jpcnodecount
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形式
jpcnodecount [-h 論理ホスト名][-i インスタンス名] | [-m] -p サービスキー
機能
jpcnodecountコマンドは,PFM - ManagerまたはPFM - RMの管理ノードをカウントし,その数を標準出力に出力するコマンドです。
コマンドを実行できるホスト
-
PFM - Manager
-
PFM - RM
実行権限
- Windowsの場合
-
Administrators権限を持つユーザー(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
- UNIXの場合
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rootユーザー権限を持つユーザー(uid=0のユーザー)
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1pc/tools/
引数
-h 論理ホスト名
管理ノードをカウントする論理ホストの論理ホスト名を指定します。指定した論理ホスト分の管理ノードを出力します。このオプションを省略した場合は,物理ホスト分の管理ノードを出力します。
なお,-mオプションとは同時に指定できません。
待機系ノードでこのオプションを指定すると,エラーになります。
-i インスタンス名
管理ノードをカウントするインスタンスのインスタンス名を指定します。このオプションを省略した場合は,すべてのインスタンスが対象となります。
なお,-mオプションとは同時に指定できません。
-m
-
PFM - Managerでコマンドを実行した場合にこのオプションを指定すると,物理ホストまたは論理ホストにあるPFM - Managerの管理ノード数の合計を出力します。
- PFM - Managerがクラスタシステムでの運用時,実行系ノードでコマンドを実行した場合
-
物理ホストまたは論理ホストにあるPFM - Managerの管理ノード数の合計を出力します。
- PFM - Managerがクラスタシステムでの運用時,待機系ノードでコマンドを実行した場合
-
物理ホストにあるPFM - Managerの管理ノード数の合計を出力します。
-
PFM - RMでコマンドを実行した場合にこのオプションを指定すると,実行したOSにあるすべての論理ホスト,および物理ホスト上にあるPFM - RMの管理ノード数の合計を出力します。
-hオプションまたは-iオプションとは同時に指定できません。
-p サービスキー
管理ノード数をカウントするサービスのサービスキー名を指定します。プロダクト名表示機能が有効な場合はプロダクト名でも指定できます。指定できるサービスキーの例を次に示します。
mgrまたはManager:PFM - Managerのサービス
PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスのサービスキーについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,命名規則について説明している個所を参照してください。
注意事項
-pオプションでPFM - Managerのサービスを指定する場合,次の点に注意してください。
-
一度も起動していない,またはPFM - Managerと接続が成功していないPFM - AgentおよびPFM - RM(インスタンス,ターゲット)はカウント対象外になります。
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PFM - Managerと接続している監視対象をアンインストールまたはアンセットアップした場合は,PFM - Managerホスト上でjpctool service deleteコマンドおよびjpctool service syncコマンドを実行してサービス情報を削除してください。サービス情報が削除されるまでは,カウント対象に含まれます。
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監視二重化の環境で-pオプションを指定する場合は,プライマリーで実行することをお勧めします。マシンがプライマリーかセカンダリーかを判別するコマンドについては「jpcconf mgrhost display」コマンドを参照してください。
カウント対象となる管理ノードについて
jpcnodecountコマンドでカウントされる管理ノードは,コマンドを実行するホストによって異なります。
- PFM - Managerでjpcnodecountコマンドを実行した場合にカウント対象となる管理ノード
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jpcnodecountコマンドを実行したManagerホストを接続先Managerとして設定しているエージェントを,ホスト単位でカウントする。
1つのホストに該当するエージェントが複数インストールされていても,管理ノード数は1とカウントします。
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接続先Managerとして自ホストを設定している場合は1とカウントする。
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監視二重化の環境でプライマリーとセカンダリーに,それぞれエージェントがインストールされている場合は,自ホストを1つ,プライマリーまたはセカンダリーを1つとカウントする。
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- PFM - RMでjpcnodecountコマンドを実行した場合にカウント対象となる管理ノード
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PFM - RMでjpcnodecountコマンドを実行すると,PFM - RMに設定されている監視対象がカウント対象となります。この場合の監視対象とは,PFM - RMのインスタンスに設定されている監視対象を指します。
戻り値
0 |
正常終了した。 |
4 |
ユーザーによって処理が中止された。 |
43 |
コマンドが実行中である。 |
84 |
コマンドの引数が不正である。 |
85 |
コマンドの実行権限がない。 |
86 |
PFM - ManagerまたはPFM - RMに接続できない。 |
指定された論理ホスト名がセットアップされていない。 |
|
論理ホストのPFM - Managerで,物理ホストを指定した。 |
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指定されたインスタンスはセットアップされていない。 |
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指定されたサービスキーがない。 |
|
クラスタの共有ディスクにアクセスできない(待機系で実行した場合)。 |
|
127 |
内部エラー。 |
Performance Managementの環境が不正である。 |
|
メモリーが不足している。 |
|
ディスク容量が不足している。 |
|
ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。 |
使用例1
PFM - Managerの管理ノード数をカウントする
> jpcnodecount -p mgr 10
使用例2
PFM - RM for Platformの管理ノード数をカウントする
> jpcnodecount -p agt7 250
使用例3
PFM - RM for Platform(インスタンス名:inst01)の管理ノード数をカウントする
> jpcnodecount -i inst01 -p agt7 50
使用例4
PFM - RM for Platform(論理ホスト名:lhost01)の管理ノード数をカウントする
> jpcnodecount -h lhost01 -p agt7 100
使用例5
PFM - RM for Platform(物理ホストおよび論理ホストの合計)の管理ノード数をカウントする > jpcnodecount -m -p agt7 500
使用例6
PFM - RM for Platformの環境(物理ホストのインスタンス:inst01および論理ホスト:lhost01にあるインスタンス:linst01)の論理ホストのインスタンスlinst01の管理ノード数だけをカウントする
> jpcnodecount -h lhost01 -i linst01 -p agt7 500