Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


jpcnodecount

〈このページの構成〉

形式

jpcnodecount    [-h 論理ホスト名][-i インスタンス名] | [-m]
                -p サービスキー

機能

jpcnodecountコマンドは,PFM - ManagerまたはPFM - RMの管理ノードをカウントし,その数を標準出力に出力するコマンドです。

コマンドを実行できるホスト

実行権限

Windowsの場合

Administrators権限を持つユーザー(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合

rootユーザー権限を持つユーザー(uid=0のユーザー)

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合

/opt/jp1pc/tools/

引数

-h 論理ホスト名

管理ノードをカウントする論理ホストの論理ホスト名を指定します。指定した論理ホスト分の管理ノードを出力します。このオプションを省略した場合は,物理ホスト分の管理ノードを出力します。

なお,-mオプションとは同時に指定できません。

待機系ノードでこのオプションを指定すると,エラーになります。

-i インスタンス名

管理ノードをカウントするインスタンスのインスタンス名を指定します。このオプションを省略した場合は,すべてのインスタンスが対象となります。

なお,-mオプションとは同時に指定できません。

-m

  • PFM - Managerでコマンドを実行した場合にこのオプションを指定すると,物理ホストまたは論理ホストにあるPFM - Managerの管理ノード数の合計を出力します。

    PFM - Managerがクラスタシステムでの運用時,実行系ノードでコマンドを実行した場合

    物理ホストまたは論理ホストにあるPFM - Managerの管理ノード数の合計を出力します。

    PFM - Managerがクラスタシステムでの運用時,待機系ノードでコマンドを実行した場合

    物理ホストにあるPFM - Managerの管理ノード数の合計を出力します。

  • PFM - RMでコマンドを実行した場合にこのオプションを指定すると,実行したOSにあるすべての論理ホスト,および物理ホスト上にあるPFM - RMの管理ノード数の合計を出力します。

-hオプションまたは-iオプションとは同時に指定できません。

-p サービスキー

管理ノード数をカウントするサービスのサービスキー名を指定します。プロダクト名表示機能が有効な場合はプロダクト名でも指定できます。指定できるサービスキーの例を次に示します。

mgrまたはManager:PFM - Managerのサービス

PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスのサービスキーについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,命名規則について説明している個所を参照してください。

注意事項

-pオプションでPFM - Managerのサービスを指定する場合,次の点に注意してください。

カウント対象となる管理ノードについて

jpcnodecountコマンドでカウントされる管理ノードは,コマンドを実行するホストによって異なります。

PFM - Managerでjpcnodecountコマンドを実行した場合にカウント対象となる管理ノード
  • jpcnodecountコマンドを実行したManagerホストを接続先Managerとして設定しているエージェントを,ホスト単位でカウントする。

    1つのホストに該当するエージェントが複数インストールされていても,管理ノード数は1とカウントします。

  • 接続先Managerとして自ホストを設定している場合は1とカウントする。

  • 監視二重化の環境でプライマリーとセカンダリーに,それぞれエージェントがインストールされている場合は,自ホストを1つ,プライマリーまたはセカンダリーを1つとカウントする。

    [図データ]

PFM - RMでjpcnodecountコマンドを実行した場合にカウント対象となる管理ノード

PFM - RMでjpcnodecountコマンドを実行すると,PFM - RMに設定されている監視対象がカウント対象となります。この場合の監視対象とは,PFM - RMのインスタンスに設定されている監視対象を指します。

[図データ]

戻り値

0

正常終了した。

4

ユーザーによって処理が中止された。

43

コマンドが実行中である。

84

コマンドの引数が不正である。

85

コマンドの実行権限がない。

86

PFM - ManagerまたはPFM - RMに接続できない。

指定された論理ホスト名がセットアップされていない。

論理ホストのPFM - Managerで,物理ホストを指定した。

指定されたインスタンスはセットアップされていない。

指定されたサービスキーがない。

クラスタの共有ディスクにアクセスできない(待機系で実行した場合)。

127

内部エラー。

Performance Managementの環境が不正である。

メモリーが不足している。

ディスク容量が不足している。

ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。

使用例1

PFM - Managerの管理ノード数をカウントする

> jpcnodecount -p mgr
10

使用例2

PFM - RM for Platformの管理ノード数をカウントする

> jpcnodecount -p agt7
250

使用例3

PFM - RM for Platform(インスタンス名:inst01)の管理ノード数をカウントする

> jpcnodecount -i inst01 -p agt7
50

使用例4

PFM - RM for Platform(論理ホスト名:lhost01)の管理ノード数をカウントする

> jpcnodecount -h lhost01 -p agt7
100

使用例5

PFM - RM for Platform(物理ホストおよび論理ホストの合計)の管理ノード数をカウントする
 
> jpcnodecount -m -p agt7
500

使用例6

PFM - RM for Platformの環境(物理ホストのインスタンス:inst01および論理ホスト:lhost01にあるインスタンス:linst01)の論理ホストのインスタンスlinst01の管理ノード数だけをカウントする

> jpcnodecount -h lhost01 -i linst01 -p agt7
500