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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


1.6.3 [編集]画面

選択した複合レポートの表示方法を変更する画面です。この画面は,[ブックマーク階層]画面で複合ブックマークを選択し,メソッドフレームで[編集]メソッドを選択すると表示されます。

[編集]画面の表示例を次の図に示します。

図1‒101 [編集]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[OK]ボタン

設定した内容を確定し,インフォメーションフレームをクリアします。

[キャンセル]ボタン

操作を中止し,インフォメーションフレームをクリアします。

[レポート表示期間の設定]

レポートの表示期間について設定できます。

[表示時に指定]

[複合レポート]画面を表示したときに,[レポートの表示設定]タブをデフォルトで表示したい場合にチェックします。

この項目は,[対象期間]で「レポートの表示時に指定」を選択した場合は非活性となります。

[対象期間]

複合レポートに表示させるパフォーマンスデータの対象期間をプルダウンメニューから選択します。デフォルトは「レポートの表示時に指定」です。

選択できる値を次に示します。

  • [レポートの表示時に指定]

  • [過去1時間以内]

  • [過去1日(24時間)以内]

  • [過去7日以内]

  • [過去1ヶ月以内]

  • [過去1年以内]

[レポート間隔]

レポートの表示間隔を設定します。

この項目を設定すると,指定した期間内で平均化(要約)された値がレポートに表示されます。

選択できる値を次に示します。

  • [分]:1分間隔でレポートを表示

  • [時]:1時間間隔でレポートを表示

  • [日]:1日間隔でレポートを表示

  • [週]:1週間間隔でレポートを表示

  • [月]:1か月間隔でレポートを表示

  • [年]:1年間隔でレポートを表示

なお,対象期間を変更すると,それに対応したレポート間隔が自動的に設定されます。

[グラフ表示の設定]

グラフのタイトル,レポートのX軸の見出しとして表示させる文字列およびグラフオプションを設定します。

[グラフタイトルとラベル]
[グラフタイトル]

複合ブックマークで設定されたグラフのタイトルとして使用する名称を,0〜64文字の全角または半角文字で指定します。

[X軸ラベル]

レポートのX軸の見出しとなる文字列を0〜40文字の全角または半角文字で指定します。

[グラフオプション]
[3Dで表示する]

グラフを立体的に表示させる場合にチェックします。

[グリッドを表示する]

グラフ上にグリッドを表示させる場合にチェックします。

グリッドは,複合レポートで表示される最も小さい番号の系列グループについてだけ表示されます。

[オートラベルを表示する]

グラフ上のプロットにマウスカーソルを重ねたときに,対応するデータの値をツールチップで表示させる場合にチェックします。

[系列グループの設定]

複合ブックマークに登録されたレポートをグラフとして表示させる形式について設定します。設定項目を次に示します。

[登録レポート一覧]

複合ブックマークに登録されているレポートまたはベースラインが表示されます。

系列グループとして表示させたい登録レポートまたはベースラインを選択し,[図データ]ボタンおよび[図データ]ボタンを使って[表示対象]に移動させます。

登録レポートの場合は,登録レポート名が昇順で表示されます。

また,ベースラインの場合はすべての登録レポート表示後に,ベースライン名が昇順で表示されます。

[登録レポート一覧]に表示される登録レポートまたはベースラインは,グラフには表示されません。

[図データ]ボタン

[登録レポート一覧]で選択した登録レポートまたはベースラインを[表示対象]に追加します。

[図データ]ボタン

[表示対象]で選択した登録レポートまたはベースラインを[登録レポート一覧]に戻します。

[系列グループ]

複合ブックマークに登録したレポートを分類するために,プルダウンメニューから系列グループを選択します。デフォルトは「系列グループ1」で,最大5つの系列グループが利用できます。

[表示対象]

[登録レポート一覧]から選択した登録レポートまたはベースラインが一覧で表示されます。順番を入れ替えたい場合は,[図データ]ボタンおよび[図データ]ボタンを使用します。

なお,[表示対象]に1つ以上の登録レポートまたはベースラインが設定されていない場合は,[系列グループ]で指定した複合レポートのグラフとして表示されません。

注意

[登録レポート一覧]と[表示対象]は固定幅のテキストエリアのため,登録レポート名とベースライン名が長い文字列の場合は,すべてを参照できないことがあります。この場合は,左側のナビゲーションツリーの表示と対応しながら確認してください。また,[登録レポート一覧]の表示順は,ナビゲーションツリーと同じになります。

[図データ]ボタン

[表示対象]で選択した登録レポートまたはベースラインを,1つ上に移動します。複数の登録レポートまたはベースラインを同時に移動することもできます。

[図データ]ボタン

[表示対象]で選択した登録レポートまたはベースラインを,1つ下に移動します。複数の登録レポートまたはベースラインを同時に移動することもできます。

[グラフ種類]

指定する系列グループごとに表示するグラフの種類を選択します。

選択できるグラフの種類を次に示します。デフォルトは「折れ線」です。

  • 集合縦棒

    系列グループに設定した登録レポートの,全フィールドのデータが時系列に縦棒グラフとして表示します。

  • 積み上げ縦棒

    系列グループに設定した登録レポートの,全フィールドのデータを時系列に積み重ねて縦棒グラフとして表示します。

  • 折れ線

    系列グループに設定した登録レポートの,全フィールドのデータを時系列に折れ線グラフとして表示します。

  • 系列グループに設定した登録レポートの,全フィールドのデータの変化を時系列に面グラフとして表示します。

  • 積み上げ面

    系列グループに設定した登録レポートの,全フィールドのデータを時系列に積み重ねた面グラフとして表示します。

注※

「集合縦棒」および「積み上げ縦棒」を3Dで表示するときは,[グラフオプション]で[3Dで表示する]を選択します。そのときは次の条件を満たすようにしてください。条件を満たしていないと,3Dで表示したとき,正しく描画されないことがあります。

  • 表示対象の系列グループの「グラフ種類」が,次に示すどれかの組み合わせであること。

    ・「集合縦棒/積み上げ縦棒」の1系列だけ

    ・「集合縦棒/積み上げ縦棒」と「折れ線」の2系列

    ・「集合縦棒/積み上げ縦棒」と「面/積み上げ面」の2系列

[系列グループ名]

凡例のタイトルおよびY軸の見出しとして表示されます。系列グループ名は,0〜40文字の全角または半角文字で指定します。

[系列グループのY軸を手動で設定する]

指定された系列グループのY軸を手動で設定する場合にチェックします。この項目をチェックしている場合は,系列グループのY軸の[最大値]および[最小値]が指定できます。

[最大値]

[系列グループのY軸を手動で設定する]をチェックしている場合に活性化されます。指定した系列グループの,グラフY軸の最大値となる任意の値を指定します。

[最小値]

[系列グループのY軸を手動で設定する]をチェックしている場合に活性化されます。指定した系列グループの,グラフY軸の最小値となる任意の値を指定します。

[Y軸の表示位置]

指定した系列グループのY軸を表示する位置を指定します。デフォルトは[左側]です。

[左側]

系列グループのY軸をグラフの左側に表示します。

[右側]

系列グループのY軸をグラフの右側に表示します。

〈この項の構成〉

(1) 複合レポートのグラフの描画順

(2) 複合レポートのグラフの横軸(X軸)と縦軸(Y軸)

(3) 複合レポートのフィールド数

(4) 複合レポートの系列グループの設定

(5) 複合レポートのベースライン表示期間

(6) 複合レポートのグラフタイトルの長さ

グラフタイトルに表示できる文字数は,全角,半角ともに64文字までです。ただし,グラフ倍率が100%の場合に,全角で61文字以上のグラフタイトルを表示すると,改行されることがあります。半角の場合は改行されません。

(7) 複合レポートでPDレコードタイプのレコードを表示する場合の注意事項

PFM - Web Console 09-50以降で,PDレコードタイプのレコードを複合レポートの集合縦棒または積み上げ縦棒グラフで表示させる場合,次の現象が発生することがあります。

このため,PFM - Web Console 09-50以降で,PDレコードタイプのレコードを複合レポートで表示させる場合は,折れ線グラフにすることをお勧めします。