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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


jpcwras

〈このページの構成〉

形式

jpcwras      ディレクトリ名

機能

jpcwrasコマンドは,PFM - Web Consoleの資料を採取するコマンドです。PFM - Web Consoleの実行中にトラブルが発生した場合に使用します。このコマンドを実行して採取した資料は,指定したディレクトリに格納されます。

トラブルが発生した場合,このコマンドで採取できる資料以外にも必要な資料があります。トラブル発生時に採取が必要な資料については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。

コマンドを実行できるホスト

PFM - Web Console

実行権限

Windowsの場合

Administrators権限を持つユーザー

UNIXの場合

rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合

/opt/jp1pcwebcon/tools/

引数

ディレクトリ名

採取した資料を格納するディレクトリ名を指定します。ディレクトリ名は,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。

: / \

ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。「"」で囲まない場合は,半角空白文字までを指定ディレクトリとします。

次の記号を指定する場合は,コマンドプロンプトで解析されるのを防ぐため,「"」で囲んで指定してください。

^ ( ) `

このオプションには,フロッピーディスクなどリムーバブルメディアのディレクトリ名を指定しないでください。

注意事項

戻り値

0

正常終了した。

1

コマンドラインの形式が不正である。

2

コマンドの実行権限がない。

3

書き込みエラーである。

5

出力先ディレクトリが空でない。

7

メモリー不足である。

8

予期しないエラーが発生した。

使用例

すべての資料を採取し,c:\tmp\jpcwrasフォルダに格納する場合のコマンド実行例を次に示します。

jpcwras  c:\tmp\jpcwras