AVG

double

No

すべて

(凡例)

−:監視対象ホストのOSはすべてサポート対象です

すべて:監視対象ホストのOSのすべてがサポート対象外です

注※

このフィールドは,運用上使用しません。