4.1.11 コマンドで監視対象の設定を削除する
コマンドで監視対象の設定を削除する流れを次に示します。
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削除するアプリケーション定義の定義名を確認する
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アラームテーブルをアンバインドする
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アプリケーション定義を削除する
ここで使用する,jpcmkkeyコマンド,jpcprocdef listコマンド,jpctool alarm unbindコマンド,およびjpcprocdef deleteコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
サービスIDは,インスタンス名,監視対象名,PFM - RMホスト名などの条件によって異なります。例えば,インスタンス名が「inst1」,監視対象名が「targethost1」,PFM - RMホスト名が「lhost1」の場合,サービスIDは「7A1inst1[targethost1@lhost1]」となります。サービスIDの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録に記載されている命名規則を参照してください。
(1) 認証用キーファイルの作成
PFM - Web Consoleがインストールされているホストで,jpcmkkeyコマンドを実行して,認証用キーファイルを作成します。
すでに認証用キーファイルを作成している場合は,この手順は不要です。
コマンド実行時のログイン認証に使用するユーザー名を「ADMINISTRATOR」,パスワードを「xxxxx」として,認証用のキーファイルを作成する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcmkkey -user "ADMINISTRATOR" -password "xxxxx"
(2) 削除するアプリケーション定義の定義名を確認する
jpcprocdef listコマンドを実行して,監視エージェントで定義されているアプリケーション定義の一覧から,削除したいアプリケーション定義の定義名を確認できます。
jpcprocdef listコマンドは,PFM - Web Consoleがインストールされているホストにログインして実行します。jpcprocdef listコマンドの指定例を次に示します。
jpcprocdef list -agent サービスID
(3) アラームテーブルをアンバインドする
jpctool alarm unbindコマンドを実行して,監視エージェントにバインドされているアラームテーブルをアンバインドして,監視を停止します。
jpctool alarm unbindコマンドは,PFM - Managerがインストールされているホストにログインして実行します。
すでに,アラームテーブルをアンバインドしている場合は,監視対象の設定を削除するたびにアンバインドする必要はありません。
PFM RM Platform Template Alarms [APP] 09.10のアラームテーブルをアンバインドする場合のjpctool alarm unbindコマンドの指定例を次に示します。
jpctool alarm unbind -key RMPlatform -table "PFM RM Platform Template Alarms [APP] 09.10" -id サービスID
(4) アプリケーション定義を削除する
jpcprocdef deleteコマンドを実行して,アプリケーション定義を削除します。
jpcprocdef deleteコマンドは,PFM - Web Consoleがインストールされているホストにログインして実行します。
jpcprocdef deleteコマンドでは,1つのエージェントに対してアプリケーション定義を削除できます。複数のエージェントに対してアプリケーション定義を削除する場合は,バッチ処理によって,コマンドを繰り返し実行してください。
jpcprocdef deleteコマンドで,アプリケーション定義「application5」を削除する指定例を次に示します。
jpcprocdef delete -agent サービスID -name "application5"